野良犬の塒
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押井守最新情報 2002年下半期

2002/12/31

2002年最後の情報。もう少し早くたれ込まれていたのだが、ありあけ漫画祭りで掲載が遅れていました。
というわけでイギリスでアヴァロンが公開された。公式サイトはこちらで、日本で知られているのとは違う編集の予告編が公開されている。とにかく「攻殻の押井守」というのを全面に出している(というより、それ以外の情報は排除された)予告編だ。
そしてGuardian UnlimitedのレヴューShadows on the Wallのレヴュー。好意的に評価している人も「興行的には成功しない」と冷静な見方だ。(情報提供 SLR氏)

2002/12/26

昨日のイヴェント情報について押井守公式サイトで、情報掲載がフライングだったという「情報掲載についてのおわび」というメッセージが掲示されている。連絡不足か行き違いにより、まだ確定していないため非公開にしておく筈の情報が出てしまったようだ。
しかし一度出てしまったものを隠すのは不可能なので、野良犬の塒ではこの情報を削除しない。しかし改めてこの情報が不確定であるということをお忘れ無きよう。詳しい情報が入ったら随時掲載する。

2002/12/25

めりー(若本声で)。修羅場ってる都々目です。
どうでもいい話はおいておいて、押井守公式サイトが数ヶ月ぶり(8ヶ月?)に更新された。内容はKILLERSの撮影について。こちらでは映画の公開は2003年初夏とされている。

またこちらで幾つかイヴェント情報が公開された。詳細は不明だが、2月15日に押井守シネマ・トリロジー/初期実写作品集発売にあわせてお馴染みのテアトル池袋でオールナイト上映が行われ、ゲストにはくろがねゆう氏が出席する。また同日放映される文化放送アニゲマスターに押井氏が出演するらしい。
そして2003年2月26日には森ビルで、2002年2月26日に行われたパトレイバー2イヴェントの続編? というものが開催されるようだ。
そしてそして2003年3月15日には、川井憲次CD-BOX発売にあわせてロフトプラスワンで川井憲次トークライブが開催されるという。以上のイヴェントはまだ予定であって、変更の可能性もある。

「押井守のプロのおっかけ(すたひろ氏談)」の都々目としては忙しい日々になりそうだ…。

あと、攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX公式サイトでクリスマスプレゼントとして笑い男スクリーンセーヴァーがダウンロードできる。

最後に。ネットゲーム [ AVALON ]なる構想が有志により動いている模様。

2002/12/21

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX DVD 01が発売されたが、それに合わせてヤングマガジンに攻殻SAC特集。神山氏のインタヴューがちょっとだけ載っているが、大した内容ではない。

また先日日本映画チャンネル(707ch)での押井守特集だが、こちらでは押井氏のインタヴューも放映されるらしい。(情報提供 センパイ。)

2002/12/19

Wiredの記事より。日本アニメの影響濃いサンフランシスコ近代美術館の展示
この展示『No Ghost Just a Shell』は、今月14日(米国時間)から来年3月16日まで開催され、このプロジェクトと関連したさまざまなコンテンポラリー・アーティストの作品12点を公開する。タイトルは、アニメ映画の名作『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』から来ている。
スカイパーフェクTV! 日本映画チャンネル(707ch)で、また押井守特集。1月6日から人狼攻殻機動隊(インターナショナルヴァージョン)天使のたまごアヴァロンなどが放映される。(情報提供 ハンニバル氏)

そして第6回 文化庁メディア芸術祭にて、攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(攻殻SAC)第2話「暴走の証明 TESTATION」がアニメーション部門優秀賞を受賞したという話。バンダイビジュアル攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX公式ページと、Production I.G 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX公式ページにそれぞれ神山氏の話などが出ている。2月27日に贈呈式が行われ、東京都写真美術館で2月28日から3月9日まで行われる受賞作品展で上映される予定だそうだ。

2002/12/18

eiga.com宮崎駿、再始動!押井、大友の新作も公開決定という記事が掲載されてイノセンス GHOST IN THE SHELLが紹介されたので一応。

2002/12/17

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX OSTのミュージッククリップがビクターのサイトでも見られるようになった。またこちらのバンダイのサイトではDVDのCMがストリームで見られる。

イノセンス GHOST IN THE SHELL(仮)

2002/12/13

やああああああああっっっっっっっっっっっっっっっっっっと発表された押井守の新作映画。
『イノセンス GHOST IN THE SHELL』(仮題)というタイトルで、I.Gのページに写真が一枚だけ公開された(しかしアクセス集中でかなり重くなっているので右に写真をミラー。I.G英語ページにも掲載されている)。今回は押井氏自身が脚本を書いている。
しかしそれだけ。公開は2004年春となっているが。ともかくコミックの攻殻機動隊 MANMACHINE INTERFACEと違う話なのは確かなようだし、コミック未収録の攻殻機動隊の話とも、タイトルを見る限りは違うらしい。そして製作協力・スタジオジブリ? 一方バンダイの名前が見当たらず、ITNDDTDという名がある(これは制作会社の頭文字らしい)。キャッチコピーは「肉体を持たずに人は人を愛せるのか.人と機械の境界が曖昧になった未来の男と女を押井守が描く!」
公開は東宝ということで、こちらのリストにも一応載っている。(情報提供 T.N氏)
今だから話せるが、私は以前犬本5号に収録するための神山氏と西尾氏のインタヴューに行った時、壁にバトーやトグサの設定資料が貼ってあるのを目撃していた。タイトルは知らなかったが、やっとこうして表に出てきたわけである。
因みにイノセンス(innocence)とは、
1 無罪,潔白
protest one's ~  身の潔白を主張する
His ~ is obvious.  彼の無罪は明白だ.
2 無邪気,天真らんまん;無知;素朴,愚直
in all [entire] ~ of...  …を全然知らずに.
3 (心の)純潔;(肉体の)貞節(chastity).
4 無害,無毒.
5 [C]無邪気な人,お人よし;無害なもの.

Progressive English-Japanese Dictionary, Third edition (C) Shogakukan 1980,1987,1998/プログレッシブ英和中辞典 第3版 (C)小学館 1980,1987,1998

2002/12/10

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX バンダイビジュアル公式サイトで、サウンドトラックのプロモーション映像が公開された。しかしサーヴァが重いのかどうも再生があまりスムーズでなかったが。要RealPlayer。

またアニメージュ2003年1月号に攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの記事が2ページで神山監督のインタヴュー。内容は、4~6話の主題である「笑い男」について。
……冬コミで「笑い男」のステッカーでも作ろうかなあ。

2002/12/07

押井守シネマ・トリロジー/初期実写作品集
購入者予約特典についてなど、幾つか新しいことが判ったのでリンク先に纏めておいた。「DOG DAYS AFTER-女たちの押井守」は必見かも知れない。

また当方未確認だが、CGWORLD 2003年1月号に「セルよ、さらば。アニメのお仕事NOW」ということでProduction I.Gが掲載されているそうだ。

2002/12/05

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXだが、バンダイビジュアル公式サイトに、サウンドトラックの情報の情報が掲載されている。作曲菅野よう子、発売日は2003年1月22日、収録曲は以下の通り。
  1. run rabbit junk
  2. ヤキトリ
  3. スタミナ・ローズ
  4. surf
  5. where does the ocean go?
  6. train search
  7. シベリアン・ドール・ハウス
  8. velveteen
  9. lithium flower(エンディングテーマ)
  10. home stay
  11. inner universe(オープニングテーマ)
  12. fish~silent cruise
  13. some other time
  14. beauty is within us
  15. we're the great
  16. モノクローム
amazonでの予約はこちら

またほぼ日刊イトイ新聞鈴木敏夫さんと深夜の映画館で。」に、押井氏の次回作の情報の話が出ている。(情報提供 cue氏)

鈴木「押井守という監督が、『攻殻機動隊』の次の作品を作っていまして、これもまた‥‥未来のことなんですけれども‥‥。
人間には、人間にそっくりなものを作ろうという歴史が、あるじゃないですか。それが、ほんとうに作ることができるようになり、そして精神と物質の境界線が曖昧になって‥‥なんと、押井守がいまやろうとしているのは、そういう時代なんです。30年後の世界 。
そこに出てくるのは、カラダを失った女と、カラダがほとんどサイボーグ化している男。男に残っているのは脳ミソだけ。アイデンティティの問題を抱えた、そんなふたりが恋をする。」

2002/11/26

今度はアニメイト攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXとキングゲイナーの上映イヴェント。DVD発売を前にしてプロモーションが盛んなようで。

本日放映された金曜アニメ館では特にこれといった発言はなかったが、しかしあの女どうにかしてくれと思ったのは私だけだろうか。緑色の着ぐるみみたいなもののラクガキを引っ張り出され「これをアニメに登場させて」と突き付けられた神山氏に同情。

2002/11/25

大阪と名古屋で「エモーションファン感謝上映会」なるイヴェントが開催されるが、その会場で攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXが上映される。詳細はこちら
またI.Gのサイトで攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXカレンダーの申し込みが始まっている。

2002/11/21

『押井守シネマ・トリロジー/初期実写作品集』の追加情報。
こちらに情報が掲載されているが、これをもう少し詳しく書いていこう。

2002/11/20

11月29日1830時よりNHK BS2で放映される金曜アニメ館にて攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX特集。こちらに神山監督が出演するそうだ。
また公式サイトで、攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX QUOカードプレゼントなる企画が行われている。

2002/11/13

書き忘れ。先日行われたアニメスタイル うつのみやさとる特集のリポートがアニオタニュースに掲載された(2002/11/12付)

2002/11/06

11月10日、LOFT/PLUS ONEアニメスタイル うつのみやさとる特集が行われる。うつのみやさとる氏といえば御先祖様万々歳! で作画監督を勤めた人物だが、その特集のゲストに人狼で副作画監督を勤めた井上俊之氏と、我らが西尾鉄也氏が出席するそうだ。押井氏絡みの話はほとんど出ないと思うが、アニメ作画のことについて面白い話が聞けそうだ。

またWOWOWで、「あっ!とナイト 機動警察パトレイバーシリーズ」ということで以下のスケジュールで以下の映画が放映される。

放映日 放映開始時間 タイトル
12月3日 2300 機動警察パトレイバー 劇場版
2445 ミニパト 第1話 「吼えろ リボルバーカノン!」
12月4日 2300 機動警察パトレイバー2 The Movie
2455 ミニパト 第2話「あヽ 栄光の98式AV!」
12月5日 2300 WXIII 機動警察パトレイバー
2445 ミニパト 第3話「特車二課の秘密!」

2002/11/03

やまとドラゴンからの、ケルベロス 地獄の番犬で登場したプロテクトギアのフィギュアのページがこちらに開設された。見ての通り出来は非情に良いようだ。トイザらスで限定発売される「バトルダメージ版」は、通常版にある「目が光る」ギミックがない代わりにマスクが着脱式になり(中はちゃんと乾の顔か?)、被弾した状態が再現されている。

また、攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの正式版オープニングの音が出ないという人のために、ファイルサイズ小&音声フォーマット変更を行った動画も上げておいた。標準のMpeg1が再生可能なら大丈夫だと思う。

2002/11/02

バンダイ公式サイトReal Video形式の予告編などが公開されている。

2002/10/29

沖浦、西尾、藤木三氏がゲストで出演した東京国際ファンタスティック映画祭人狼上映リポートがこちらに、また攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの上映リポートがこちらに掲載されている。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーDVDについて、Impress社のAV WATCH買っとけ! DVD 第57回:これぞ押井守の原点!! 3桁見てもまだ飽きません!!「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」が掲載されたので紹介。ここを見ている人の多くは既にDVDを買っていると思うが。

2002/10/26

月刊モデルグラフィックス2002年12月号に、押井氏の『陸上自衛隊74式戦車改造コンテスト 緊急特別提言 戦車愛の映画監督、押井守 74式延命策の向こうに浮かび上がる戦車無用論』という記事(長い)が掲載された。陸上自衛隊の74式はその名の通り正式採用が1974年。性能的に限界が近いこの74式を、ただ廃棄するのではなくどう活用するか……という話。それで「旋回砲塔外して自走砲にしてはどうか」とか、「履帯(キャタピラ)じゃなくて装輪(タイヤ)化したらどうか」とか、最後には「廃棄するくらいなら映画に使わせてくれ」という話に。2ページ、戦車の蘊蓄がたっぷり語られている。(情報提供 YAM氏)

また、黒澤明作品のDVDが立て続けに発売されるが、それの広告に押井氏のコメントがあったそうだ。巨匠の時代は終わったし、邦画もチャンバラもアニメもいずれは終わる。見事に終わることこそ映画の使命だ…とかなんとか、考えながら「椿三十郎」をまた観る。ということ。(情報提供 SLR氏)

2002/10/24

取り敢えず、ニルスのふしぎな旅DVD-BOX 2が25日に発売されるという話。

2002/10/22

Production I.Gのページに、20日に行われた押井守・神山健治サイン会の模様が掲載された。
また、東京国際ファンタスティック映画祭では、沖浦啓之氏と西尾鉄也氏の他に、人狼で伏を演じた藤木義勝氏もゲストとして訪れるそうである。

2002/10/19

東京国際ファンタスティック映画祭人狼攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの1話が上映されることはお伝えしたが、そこで沖浦啓之氏と西尾鉄也氏もゲストで参加するということである。公開日は10月27日、会場2200時、開演は2230時で終演は0800時。これは「祝!エモーション20周年愛と平和のモアイ像まつり」ということで、モアイがリングレーザーを吐く……のではなく、エモーションの作品が他に「ウルトラマンコスモス [未放送エピソード]」「ジャングルはいつもハレのちグゥ デラックス」「マクロスゼロ」「THE BIG O」「.hack[OVA]」と上映される。詳細はこちら

ところでモデルグラフィックスを覗いてみたら、『押井守・映像機械論[Mecha-Philia]』の発売日が未定になっていた。編集作業などがかなり遅れているらしい。

2002/10/17

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの全く別の動画がこちらに掲載されていた。音声はないが、思考戦車がぎっちょんぎっちょん動くのが見られる。

2002/10/16

やまとドラゴンから出るという話をしていたプロテクトギアのフィギュアだが、日本では11月下旬に発売されるということである。それで幕張メッセで行われる2002 プラモデル・ラジコンショーでやまとが企業出展し、このプロテクトギアの見本が展示されるそうだ。ここでは実物プロテクトギア(人狼公開の時の展示などでお馴染み)も一緒に展示されているそうである。現在の段階でこの情報はWeb上には掲載されていない。
わざわざこのために行くことはないだろうが、行く機会があれば探してみるのがよいだろう。

2002/10/10

ケルベロスサーガの新しいコミックが出るという話がニュータイプ11月号に掲載されていた。これによると作画は杉浦守氏らしい。氏は小説版イースの挿絵を描いたりしている人らしいが…?

2002/10/07

数日前から攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXバンダイビジュアル公式サイトが開設されている。といってもまだ何もない。こちらにトレイラーを載せてくれればうちのトラフィックを軽減できるのに。しかしまたごてごてのFLASHサイト…。

ところで、大友克洋氏のSTEAM BOYが来年公開というニュース。思えば当時はデジタルエンジン構想は、この話とG.R.M.でバラ色だったなあ……。

さて、押井氏本人が「出るよ」と何度か漏らしていた、紅い眼鏡ケルベロス 地獄の番犬、そしてトーキング・ヘッドのDVDの話がようやっと出てきた。
『押井守シネマ・トリロジー/初期実写作品集』というDVD-BOXで、上記の三作品を収録(ばら売りではない)、そして特典DVD+特典CD、解説書が封入されるという事である。発売日は2003年2月25日、価格は20,000円。
さて特典DVDは現在製作中ということで、中身は一言で言うとメイキングになるそうだ。GAMS-MARKETの時などに公開されたケルベロスのメイキングシーンなどが収録されるのではなかろうか? ケルベロスのLDに収録されていたBGV「DOG DAYS」も収録されるということである。
特典CDも現在企画協議中だそうで、恐らくこれらの三作品のサウンドトラックのベスト版(未収録曲掲載?)みたいな形になるのでは無かろうか。「現在入手困難でオークションで暴騰しているサントラの完全収録を」と望んでいる人は多いだろうが、そうなるとCD4枚組みになってしまうので無理だろう。
現在の所情報はこの程度。しかしまた値段が高い。あとは特典がどれだけのものになるかだが……。音声解説(オーディオコメンタリー)は是非付けて貰いたい。

2002/10/04

押井氏が参加したこの先の建築:ARCHITECTURE OF TOMORROWというシンポジウム。その時の「映画と都市―架空の世界をつくる」のリポートがこちら。相変わらず押井氏が喋りまくっていたようである。この時の会場では、シンポジウムの様子をヴィデオ上映しているらしい(詳細は不明なので会場に問い合わされたい)。(情報提供 megaforce氏)
ところで最近押井氏はコンビニに凝っているようで、KILLERSにもコンビニが出るし、また新作アニメでは店内のオブジェクトを全て3D CGにしてコンビニを描くという事をやっているという話がビューティフル・ドリーマーのオーディオコメンタリーに出ていた。

次、雑誌の話。CG WORLD11月号に「AfterEffectsと切り拓く映像NewWorld!!」という記事があり、I.Gの攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの現場の話が出ている。(情報提供 TAK氏)

ところで、今月11月号のYOUNG KING OURSのコミックマスターJという漫画。
コミックマスターJ
紅い眼鏡トーキング・ヘッド?(情報提供 等々力優氏)

2002/09/30

パラキャラというよく判らん番組(メイド戦隊?)の第10回放映『アニメプロダクションを特捜せよ』にProduction I.Gが登場するらしい。放映日は地方により異なり、10月3日から9日までの間。しかし放映は大阪/九州/新潟のみらしい。
またナッキー・パンチというアニマックスの番組では神山氏がインタヴューを受けているそうだ。放映は10月1日から3日まで、2155-2200時(再放送 2455-2500時)。

2002/09/29

ファミリー劇場で、アヴァロン人狼トーキング・ヘッド10月に放映するという話。また東京国際ファンタスティック映画祭2002で10月27日に攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX人狼上映するという話。(情報提供 dreamy氏)

また、複数の新聞に攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの記事が載った模様(アニマゲドンにも掲載)。特に真新しい中身ではないが、中国新聞に掲載されたものをshirusu氏が取り込んでくれたので、折角だから掲載する。

CSパック パーフェクトチョイス
新アニメ「攻殻機動隊」始まる

 士郎正宗のSF漫画「攻殻機動隊」が、「パーフェクト チョイス」(149Ch)でアニメシリーズとして新スタートする。
 作品のアニメ化は今回が二回目。一作目は一九九五年に発表された、押井守監督の「GOHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」だ。ち密な設定と、高度な3D技術を用いた人気は日本にとどまらず、米ビルボード誌のビデオチャートで一位を獲得したほどだ。
 世界的に続編が期待されていたが、今回、神山健治監督の手で「攻殻機動隊STAND ALONECOMPLEX」が製作された。原作のあらすじを生かしつつ、押井作品とはまったく異なる、オリジナルストーリーに仕立てられた。
 時代は、ネットワーク化が高度に進んだ二〇三〇年。その接続端末は装着タイプから、体内に埋め込むタイプへと進化していた。しかし、端末が人間の中枢に近くなり、情報の取得がダイレクトになるほど、不正アクセスによる被害は深刻化していた。電脳社会で起こる事件の対処、要人警護、暗殺など特命を帯びた特殊部隊が、内務省直属組織として結成された-。
 全二十六話を毎月二話ずつ、一年間かけて放送する。一回目放送となる十月一日は、特典映像を含む八十五分の特別版。

2002/09/25

千年女優のトークショーが10月5日、今敏監督と人狼の沖浦啓之監督とで行われる予定だそうだ。場所はシネ・リーブル池袋。詳細は劇場に問い合わされたい。

以前ゴジラ モスラ キングギドラ大怪獣総攻撃 DVDに収録される映像特典の東宝怪獣談義に押井氏が出るという話をしたが、そのリポートが甘崎庵(個人サイト)のこちらに掲載されている。

そして本日SPECIAL EDITION通常版のDVDが発売になったWXIII 機動警察パトレイバー。それでWeb-Newtype.comに、9月16日に何故か東武動物公園にて開催された平田広明&出渕裕トークショーの模様が掲載されている
そして、その時に展示されていたパトレイバー関連の品々。ミニパトの撮影素材などもあったのだが、その写真ががらくた部屋というサイト(イヴェントでは宜しく)のこちらに掲載されているので紹介。かなり面白い。

軌跡 Production I.G 1988-2002

2002/09/24

軌跡 Production I.G 1988-2002を、一足早く手に入れたのでざっと紹介。押井氏絡みの作品に参加した人はその説明も付けておいた。

作品紹介では、I.G15周年イヴェントでも触れられていなかった細かい作品についても網羅されている。
価格分の価値は十分にある本だと思う。押井氏と黄瀬氏の対談も面白い。しかしいきなり話が「黄瀬はバセットを描ける唯一のアニメーター」から始まっているのはどうかと思うが。
またパトレイバー初期OVAに、カセットテープのCMが入っていたことを覚えている人も多いだろう。これはOVA販売のヴィデオテープのコストを下げて貰うために富士フィルムのCMが入ったのだそうだ。従ってLDにはこのCMは収録されなかった(DVDにも入っていない)。ところで鵜之沢氏、幻のバンダイが出していたMac端末(と言っていいのか?)トゥックの馬鹿息子Pippin@に関わっていたのか。赤字268億円…。
どうでもいいが私の所には一度もI.Gの暑中見舞い・年賀状が来たことがありません。下さい。

2002/09/21

現在開催されている東京ゲームショウ2002だが、そこで開催された攻殻機動隊のパネルディスカッションの模様が日経BizTechGAMESPOT Japanに掲載された。少しだけ押井氏のコメントも掲載されている。

また何度も何度も出てきた話だが、今更ながらに攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの制作記者会見の模様がMANGAZOO(何日もアクセスできなかったりドメイン変わったりと大混乱)に掲載されている。真新しい情報は全く無い。

そして、攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXDVDの仕様が発表されている。2話収録で6,000円とはちと高いが…。初回特典は、DVD5巻まで収録のBOXケースなどという事。このまま1巻2話収録となると全13巻、定価で78,000円となる計算になりますが…。まあ2クール分の新作アニメの価格としてはそんなものなのだろうか? DVDはamazonでの予約も始まっている。VHS版についてはまだ。

あと、本日発売になったうる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーDVD。8月28日に行われた記念試写会の模様。それがWebNewtype.com@nifty AnimeFananimate.tvに掲載されている。前述の野良犬の塒の記事を見て貰えば判る事くらいしか書かれていないが、写真が掲載されている。

2002/09/20

軌跡 Production I.G 1988-2002だが、これに関連して押井氏と神山氏のサイン会&トークショーの内容が発表された。こちらでは攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの第一話も上映される。参加方法は、まんがの森高田馬場の本店で軌跡 Production I.G 1988-2002を購入すると整理券が貰える。トークショー&サイン会自体は10月20日。

2002/09/11

@Nifty AnimeFan攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの記事。真新しい情報はないが一応。

2002/09/10

ニュータイプ10月号に攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの記事。これはどうでもいい内容だが、付録のDVDには攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXのトレイラーが収録されている。高画質で見たい人はどうぞ。

一方アニメージュ10月号にはDVDは付いていないが、こちらにも攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの記事が2P。これには神山氏のインタヴューが掲載されている。
またこの誌にはビューティフル・ドリーマーの記事が2Pで押井氏のインタヴュー。DVD化に関する話というよりは、単純にBDの思い出話といったところである。

そして9月25日に角川書店から発売予定の『軌跡 Production I.G 1988-2002』。これについてはリンク先を見て貰った方が早いが、価格は3600円になったとの事。
数があまり出なさそうなので予約した方が良いのだろうが、『サイン会+αのイベント企画』という事はこのサイン会でこの本を買わないとサインが貰えない、という可能性もあるわけで…。

2002/09/05

わざわざ書くことでもないかなーと思ったが、立て続けに来たので取り敢えず押さえておく。
中央日報 アニメ『攻殻機動隊』、韓国で先に「品評」
朝鮮日報 『甲殻機動隊』テレビ版が世界初公開
韓国のfanta-aniというアニメ映画祭で攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXが放映されるそうだ。どうもfanta-aniの広報が「日本より先に~」と言いふらしているようだが、先日の日本・杉並での公開での事は完全に無視されていて記事も間違いだらけ。攻殻2の話もまあ何度も何度も出ているのでどんなものやら。

また、モデルグラフィックスで連載されていた押井氏の迷走ガジェットFILEの単行本『押井守・映像機械論[Mecha-Philia]』は10月に発売されるそうだ。定価など詳しい情報はまだ未定。判明したらお知らせしたい。(情報提供 コル氏)

2002/09/02

今度はANIMAXのサイト攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX記者会見レポートが掲載された。それほど真新しいことは書かれていないが。
またProduction I.G英語サイトでは攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX壁紙コンテストが開催された。I.GのWebページに使用されている画像を自由に使用・編集して構わないし、勿論オリジナルのイラストでも構わないという事である。表彰の結果、上位10名にI.Gグッズがプレゼントされるそうだ。締切は9月30日1200時(東京標準時)。

2002/09/01

殻機動隊でも殻機動隊でもない殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの話。殻の撃のです。
PlayStation.comに先日の攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX記者会見の模様が掲載されているので紹介。

2002/08/29

こちらに攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの予告ムーヴィーを掲載した(あるサイトに掲載されていたもののミラー)。何か問題があればすぐに消す可能性があるが、大丈夫ですよね?

またWebNewtypeの記事によると埼玉の東武動物公園で9月1日~から30日までの間「機動警察パトレイバー展」が開催される。期間中はパネル展示などが行われ、そして9月16日にはゲストを招いたトークショーも開催される予定。ゲストについては発表されていない。しかし何故動物公園?

さて、28日に開催されたうる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー DVD化記念 ニュープリント版試写会のリポートを。当日のゲストは押井氏の他、あたる役の古川登志夫氏、ラム役の平野文氏、サクラ役の鷲尾真知子氏である。
ところで、この試写会に来るのは気合いの入ったうる星マニアか押井マニアだろうと想像していたところ、不可解なことに中~高校生くらいの歳の人がかなり来ていた。これは18年前の映画だから、まだ彼・彼女らが生まれる前の映画なのに。すると「母親が試写会入場券を当てたので」「CSでうる星やつらがやっているのを見ていて」という話だった。犬夜叉から高橋留美子に入ったという人もいるかも知れない。世代は変わる。

最初はステージに押井氏が登場せず、声優の三方のみが登場して思い出話を語るところから始まった。いきなり押井氏が出たら一人で喋りっぱなしになるからという配慮だと思うが。
平野「豪華キャストの中新人が私一人で、皆さんに引き上げて頂いた」「キャラが素晴らしい。声優がキャラクターを作っていったというところもあるし。千葉さん(メガネ)なんかは最初『生徒A』でしたから」「スタッフ間の連帯があって、『ああ絵でこんな事やってる、じゃあ声もこうしなきゃ』というレヴェルの高い競争があったのが印象的」
古川「共演者が変な人ばかり、僕はノーマルな人間だから普通じゃ駄目なので、負けないようにテンション保つのが大変」「あたると面堂しか出ていない『大金庫! 決死のサバイバル』の話(123話)はぶっつけ本番でやったりしました」
平野「本番中に古川さんのアドリブとかで、笑いを堪えるのが大変」
古川「そりゃ千葉君が(笑)。僕は普通にやってましたから。千葉君は、テストの時とは絶対に違うこといいますから」
鷲尾「正直言って忘れちゃっていたというのがあるんだけど、当時は(アニメ声優の経験が無く)必死でやった作品なんですが、他の現場で『面白かった』『今でも見ている』と言われることが多くて、最近ヴィデオを見てみたんです。そうしたら面白くて、当時考えていなかった『不条理』というのが見えて。『押井さん、なんだ? この人』って。声を入れている人も変な人が多くて(笑)変なのが絡み合って出来た変な作品だと思います(笑)」
古川「(BDは)アニメの金字塔となる作品」「それまでは僕は二枚目の役とかだったのに、この作品で『にひひひひひひひ』とか。女性と面と向かって話すことも出来ない内向的な僕が『おじゃおさ~~~~~~~~ん!』とか」「押井さんや高橋留美子さんの頭はどうなっているのか、凄い作品です」
平野「ゲストキャラで夢邪鬼役の藤岡琢也さんが来られましたが、変な中に入っても馴染んでいた」「キャラクターをご自分に引き寄せていた」

そこでやっと押井氏が登場(その時私の座っていた席の後ろから「誰?」という声が聞こえたりした)。
押井「僕にとっては鷲尾さんが変な人なんだけど(笑)」「(このメンバーと会うのが)久し振り。古川さんはパトレイバーで会っていたけど、文さんとかは。鷲尾さんは御先祖様以来」「原作が人気のある作品なので、声があわないとかキャスティングにもめた」「文さんはあっさり決まったけど、古川さんのあたるとか鷲尾さんのサクラは大変だった」
鷲尾「私は(もめたことを)知りませんでした」
古川「(音響監督の)斯波さんに喫茶店に呼ばれて、『こんなに声が違うという葉書が来たんだけど、変えられます?』『変えられません』って」「降ろされるなって思ってました」
押井「鷲尾さんは斯波さんのお気に入りだったから知らせなかったと思うんだけど、非難囂々でした」「毎週プロデューサーとかと喧嘩してました」「サクラが登場したのがシリーズ途中からなんだけど、やった翌日から電話ががんがん鳴って。『あの美しいサクラさんの声がなんでおばさんなんだ』って」「でも斯波さんも僕も思ってたんだけど、サクラは確かに美人でグラマーで色っぽいけど、(大食いで)牛一頭食っちゃうようなパワーのあるキャラだから、鷲尾さんくらいのパワーがないとできない」「うる星のキャラはどれもこれもテンションが高くて、普通の声優じゃできない」「うる星のキャラは基本的にみんな人格が分裂しているんですよね(笑)」「だから演技力のある濃い役者じゃないとできない」「楽しかったけれども、ブースのガラスの向こう側では毎週喧嘩やってた」「僕も首になりかけたけど、2クール目くらいから安定してきて視聴率も20%越えて、そこからやりたいことができるようになった、というか誰も何も言わなくなった」「最初は本当に大変で、毎日僕の所にも手紙がたくさん来てた、八割くらいが罵声だった」「基本的に目を通すんだけど、最初の2~3行を読むと悪口を言いたいのか、誉めてくれてるのか判る」「それでゴミ箱に捨てるか、引き出しにしまうか判断してた(笑)」「今思うと若かった、勢いがあった」「斯波さんという存在が大きかった、色々と庇って貰ったし、影の監督といっても良いくらい」「ビューティフル・ドリーマーも斯波さんが気にいってくれて、かなり気合いが入ってた」「話の舞台が学園、日常というのはやりがいがあった。オンリー・ユーの事はほとんど何も憶えてない」「ビューティフル・ドリーマーは絵がほとんどある状態で収録できたので、映画らしく作れた。声優さんも絵があるのと無いのとでは芝居が全然違うし」「やりがいのある仕事で、心残りなく終えられた。これが終わったら(うる星を)辞めると決めてたし。いつまで続くか判らない世界になってたので、体が持たないし、他のことがやりたくなった」
押井「基本的に自分の作品は見ないので、これもイヴェントで2~3回しか見ていない。DVDのマスタリングのため久し振りに見たが、冷や汗たらたらでした」「若いしスキだらけだし。でも勢いがあるなって。今できるかと言われたら多分できない。当時ヤケクソになっていたというのもあるんだけど(笑)」「この作品で僕の監督家業というのも変わりました」「映画という中で語って貰えて当時は嬉しかったけど、良いことも悪いこともあって、悪いことは『何やっても映画になるんだ』という思いこみが出来て痛い目にあった」「この後の天使のたまごとか、致命的だったのはここの三人にも出て貰った紅い眼鏡」「確かに何やってもいいんだけど、その一方で冷静な計算も必要だということを憶えるのに20年かかった」「好きなことやる一方でお客さんを喜ばせることが必要なんだけど、その頃は何も考えていなかった」「この作品の初号の時は雪が降っていてしんみりしていて、『僕もこれで映画は終わりかな』とか思ってた」

それから、DVDに収録されたオーディオコメンタリーの事について。このオーディオコメンタリーでは押井氏と、BDの演出を行った西村純二氏、そして千葉繁氏のコメントが入っているが、「東宝さんからオーディオコメンタリーを入れたいと言われて、だけどこの作品の作画監督やって(BDの作監はやまざき氏ともりやまゆうじ氏の二人)TVシリーズの後半の監督を務めたやまざき(かずお)君が当時行方不明で連絡が付かなくて、急遽西村君と千葉君と三人でやったけど、何を喋って良いかわからない」「でも僕は一カット目を見た途端にだーっと全部思い出して、気付いたらほとんど一人で喋ってた(笑)。千葉君も喋る暇なかった」「他の監督は大体自慢話になるらしいが、僕は『当時これしかできなかった』とか大体うらみつらみを喋ってました」「うる星やつらの後半は絵は上がらないわ線録りだらけだわで満身創痍の悲惨な状況だったけど、(BDは)声優さんの芝居も音響の演出もしっかり出来てた」「アニメーションの力は音が半分、絵が半分。絵が出来てないと声優さんも芝居が出来ないので駄目」「毎回アフレコ現場に通って、これで音の演出の重要さというのを学んだ。実写でも同じで、いつも音をどうするか考えながら撮っている」「監督というのは次のステップのことを考えていないと駄目。アフレコの現場で千葉君のアドリブで笑っていても、次のことを考えていないとならない」「楽しかったけど二度とご免だという、最初で最後のTVシリーズで思い出深い」
平野「絵がないとどんな演技をしたらいいか判らないけど、うる星やつらの場合は絵が無くても出来るんだという自信や安心感があった。押井さんの『こうしてほしい』という雰囲気が判るのと、斯波さんへの信頼感があったと思います」
古川「斯波さんの的確な指示があったし、押井さんはあまり降りてこなくて指示があっても一言か二言だけど、上を見るとくすくす笑っているのが見えて『ああ、大丈夫だな』と」

そしてそこからアフレコ現場の話が始まる。
平野「土曜日の朝10時から収録をやっていたんですが、押井さんが毎日通っていた、通わざるを得ない磁力みたいな物があったのではと思いますね」
押井「現場に行くまでの坂道がきつかったね(笑)」
平野「夏は特に(笑)。スタジオがお寺の半分地下みたいなところで、納骨堂があって、周りがお墓で」
古川「誰も喋っていないのに、女の人の声が収録されていたとかいう話が(笑)」
押井「アフレコは昼間だけどダビングは大体徹夜作業になるから怖くて(笑)。毎回必ず同じ時刻に『かたっ』という音がするとか。あそこにあったかちんかちんのソファーで良く寝てました。斯波さんも寝たけど僕も良く寝た。ピアノがあって、ピアノカバーにくるまって寝るというのが最高の贅沢だった(笑)」

そしてDVDについてだが、押井氏曰く「結構綺麗です。僕が思っていたよりネガの保存状態が良くて、音声もLDの時に問題があったんだけど、今回は望む限りほぼ最高の音源を再現できた。買って損はないと思います(笑)」という事である。私がこの時の実際に見てみたところ、今まで暗くて潰れてしまっていたところもしっかりと映っていて良い出来だったと思う。

その後押井氏の次回作(例のアレ)についての話がすこしされたが、その時KILLERSについても少し触れられた。「撮影は二日で終わって、ちょこちょこ編集をしてます。来年くらいに上映できればいいかな、上映してね」という事だが、やはり今秋公開というのは難しいのだろうか。

2002/08/24

押井氏が審査を務めるガン&アクションコンテスト(そもそもKILLERSの企画もこれが発端だった)の第7回が9月21日、新宿ロフト・プラスワンで開催される。1ドリンク付きで当日入場券は1,800円だが、現在前売り券を1,500円で販売中だそうだ。詳細はこちら。(情報提供 ぶらんだら氏)

ところで昨日のGamespotの記事の誤字は訂正された模様。

2002/08/23

ZDNET Japan Gamespotといえばゲームと関係あろうと無かろうと何だって宣伝する広告代理店として有名だが、そこに制作発表会の模様が掲載された。しかもいきなり殻機動隊と誤字を飛ばしている。誤植王の私が偉そうに言うのも何だが。

またANIFES公式ページにイヴェントのリポートが掲載された。ところでANIFESは今後第二、第三のイヴェントが行われるのだろうか? もし行われないとするとこのサイトもまたすぐ消されてしまう可能性がある。保存しておいた方が良いかも知れない。

またこちらの情報によると、先日お知らせしたゲームショウでの話はPS2ゲーム版攻殻となるらしい。まあゲームショウなのだからゲームの話なのは当然といえば当然か。しかしそれと押井氏は直接的に関わりがあるのか疑問だ。

2002/08/22

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXスカイパーフェクTV!での上映だが、10月1日よりPPV(ペイ・パー・ビュー)での公開となることになった。詳しいことはこちらこちら。全26話を約一年かけて放映という事だが。「お茶の間への攻殻」という割には見るのが難しい。

ところで、オムニバス形式ということでどうなるのかなあと思っていたKILLERSの音楽も、少なくとも押井氏のパートは川井憲次氏が行うそうだ。

2002/08/19

I.G英語ページに、先日ANIFESリポートが掲載されたのでお知らせ。日本語ページとは違う写真が掲載されている。

2002/08/13

書き忘れていたが、現在発売中のニュータイプ9月号に攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの記事が2ページ。短いが神山氏のインタヴューもある。

今まで何度か押井氏がスターシップ・トゥルーパーズについて語るところは出ていたが、この映画が8月21日にコレクターズ・エディションDVDが出ることに関連して、movies.co.jpの紹介ページのLEGEND OF SSTのコーナーに押井氏のコメントが掲載されており、例によってこの映画をボロクソに書いている。「一個師団規模で、ギチギチキイキイやってくる。制圧射撃も航空支援もない。前衛も後詰めもない。武器も防具もない。」「双方ともに戦術もヘチマもなく、あるのは悲鳴と絶叫と根性のみの、軍事関係者怒りのハラキリ必至、悪魔も落涙する論理なき戦場。」編者もこの映画を見た時はあの戦闘シーンに唖然としたものだが。(情報提供 タモ氏)

お次、9月20日から22日まで開催される東京ゲームショウの初日に、「新しい『攻殻機動隊』はこうなる」というパネルディスカッションが 開催され、こちらに押井氏やI.G社長の石川氏、バンダイビジュアルの鵜之沢氏、渡辺氏らが出席する。
問題は、この日はビジネスデイとなっており一般入場は出来ない。そしてこのパネルディスカッションを「受講」するには12,000円の受講料金がかかるのである。一応申し込みはこちらから。
まあ12,000円払って入ったとしても、ビジネス中心の話になると思うが。(情報提供 新清士氏)

2002/08/12

取り敢えずコミケお疲れ様と言うことで……。わざわざ会場に来てくれた人々に感謝を。私自身はあまり売り子が出来なくて、私と一戦交えたかったのにという人がいたら申し訳ない。
犬からの手紙 第5号あきばお~K-BOOKSとらのあなメロンブックスにて委託通販開始された(筈)。サークル名「野良犬の塒」で探されたい。4号の在庫はあきばおーに残っているらしい。

次。秋に公開が予定されている(ホントか?)押井氏の参加するオムニバス形式実写映画『KILLERS』。こちらは7月31日にクランクアップし、@nifty CINEMに情報が掲載された。「ビルの一室でスナイパーが飯を食う20分の映画」……。(情報提供 紅い少女氏)

次。以前にも書いたが、ニルスのふしぎな旅DVD-BOX一巻目が8月23日に発売される。

そしてお待たせの、8月10日に行われたANIFESのProduction I.G WORLD TOUR 2002 in SUGINAMIレポートをば(I.G公式ページのフォトレポートはこちら)。
この日のイヴェントは第一部、第二部と分けられ、第一部は「なんちゃってバンパイヤン」「バンパイヤン・キッズ」と、そして「SHOGO HAMADA OMR -Over the Monochrome Rainbow-」というゲームの映像などが公開された。
深海魚がレビー・シューメーカー第9彗星に抱く興味ほどにも芸能分野の知識が無い私は知らなかったが、このOMRというゲームはミュージシャンの浜田省吾(かなり有名らしい)が、(本人のファンのため仕事を引き受けたという黄瀬氏の描くキャラで)登場する(声は本人の吹き込み)というもので、その関係で(本人は来ないのにもかかわらず)浜田省吾ファンの女性がわさわさとやって来た(一番早い人は朝6時から来ていたそうだ)。そして第一部が終わると彼女らはわさわさと退場し、攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの公開される第二部には残らなかった。
そのため第二部のティケットも開始直前まで残っており、コミケが終わってから来ても余裕で入場できる状態だったのである(アニオタニュース管理人殿、残念でした)。

ともあれ攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの話。ゲストは監督の神山健治氏、プロデューサーの松家雄一郎氏、作画監督の淺野恭司氏、脚本の藤咲淳一氏、櫻井圭記氏が壇上に上がり、I.G社長の石川氏も壇上に現れた。そして制作1話と3話の上映及びトークが行われた。

「押井さんの『あれ』じゃないのかと、(攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXのニュースを知った人が)がっかりしたんじゃないかなと」という神山氏。この企画は約二年前に始まったが、情報が公開されたのがついこの前の7月22日。「長い間準備していたので一刻も早く誰かに見せたい」「スタッフの反応しか見ていないので、一般のお客の反応が知りたい」と言っていたが、第一話の上映後に客席から起こった拍手でスタッフ一同はほっとしていたようだ。「しーんとしたらどうしようと思ってました」

神山氏がこの攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの監督をするという話を受け、原作の漫画に沿っていく方法論と、押井劇場版の続編として続けるという方法論とどちらを採るべきか悩んだそうだ。
現在攻殻機動隊のコミックは1巻のTHE GHOST IN THE SHELL2巻のMAN MACHINE INTERFACEと二冊出ているが、そのコミックに収録されていない、草薙素子が人形使いと融合して失踪した後の公安九課を描いた話が存在する。そちらではバトーやトグサら公安九課に残った面々が、九課としての活動を続けているわけだが、そこで展開される「刑事物」を、草薙素子が九課に残った状態で描きたいという考えが浮かんだという。
「攻殻って難しいとよく言われるので、お茶の間でも観られるかなという作品にしようと。でもやったらやっぱり難しい。そうはいっても漫画や劇場版よりは見やすくなったと思います」「例えば俺のお袋に『攻殻機動隊』といっても分からない、説明するのが難しい、なんて説明したらいいか分からない。それで『刑事物』だったら簡単に説明できるな、と」そして原作者の士郎正宗氏にプロットを起こして貰い、パラレルワールド的な「草薙素子の居る公安九課」の設定が作られた。

スタッフについては、監督の神山氏を始め皆若手となっている。「隣で押井さんが似たようなのを作っていって、スタッフみんな取られちゃったので、スタッフを養成するところから始めました」「あと俺が偉そうに指図できる人を集めました」そうはいってもこの「若手」の仕事ぶりは立派である。例えば押井氏も(この時公開されなかった)4話の脚本を、映画として通用するくらいだと褒めていたそうだ。シナリオは神山氏以下脚本チームの手によって、一話あたり約二ヶ月近くかけて作られたそうである。「26話全部クオリティを高く作りたい」と、とてもTVシリーズとは考えられないほどの贅沢な時間の使い方である(制作資金も約8億と一般的なTVシリーズの約二倍)。

さて、声優は押井守版攻殻機動隊のキャストとほぼ同じだが、神山氏に声優の方から「押井監督のと違うんですか」と質問されたところ「全然違います、こちらの方が全員10歳くらい若いです」と答え、「ほっとした」という回答を得たという。
キャラクターデザインは、押井版攻殻とは違ったデザインになった。「I.Gというのは萌えの方面に弱いので」ということでデザインされた素子だが、士郎氏のデザインともまた違っている。「士郎さんの絵そのままで動かせるのかなと。でも26話というのは非常に長いんですよ。それで原作に出ないところを出さなければならない可能性がある。士郎さんの漫画の場合はアングルとかを出さないようにしていたりするので」アニメのカッティング、レイアウトについても、肉感的なカットが入れ込まれている。

さてこの攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXでは、登場する思考戦車が『タチコマ』という名前になっており、士郎氏の原作コミックに登場する『フチコマ』とは名前もデザインも違う。
この理由だが、「諸事情により」アニメにフチコマを出せるかどうか微妙だったそうである。それで「フチコマを出せなかったときのために」士郎氏にタチコマという新たな九課の思考戦車の名前とデザインを作ってもらったのだが、それで結局制作を開始しなければならない状況になり、それで神山氏らはフチコマにしたかったのだが叶わず、タチコマになったそうである。「デザインが違うとかかわいくないとか言われていますが、士郎さんデザインなので許してください。まあ見ていれば結構かわいいので」「お客さんの声を聞きながら作っていくTVアニメとは違うので、スタッフの好きなキャラと、お客さんの好きなキャラに食い違いが出るかも知れない」ということだが、スタッフのお気に入りはバトーらしい。「脚本でいじめてしまいます」

さてこの時上映された制作1話と3話(この二話分は一話完結型)だが、私の印象では「マイルドな攻殻」というところだった。押井版攻殻では作画の質や緻密な異国的美術、川井氏の大和言葉を使った音楽の影響もあり、一種近寄りがたい雰囲気を形成していた。しかし攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXでは作画がアニメチックになり、また菅野よう子氏の音楽によってポップ的な「親しみやすい攻殻」になっていると思う。
そして制作にはやはり贅沢に時間と金を使っていた。作画も良く、CGはタチコマや車両などのモデリングの他(タチコマはぎっちょんぎっちょんよく動いていた)、劇中CG表現や光学迷彩の処理、画面エフェクトなどの特殊効果にもふんだんに使われていた。
全26話(或いは人気が出たらその続きの可能性もあるそうだが)でそのクオリティが維持できたならば、TVアニメの歴史に残る作品になるかもしれない。

最後に。前に書いた「813の謎」について、幾つかの情報提供があった。
まず一つ目は、「初代ゴジラ事件が発生したのが8月13日」という説。もう一つは、「怪盗ルパン」の「813の謎」「続813」から取ったのではないか」という説である。もしかしたらはっきりとWXIII DVDのオーディオコメンタリーで触れられているかも知れない。

2002/08/09

SF Japan 2002年夏季号はSFアニメ特集となっており、こちらに6Pの押井守インタヴューとまた山田正紀氏による押井守論が掲載されている。この押井守インタヴューはなかなかに濃く、完全に理解するにはかなりのSF知識が必要とされるだろう。
しかしこのような硬派な本で、真剣に「萌え」について語られているのが時代と言うものか……。(情報提供 SLR氏・YAM氏)

2002/08/04

既報の、うる星やつら2 ビューティフルドリーマー上映会だが、ラジオ番組超機動放送アニゲマスター内で、100名を募集だそうである。
宛先は〒100-8693 東京中央郵便局私書箱1020号 東宝株式会社 映像事業部 『うる星やつら2』試写会 アニゲ係。締切は8月10日。(情報提供 ぶらんだら氏)

2002/08/03

DVDで9月21日に発売されるうる星やつら2 ビューティフルドリーマー。今更だが、東宝のサイトに情報が掲載された。内容は既報の通りだが、5.1ch音声版はパトレイバーDVDのようにアフレコし直したものではないという事である。(情報提供 SLR氏)

またANIFESProduction I.G WORLD TOUR 2002 in SUGINAMIについて情報の追加というか訂正というか。整理券配付は一人あたり「良識の範囲内で」複数枚配付だそうだ。

2002/08/01

思うところあり、暫くここの情報を『押井守最新情報』から、『押井守/アニメ攻殻機動隊最新情報』とし、攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXについても積極的に取り上げていきたい。そうでもしないと押井氏の新作公開までネタにあぶれそうだというのもあるが。

パトレイバー、WXIIIから見るか? ミニパトから見るか リポート

その攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXだがその時に映像が初公開され、配布された攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXのチラシにいくつか書かれていたので紹介する。
チラシ表(何故か素子の絵柄がアニメと違う)チラシ裏
このチラシに書かれていたキャストは以下の通り。

草薙素子 田中敦子
荒巻大輔 阪修
バトー 大塚明夫
トグサ 山寺宏一
イシカワ 仲野裕
サイトー 大川透
パズ 小野塚貴志
ボーマ 山口太郎
タチコマ 玉川紗己子
攻殻機動隊の声優は、押井劇場アニメ版攻殻機動隊のキャストと、北久保監督によるPSゲーム版攻殻機動隊のキャストがいるが、基本的に劇場版のキャストになっている。
これに関連しProduction I.G日本語ページ攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXのページが開設されたが、早速とDVDとヴィデオが12月21日に発売される事が書かれていた。英語ページも随時更新され、デザインや画像が上がっている。
そしてこの攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの制作版(正式のものとは一部異なる可能性があるということ)1話と3話が公開されるANIFESProduction I.G WORLD TOUR 2002 in SUGINAMIについて。こちらは日程がコミックマーケット2日目と重なっている上、整理券配付が1200時からなのでコミケとの掛け持ちは不可能そうだが、整理券は一人で「良識の範囲内で」複数枚取ることが出来るそうなので、「人身御供を立てれば」コミケに行った後杉並に行って、杉並イヴェントに参加することは可能そうである。

原註

  1. 実際のテープを聴いてもらえると分かるが、普通日本人が発音する「ジーク・ハイル」は発音が全然違う。文字のみで表すのは非常に困難だが、「ジィークイル!」と「ハイル」の部分がつまってその先端にアクセントがくるのが正しい筈。これは編者の考えで、押井氏が実際にどう指示したかは不明。
  2. 千と千尋の神隠し DVDは「劇場公開版やVHS版より全体的に画面が赤みがかっていて色がおかしい」という苦情が殺到している。メーカー側は(勿論あれだけ大量に出ているものを回収など不可能なので)仕様と発表しているが、調整ミスという説が有力。
  3. このWXIIIのDVDではオーディオコメンタリーが二種収録され、一つは遠藤卓司、高山文彦、出渕裕。一つはとり・みき、ゆうきまさみ、出渕裕という組み合わせだそうだが、そのDVDのオーディオコメンタリーと重ならないようにトークが行われたそうである。ところで映画DVDのオーディオコメンタリーが大好きな私は、これでWXIIIのDVDがかなり欲しくなった(高いがね…)。
  4. 前回のイヴェントでもこの事が語られたのだが編者にはさっぱり意味が判らなかった。情報求む。

2002/07/30

8月10日のANIFESのProduction I.G WORLD TOUR 2002 in SUGINAMIの詳細情報が更新された。当日のゲストは第一部が湯浅政明氏、森下勝司氏、黄瀬和哉氏、福田裕彦氏。第二部が神山健治氏、櫻井圭記氏、若林和弘氏、松家雄一郎氏他となっている。攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXが扱われるのは第二部。こちらで攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの1話と3話が公開されるらしい。
そして当日の入場だが、1200時から整理券配付、整理券はは第一部と第二部に分かれている(両方の参加も可能)という事である。

8月21日に発売となるゴジラ モスラ キングギドラ大怪獣総攻撃 DVD。押井氏の後輩にあたる金子修介監督によるゴジラだが、このDVDの映像特典『東宝怪獣談義』に押井氏が出演してゴジラについて語っているそうだ。押井氏が延々と、「あのような巨大生物が存在できない」うんちくを語っていそうな気がするが……。(情報提供 79氏)

また、AT-XEMOTION20周年記念特集として、EMOTIONのOVAの第一話を次々と放映するが、それに混じって8月11日に『ダロス』の第一話が放映される。第一話だけとなると鳥海氏が監督をやっている話だが。ダロスは全話を収録したLDが出ていたが当然の如く現在は入手困難。DVDの話も出ておらず生殺しな感じ。ところでダロスというと、ミニパト第二話に登場する遠距離支援型だの水陸両用型だののイングラムのヴァリエーションの中で、『試作型イングラム』がダロスに出てきたもの(初期型BEM)だという指摘があったが、普通気が付かないぞ(私も最初気が付かなかった)。

比較写真(キャプチャボードが動かなくてあまり良いアングルで撮れず

2002/07/23

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(攻殻SAC)追加情報。
バンダイビジュアルプレスリリースによると、スポンサーは先の三社に加えてビクターエンタテインメントも参加しているということである。
放映は2クール(26話)行われ、そのために原作者の士郎正宗氏がストーリーを考案しているという事である。また音楽はCOWBOY BEBOPなどで音楽を担当した菅野よう子女史という事だ。
それに関連して8月10日のANIFESのProduction I.G WORLD TOUR 2002 in SUGINAMIでは、この攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXのプレミアムイヴェントが行われるということが書かれている。
神山さん、頑張って下さいませ。

(追加の追加)10月から行われるというTV放映だが、こちらはANIMAXで行われる予定らしい。また地上波での放映は、フジテレビTBSテレビ東京で行われるらしい(要するに決まっていないのか)。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

2002/07/22

正確には押井守情報ではないが。
何だかんだと噂の絶えない攻殻機動隊の続編についてだが、その一方でミニパトで監督を務めた神山健治氏の監督によって、攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXというタイトルで、10月から民放やCSにてシリーズとして放映されるという事が発表された。制作は勿論I.G。
制作費は約8億円、スポンサーはバンダイビジュアルBandai Entertainment電通の三社。現在の所公式ページは英語のみだがこちら
こちらのSTAND ALONE COMPLEXの主人公は草薙素子となっており、原作の銃“セブロ”や、士郎正宗氏の原作のみに登場した思考戦車“フチコマ”(タチコマという名になっている)の設定も見られる。押井氏の劇場版より、原作に近いものになるようだ。

そしてこの件に関する日経ニュースこちら。しかしこれ、「逆上陸」というのは正しくないぞ。

2002/07/19

劇場版WXIII機動警察パトレイバー ジス・イズ・アニメーション ビジュアルセレクションという本。タイトルはWXIIIだけだが、ミニパトも収録されたフィルムコミックである。取り敢えず紹介。まあ本当に単なるフィルムコミックだが、一応ミニパトの(多分)全台詞が収録されている。(情報提供 おいちゃん)

うる星やつら2 ビューティフルドリーマーDVD化記念ということで、アニメイトのページにニュープリント版試写会情報が掲載されている。ニュープリント版とあるので、音声がDVD版のものかどうか不明だが。
ゲストは押井守・平野文・古川登志夫・鷲尾真知子・おたっきぃ佐々木という豪勢な面子だが、この試写会の当選者数はたったの10名! こんなところに書いてしまったら競争率何倍になるのか……。

さて、入稿終わったぜ~という事で手前味噌ながら野良犬の塒夏コミ情報追記。今回の犬本では、ミニパト監督の神山健治氏、作画監督・キャラクターデザインの西尾鉄也氏の他、今まで書いていなかったが西武新宿戦線異状なし作画の大野安之氏にもメールインタヴューを行いその記事も収録した。取り敢えずこれで(多分)無事に夏コミに本が出ます。8月11日(日曜日)東地区“マ”ブロック15a“押井守ML”名義なので間違われないよう。
通販・ショップ委託についてはいつも通り、メロンブックスとらのあなK-BOOKSあきばお~で行われる予定である(通販検索でのサークル名は『野良犬の塒』名義)。
夏コミでは4号の再版も行われる。あきばお~などでも現在4号の在庫がある。

2002/07/16

DVD版うる星やつら2 ビューティフルドリーマー追加情報。
DVDの映像はビスタサイズ(*1)をスクイーズ収録、押井氏監修のニュープリント・ハイビジョンテレシネ仕様で劇場上映時の画質を再現という。本編DVDは98分。ちなみにBDのLDは公称97分だった。これは誤差の範囲で恐らく何度か話題にされたカットシーン(*2)は入らないと思うが……。
音声はドルビーディジタルモノラルの「オリジナル版」と「修復版」に加え、ドルビーディジタル5.1chの「リミックス版」が収録される。この5.1ch化がパトレイバーDVDのようにキャストを集め直して録り直しているのかどうかは不明。それに加えて押井氏、千葉繁氏、西村純二氏(BD演出)らによる音声解説が入るということである。

また、8月10日に開催される15th Anniversary Production I.G WORLD TOUR 2002 in SUGINAMIの詳細スケジュールが公開された。未だに詳細ゲストについては公開されていないが、「I.G最新作」の上映&イベントに110分も割かれている。
ところで先日、コミックマーケットの開催日が8月10日から12日と書いたが、8月9日から11日の間違い。野良犬の塒(押井守ML)の参加日は11日である。

原註

  1. BDの作画はTVサイズで行われたが、上映された時はビスタサイズなので上下がカットされている。しかしレイアウト自体はビスタサイズを前提として行われたので、上下がカットされたビスタサイズでの上映が押井氏の意図を反映したものという事になる。
  2. あたるが夢を巡るシーン。太陽が赤色巨星化して水が干上がり人間が住めなくなった地球、既に人間は別の星に向けて旅立ってしまったのに、年老いたあたるは愛する人との思い出の星の地球を離れることができなかった、しかしふと、その「愛する人」の名前を思い出すことが出来なくて絶望する……というシーン。少年サンデーグラフィックうる星やつらなどでこのシーンが紹介されている。
    しかしBDのカットシーンはこれを含めてほんの僅かで、押井氏自身が「ディレクターズカット版は絶対に無理」と発言したことがあるそうだ。

2002/07/09

押井氏のBLOOD小説、獣たちの夜の文庫版が発売されることになった(amazon.co.jp)。現在の所確認出来ていないが、こちらはハードカバー版には無かった寺田克也氏(BLOODキャラクターデザイン)の口絵と、山田正紀氏(SF・ミステリー作家。作品はこんなの)の解説が付いているということである。

またDVD版うる星やつら2 ビューティフルドリーマーについて。こちらは9月21日発売なのは変わらずだが(発売元は東宝)、特典として復刻劇場パンフレット(縮小版)が付くそうである。まあBDのパンフレットは今でも手に入れようと思えば簡単に手に入るのだが。そんなわけでamazon.co.jpでの予約はこちら

ところで、2chで押井守がエヴァンゲリオンをリメイクしたらというのがあった。個人的には2chにはあまり関わりたくないのだが、これは面白かったので紹介。

最近amazon、amazonと鬱陶しいと思っている人がいるかも知れないが、便利なのでつい。

2002/07/06

先日のイヴェント情報の続き。
実は前回、全体のイヴェント名を書いていなかった(判らなかった)のだが、そのイヴェント、アニフェスの公式サイトがオープンしている。
それで8月10日に行われるI.G出展の日、『15th Anniversary Production IG World Tour 2002 in Suginami』の詳細が公開されていた。 ということで、まだゲストが誰かは公開されていない。しかし『全世界が待ち望んでいた「あの」最新映像の初公開が決定!』と書いてあることから、やっぱりあれかなあと……。まあ本来あれはとっくに公開されている筈だったのだし……。
ところでこの日程、8月9日から11日まで開催されるコミックマーケットと重なっているのだが、野良犬の塒がコミックマーケットに出るのは11日なので大丈夫(何が?)。

2002/07/05

先日予言したとおり、アニマゲドンのページに押井氏とギレルモ・デル・トロ監督の対談が掲載されている。内容は紙面に掲載されたものと全く同じだが、カラー写真がある。
また日経エンタテインメント2002年8月号にこの対談の記事。こちらの内容は同じ場所で収録されたものの筈だが、収録内容は異なっており、ここではデル・トロ氏が「10年前に、押井監督の作品を全て映画館で観ました。押井作品の中で凄く感銘を受けたのが『アヴァロン』です。」などと書かれている。
またこの誌では、またも「2004年公開予定 攻殻機動隊2 押井守監督が制作しているという」と書かれている。

2002/07/02

BOX東中野にて、「日曜アニメ劇場第1弾 『戦後×日本×アニメーション』」という上映&トークライブ企画が行われる。
日時 上映作品 ゲスト
7月21日(Sun) 『桃太郎・海の神兵』(併映『くもとちゅうりっぷ』) 富野由悠季(聞き手・アニメージュ編集長・大野修一)
7月28日(Sun) 『宇宙戦艦ヤマト』ニュープリント劇場版 唐沢俊一(聞き手・ササキバラ・ゴウ)
8月4日(Sun) 『機動警察パトレイバー2 the Movie』 上野俊哉
8月11日(Sun) 『∀ガンダムI・地球光』 大塚英志
8月18日(Sun) 『∀ガンダムII・月光蝶』 富野由悠季(聞き手・氷川竜介)
1700時より入場整理券発行、1900時より開始。前売り券はBOX東中野窓口及びチケットぴあで発売中、前売券2,200円、全5回共通券10,000円、当日一般券2,500円(会員2,200円)というお話。
パトレイバー2が上映されるので一応お知らせ。上野俊哉氏はこういう作品で知られている。


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