野良犬の塒
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押井守最新情報 2001年上半期

2001/06/30

角川書店ザ・スニーカー2001年8月号に、押井氏の連載『立ち喰い師列伝』が掲載された。「構想7年、押井のライフワーク」というけど……ねえ?
内容ははっきり言って、小説になっていない。単行本化の可能性は絶無と思われるこの「読み物」(そもそも掲載されたのが奇跡と言える)、見逃したくない人はしっかりチェックを……。

しかしあちこちのアニヲタ系ニュースサイトで、沖浦氏のインタヴューが@Niftyに掲載された事が紹介されている。言ってはなんだが、そんなに注目されていたのか?

2001/06/29

人狼のアメリカ公開に合わせて、幾つかのサイトで人狼の評が出ているので紹介しておく(Production I.Gの掲示板にあったURLを持ってきただけ)。

The Village Voice
citysearch.com
The New York Times

2001/06/28

アヴァロンDVDメモリアルボックスだが、一部の広告やバンダイビジュアルの販促誌"Digital Beat"に、価格が12,000円と記載されているが、これは12,800円の間違いであるという事である。ちょっとは安くなったのかと思っていたら…。

また今更だが、レンタルヴィデオ点のツタヤで発行しているツタヤクラブマガジン 2001年7月号にアヴァロンで押井氏のインタヴューが掲載されており、また押井氏の色紙プレゼントなんかもある。インタヴューの内容は真新しいものではない。
そういえばすっかり書き忘れていた気がするが…現在一部レンタルヴィデオ店にて、アヴァロンの無料プロモーションヴィデオの貸し出しが行われている。内容はgate to Avalonを編集し、更に一部の本編画像を追加したもの。

2001/06/27

アヴァロンDVDについて。
バンダイビジュアルのアヴァロンページに情報が掲載されているが、これを整理し、また非公開の情報も纏めたのが以下のものである。

アヴァロンDVD メモリアルボックス
アヴァロンDVD 通常版
価格
12,800yen
4,800yen
仕様
本編ディスク(106min)
特典ディスク(170min)
特典ディスクメニュー画面は本編のものを再現
本編ディスク(106min)
ピクチャーレーベル仕様
音声 ポーランド語 ドルビーディジタル・サラウンドEX
ポーランド語 DTS-ES ディスクリート6.1
日本語 ドルビーサラウンド
ポーランド語 ドルビーディジタル・サラウンドEX
日本語 ドルビーサラウンド
映像特典
劇場特報
劇場予告編
TVCM
gate to Avalon CM
ポーランド撮影ドキュメンタリー"Days of Avalon"(110min)
VFXメイキング特別編(60min)(副音声 古賀信明・林弘幸座談会)
イメージギャラリー
DVDメニュー用スクリーンセーヴァー(劇中で使用されたもの)
劇場特報
劇場予告編
TVCM
封入特典
オールカラーブックレット(16p)
企画書・企画準備稿・絵コンテ(280p以上)
オールカラーブックレット(16p)

限定版の特典ディスクは約3時間とかなりのヴォリュームで、内容もかなり豊富なようだ。"Days of Avalon"はGate to Avalonとは「異なる視点で構成」とあるが。

またもう一つたれ込み情報。
日本製のアニメやゲームを紹介している英語サイトEXアヴァロンの特集があり、押井氏のインタヴューが掲載されている。私の拙い英語力で再翻訳するのは止めておくが、ここでもまた押井氏は犬について語っている。

2001/06/26

たれ込み情報を幾つか。
ニフティ映画大賞2000の邦画部門新人賞を人狼の沖浦氏が受賞し、そのインタヴューが掲載されている。インタヴューが収録されたのは2001年の3月とつい最近の事だが、内容はなかなか面白い。最近インタヴューする側になる事が多い編者も、これを読んで幾つか考えさせられた。

もう一つの話は、@LAWSONで宮崎駿氏の「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」のガイドブックがそれぞれ復刻され、現在予約受付中であるというもの。この情報を何故「塒」で扱わなければならないのかというと、これに宮崎駿氏と押井守氏の対談が収録されているからである。伊藤和典氏も参加していたりするようだが、これ以上の詳細については私もまだ見ていないので語れない、しかし予約締切は7月4日なので注意されたい。

WOWOW特番
WOWOW特番

2001/06/09

6月8日にWOWOWで放映された「世界の映画祭シリーズ カンヌ国際映画祭2001」にてアヴァロンが紹介された。以下はその時の押井氏のコメントである。

全くもう文化も何も違う世界の人がね、その見てくれるとか誉めてくれるとかいう事は力付けられる面もありますね。やっぱり日本的な現実の中だけで映画を考えていくというのは、僕はやっぱ正しくないとずっと思っていたんだけど。
勿論みんながそう思っている訳じゃないんだけど、やっぱりそういう場に出ないと判らない事って確かにありますね。それはここ数年で凄く感じますけど、やっぱり本当はもっと出ていくべきなのかもしれないけど、何せちょっとねえ、僕はお尻が重い人間なんで(笑)、飛行機に乗ると思っただけでうんざりしちゃうんですよね。
電送機とかさ、テレポーターとかね、あったらどこでも行きますよ(笑)。

2001/06/08

徳間書店のアニメージュ2001年7月号に、押井氏のコラムの連載が開始された。「押井守の映像日記」というタイトルで、押井守が(かなりマイナーな)映画について色々書くというものである。イラストはお馴染みの桜玉吉氏。

2001/05/31

公式サイトが更新され、カンヌ映画祭のリポートが掲載されている。ここでは押井氏のタキシード姿という、非常に貴重な写真が見られるだろう。

2001/05/30

宮崎映画祭追加情報。
こちらは6月23日、2030時から2230時までアーバンホテル9F グランモンテにてパーティーが行われ、それに伊藤和典氏、そして「多分」押井守氏が出席されるという。このパーティーのティケットは限定100枚のみの販売で4500円、購入を希望する人は実行委員会(TEL 090-7534-4251/1300時~1900時)に電話連絡し、郵送での購入という形になるとの事。
また、24日のアヴァロン上映後には伊藤氏と押井氏のトークショーが行われる予定である。

2001/05/29

WOWOWでの人狼放映情報。
上映日開始時間チャンネル
6月2日20:00~BS5ch/BSディジタル191ch
6月17日6:00~BS5ch/BSディジタル191ch
6月27日13:55~BSディジタル192ch
7月13日25:00~BSディジタル192ch
7月30日29:45~BS5ch/BSディジタル191ch
また、アメリカでも人狼の劇場公開とDVDの発売があるとの事で公式サイトが開設された。押井氏はカンヌ映画祭から、直接これのプロモーションのためアメリカに渡ったそうだ。リージョン1のDVDとリージョン2のDVDの価格差が大きそうで何だが…。

また、そのカンヌ映画祭のアヴァロンリポートのページもある(たれ込み情報)。

2001/05/24

6月22日から24日まで行われ、アヴァロンの上映もある宮崎映画祭について。
まだ詳報は届いていないが、こちらのティケットはローソンで「2~3日後くらいから」購入する事が出来るそうである、1作品に付き1,200円。
こちらでは24日にパーティーが行われ、そこに押井氏や伊藤氏も出席されるらしい、これも詳細はまだ不明だが。

2001/05/21

伊藤和典氏インタヴューや引越で大忙しだった筆者です。
カンヌ映画祭に押井守氏と川井憲次氏が遠征中だが、公式ページのアヴァロン紹介ページ記者会見インタヴューの模様フォトコールがストリーム放送で見られる。フォトコール(何と訳せばいいんだ?)ではアッシュ役のマウゴジャータ・フォレムニャックの姿も見られる。
また、押井氏のフランスでの模様の記事が読売新聞掲載された

しかし、アヴァロン公式サイトはすっぱり更新止まったな…。

2001/05/15

本当はこちらで品を実際に手に入れてからリポートを書きたかったのだが、発売日の本日になっても発見できなかったので今書いてしまう。
海洋堂人狼版プロテクトギアのアクションフィギュアの発売日である(が、入荷は一部店舗で遅れているらしい)。写真を見る限り非常に完成度が高く(マスクの下がちゃんと伏の顔になっている)各部分が稼働する上に、2800円という低価格。かなり素晴らしいもののようである。

2001/05/10

JDAF(ジャパン・デジタル・アニメーション・フェスティバル)2001というイヴェントについて。
こちらではBLOODの公開が行われ、Production I.G社長の石川光久氏が来られ、そして押井氏も来られる予定であった
だが押井氏はカンヌ映画祭の為にフランスを来訪される事になり、丁度これがJDAFの日と重なってしまって、結果押井氏の名古屋訪問の中止は100%確実だそうである。

取り敢えずJDAFでは、5月19日にBLOODの公開が行われ、「押井監督プロダクションI.Gに関連するDVD等の販売コーナー設置」とやたら商売っけたっぷりの企画も行われるという事である。

さすがにカンヌまで押井氏を追っかけに行く人はいないと思うが(或いはここのページを見ている人でフランス在住の人がいるだろうか?)

2001/05/08

紹介が遅れたが、MANGA ZOO先日行われたBLOOD DVD発売記念イヴェントのリポートが掲載されていたので紹介しておく、大した記事ではないが。

2001/05/04

くそ忙しかったのも一段落した管理人です。
そんなわけで、映画テレビ技術・Digital Production 2001のオープニングアドレスに押井氏公演の情報がある。2001年5月16日、水曜日の平日で有明ワシントンホテル(このホテルはある理由により有名だが)。現在上記のページにてオンライン受付中。

また今更ではあるがアヴァロン日本語吹き替え版のキャストが公開された。

アッシュ財前直見
ゲームマスター日下武史アニメはストリートファイター2のベガなど
マーフィー木下浩之辺見敦など
ビショップ大塚明夫バトーなど
スタンナ山寺宏一トグサなど
受付の女范文雀
このように、主にTVドラマの出演者から選ばれている。

2001/04/26

25日に行われたHMV渋谷店で行われた、BLOOD DVD発売記念 未来系ビジュアル・トークバトル featuring 押井守の簡単なリポート。
DVDを売っている店内の小ステージでの小イヴェントだったが、プレスの多さがとにかく目に付いた。

この日はアヴァロンにも参加したハヤシヒロミ氏と押井氏のトークで、切り出しは例によって例のごとく「映画とアナログとディジタルと…」というものであったが、そのうちどんどん話が逸れてきた。

「人間と獣の中間に興味がある」人狼の伏もそうだったように、押井氏の考える小夜も人間と獣の中間の存在だった。そして押井氏がBLOODの映像を作るとしたら実写になり、小夜のキャスティングも考えていたという話が出た(誰かは明かされなかったが)。
また「ディジタルでチャンバラをやりたい」と、犬本2でも話していたが映像でチャンバラをどう描くかという話も出た。

それで、実写版BLOODの代わりに現在準備中の次回作の話が出たわけだが、

押井:(次回作の公開は)最短で…多分2003年の暮れぐらいかな。多分無理だと思いますけど(笑)。2004年の春とか、夏になっちゃうと思います。タイトルはどうせあと数ヶ月でばれますよ。今でも半分くらいばれてますから(笑)。インターネット方面ではもろ出しに近くなってますから。隠す意味なんか本当は無いんだよね(笑)、ばーっと言っちゃってもいいんだけど、そういうもんですよ。もう判っているでしょうけどそういうもんですよ(笑)。
この時に押井氏が私の方を見ていたのは、やっぱり私に気が付いていたのでしょうか?

また、伊藤和典氏のページにあった情報だが、宮崎映画祭の最終日(6/24)、アヴァロン上映時の舞台挨拶で押井氏と伊藤氏のトークが「実現しそうです」という話。

宮崎ですか…。

2001/04/25

最近AVの知識の無さを痛感している管理者である。
さて既に掲示板に載ってしまったので今更という気もするが、バンダイビジュアルの販促誌BEATマガジン5月号に、アヴァロンDVDについての詳報が載ったので纏めておく。

アヴァロン Avalon
DVD&VIDEO 7.25 ON SALE

【DVDメモリアルボックス】BCBJ-0866/\12,800(税抜)
●毎回封入特典:企画書、脚本準備稿、絵コンテを収録した豪華ブックレット
●毎回映像特典:メイキング画像(ポーランド撮影記録、VFXメイキング特別編)、劇場特報・劇場予告編・TVCMを収録したメイキング・ディスク1枚付
※この商品は1年間の期間限定生産商品です。

【DVD〈通常版〉】BCBJ-0867/\4,800(税抜)
●毎回映像特典:劇場特報・劇場予告編・TVCM

[DVD共通]本編106分/片面2層/16:9LB(ビスタサイズ)
ポーランド語(オリジナル)…ドルビーデジタル・サラウンドEX
[メモリアルボックスのみ、DTS-ES音声も収録]
日本語(吹替)…ドルビーデジタル(ドルビーサラウンド)

【VIDEO:字幕スーパー版/日本語吹替版】
字幕スーパー版…BES-2740/ポーランド語(日本語字幕)
日本語吹替版…BES-2741
各本編106分/ステレオHi-Fi/ビスタサイズ/\16,000(税別)

予約締切日:6月19日

メモリアルボックスのみDTS-ES音声も収録との事だが、極めて簡単に言うとDTS-ESはDTSの5.1chを6.1chに拡張したものである(らしい)。アヴァロンのDVDに収録されるのはDTS-ES(ディスクリート6.1)という事である。
因みに、gate to Avalonに収録されたアヴァロン予告編はドルビーディジタル5.1ch(EXではない)。人狼のDVDはドルビーサラウンド。

それとアヴァロンDVDは、(gate to Avalonとは違って)メディアファクトリーではなくバンダイビジュアルからの販売という事になるので予約する時は注意。

HMV渋谷店でのトークショーの模様は後日。

AERA 2001年4月30日-5月7日合併号

2001/04/24

朝日新聞社のAERA 2001年4月30日-5月7日合併号に押井氏の特集。合計6Pで、内容は主に押井氏の生い立ちについてである。作家の学生時代や更に子供時代の事をほじくりかえした所で、作品を理解する益にはならないというのが当サイト運営者の個人的見解ではあるが。

取り敢えず、そこに記されていた興味深い一文を引用する。

その押井は今、日本を離れ、世界的ヒット作を次々に送り出す、まだ若い映画製作会社の会議室にいる。数十億円という、アニメ作品としては破格の制作費で代表作のPART2を作らないかという社長のオファーに応え、最終的な詰めの作業のためにこの会社を訪れたのだ。
続いて映画祭関係の話を二つ。
カンヌ映画祭のOut of Competitionにアヴァロンが招請されたという話。そして、宮崎映画祭でもアヴァロンが公開される。宮崎映画祭は6月22日から24日にわたって行われ、またこれには押井氏も来られるという話である。詳細は分かり次第またここに掲載したい(現在公式HPにはこの情報は記載されていない)。

2001/04/17

書き忘れていた情報。
現在発売中の月刊ニュータイプ2001年5月号に、法政大学で行われたシンポジウム アニメーション技術の現状と将来の記事が掲載されている。内容は1Pだがそれなりに濃い、しかしほとんど押井氏の事にしか触れておらず、他の参加者~例えばProduction I.Gの石川氏~のトークについてはほとんど書かれていないという惨い扱いになってしまっているが。
シンポジウムのページでは未だにトークの内容は公開されていない。当初の話では後ほど編集されてこちらにムーヴィーが公開されるとかいう事だったのだが。

2001/04/16

筆者未確認だが。
現在銀座ユーロスペースなどで「2001年宇宙の旅」の上映が行われているが(デジタルリミックスサウンドと70mmシネラマ・サイズの再現比率ニュー・バージョンらしい)、これのパンフレットに押井氏のコメントが載っているとか。それだけ。

2001/04/05

また、テアトル池袋で4月28日まで行われるオールナイト上映、アニメシアター大復活祭・押井守編について。先方からメールを受け取ったのでそのまま掲載する(下線編者)。

伝説のアニメシアター大復活祭・押井守編 あのアニメシアターが完全復活か?!第2弾は今年新作「AVALON」を発表。精力的に活動を続ける押井守の作品を5週連続で一挙上映だ!おなじみの代表作からレアな作品までスクリーンで観られるまたとないチャンス!5週連続来場者には豪華商品をプレゼント!とにかく池袋に集まれ!
会場:テアトル池袋 03-3987-4311
料金2,500円均一(当日20:00~販売・整理券付き)
当情報をプリントアウト持参のお客様300円割引
4/14のみリピーター割引あり。詳細は劇場まで
*入場者全員プレゼントあり *週替りお宝グッズ販売あり

4/7(土)23:20開場
GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊('95/1h20)
23:30~0:50
機動警察パトレイバー 劇場版('89/1h40)
1:10~2:50
機動警察パトレイバー2 the Movie('93/1h54)
3:10~5:05

4/14(土)23:20開場
BLOOD THE LAST VAMPIRE('00/0h48)
23:30~0:20
トワイライトQ 迷宮物件FILE538('87/0h30)
0:20~0:50
機動警察パトレイバー 劇場版
1:10~2:50
機動警察パトレイバー2 the movie
3:10~5:05

4/21(土)23:20開場
紅い眼鏡('86/2h00)
23:30~1:30
ケルベロス/地獄の番犬('90/1h39)
1:40~3:20
Talking Head('92/1h45)
3:30~5:15

4/28(土)23:20開場
MAROKO 麿子('90/1h30)
23:30~1:00
トワイライトQ 迷宮物件FILE538
1:00~1:30
人狼('99/1h38)
1:40~3:20
ケルベロス/地獄の番犬
3:30~5:10

この割引は、(現段階では)野良犬の塒だけの特典です。
5週連続って…いるのか? もっともここで1回目を紹介し損ねたのだが。
しかしこんな企画をぶちあげて、塒に情報が掲載された途端にこんなメールを送ってくるとは、テアトル池袋のスタッフにはかなりディープな押井ファンが生息している事は疑いない。

2001/04/04

アヴァロンDVDの詳細情報。DVDの音声は通常版、限定版共に以下のようになる。
1ポーランド語(劇場版オリジナル)ドルビーディジタルサラウンドEX6.1ch
2日本語(新規吹替)ドルビーサラウンド2ch
音声はドルビーディジタルサラウンドEX(DD-EX)で、DTSではない。DD-EXはDVD標準フォーマットのドルビーディジタル(DD)の拡張フォーマットで、標準のDVDプレイヤーでも5.1chでの再生が可能だ(勿論5.1ch対応アンプが必要だが)。
また日本語音声も収録されるがこちらは2chである(DVD容量の問題で収録できなかったようだ)。押井氏は「(観客に)判らない言葉で喋って欲しかった」とポーランド語の英語を作ったわけだが(だから勿論メインはポーランド語版という事になる)、それがどう日本語化されるのか興味深い。吹き替えのキャストについてはまだ不明である。取り敢えずアッシュの声優は田中敦子女史に30ガバス。

2001/04/03

アヴァロンDVDの発売日が公開された。これは7月25日で、DVDは通常版と期間限定生産のメモリアルボックス版の二種類が発売。通常版は4,800円とまあそこそこな値段、しかしメモリアルボックス版はまたもや12,800円。こちらには何が付くのかというと、企画書、脚本、絵コンテ等の収録されたブックレットに、メイキングのディスクが付くとの事。相変わらずマニアから搾り取ろうという商法、もうこのブックレットとメイキングディスクに8,000円分の価値があると願うのみである…。
ところでアヴァロンDVDは、通常版・限定版共に音声はドルビーディジタルサラウンドEX、即ち劇場公開と同じ6.1chなのである。ちょっと調べてみた所、EX対応のアンプ(プレーヤーではない)は安くて80,000円はする模様(オンキョーのTX-DS787が定価125,000円、販売価格が83,800円というところだった)、EX対応アンプは高いと300,000円前後になる(AV機器の値段に天井は無いが)。EX対応のプレイヤーは確認すら出来なかった。
DD、或いはDTSしか対応していないプレイヤーで再生した場合の動作はどうなるのだろうか? 誰かAVに詳しい人教えて下さい。

またヴィデオ版の発売も同日に行われる。こちらは価格は16,000円でレンタル専用と思われるが、気になるのは字幕版と吹替版があるという点だ。吹き替え声優は誰になるのか? DVDには吹き替え音声が入るのか? この辺は今のところ全く不明である。

また、テアトル池袋で4月28日まで、毎週土曜日に押井作品のオールナイト上映が行われている(書き忘れていました、てへっ)。舞台挨拶等などは特に何もない。

2001/03/28

角川書店からHOW to Digital ART VOL.1という雑誌が出た。Vol.1という事は続きがあるのだろうが、ともかくこれに押井氏とコナミの小島秀夫氏の対談が掲載されている。だがこれはニュータイプドットコム 2001年3月号に掲載されたものの再録で、しかもムックになった事で中身が膨らんだかと思ったら逆にあちこちカットされている。ニュータイプドットコムの方を見た人ならこの記事を読む価値はない。

2001/03/23

アヴァロンDVD情報はまだです。もう暫しお待ちを。

4月25日水曜日、HMV渋谷店4フロアで1800時から1900時の間、押井守氏の来られるBLOOD DVD発売記念イヴェントが行われるという事である。参加資格は同店で、同日発売になるBLOODのDVDか天使のたまごDVD、または人狼かgate to AvalonのDVDを購入した人先着100名という事である。参加者税印に押井氏のサイングッズ、更に抽選でグッズがプレゼントされるとか。そしてBLOOD、人狼、アヴァロン、天使のたまごの映像クリップの上映や、押井氏とゲストのハヤシヒロミ氏とのトークライヴ等が予定されている。詳細はBLOOD公式サイトProduction I.G公式サイトを参照されたい。
平日に行われ、しかもソフトを買わないと参加できないという厳しいイヴェントであるが。念のため改めて説明しておくが、押井氏のBLOODでの肩書きは「企画協力」で、BLOODの企画は押井氏が主催したProduction I.Gの演出講義塾(押井塾)の中で生まれた。押井氏はBLOODの世界観構築などの上でアドヴァイスを行ったが、アニメーションのBLOODの脚本等には押井氏はノータッチである。

ついでに幾つか。ファミ通.comに掲載された文化庁メディア芸術祭の記事と、LYCOS MOVIE押井守講義録 「制作システムへの挑戦」を紹介しておく。

2001/03/15

生憎まだアヴァロンDVDの情報ではありません。

人狼の一般劇場公開も終わり、アヴァロンの公開も収束に向かいつつあるが、そんな中幾つかの特別情報の情報が出ている。
デジタルWOWOWで人狼の放映、ミューズ シネマ・セレクション(所沢)及び高崎映画祭で人狼の上映、ディノスシネマ(札幌)で人狼、アヴァロンの上映。詳細はProduction I.GのWebページに掲載されている(手抜き)。

2001/03/11

法政大学で行われたシンポジウム アニメーション技術の現状と将来では、押井氏の講演などがインターネットライヴ中継されたが、その模様は後ほどWebページで公開されるらしいので、「常時接続じゃないので真っ昼間にやっているライヴなど見られません」という人も待っていよう。

また、少年サンデー 2001年14号、『かってに改蔵』より。

P352

P353

…最新情報?

2001/03/01

2001年3月13日(火)から3月18日(日)まで開催される文化庁メディア芸術祭、13日に行われるパネルディスカッション、「デジタルアート[ノンインタラクティブ]部門優秀賞受賞者によるシンポジウム」に押井氏が出席する。平日の1100時から1230時で、本物のプロの追っかけでもないと行けそうにない時間だが。
またアヴァロンの上映も行われる予定だが、現在何日に公開されるかは発表されていない。

2001/02/28

G.A.M.S.Market-1リポートはこちら

イヴェント情報。埼玉県所沢市市民文化センター「ミューズ」で開催される「世界が注目する日本映画たち」で人狼が上映され、監督の沖浦啓之氏も来られるということである。日時は4月1日で人狼の公開は1200時から、他にも「BULLET BULLET バレット・バレエ」「ワンダフルライフ」という映画が上映され、それぞれの監督も来場されるとのこと。前売り券は1回券800円、1日券2000円でチケットぴあ等で3月1日から発売、詳細は「財団法人 所沢市文化振興事業団」(042-998-6500)へという事である。

またモデルグラフィックス誌で連載されていた迷走ガジェットFILEは今回が最終回となった、お疲れさま。

2001/02/15

G.A.M.S.Market-1(ひどい作りのサイトだ…)の追加情報。
2月25日に東京ビッグサイトで開催される同イヴェント(エアガン、モデルガンや軍装品などのミリタリー関係グッズマーケット)にて行われるアヴァロンの展示では、アッシュ、ビショップ、マーフィーの戦闘服、撮影に使用されたヘッドギア、キーボード、カードスロット、そして小説版の表紙のモデル、劇中で使用したアヴァロンポスターなどの展示が行われる予定であるという(その中にはスーパーフェスティバル20で展示されたものも含まれる)。

突っ込みがあったので書いておくと、先の「うる星やつらの映画でカットされたシーン」とはオンリー・ユーの宇宙タクシーが面堂邸に突入するシーンなどを指すという事である(こちらは現在DVDなどで出ているノーカット版に収録されている)。オンリー・ユーは作った後で劇場公開には時間が長すぎるといって、慌ててあちこち切りまくったとか。

2001/02/14

久し振りにこちらの更新。
紹介が遅れたが、公式サイトの方に先日行われた渋谷でのトークショーの模様が掲載されている(同日行われた青山ブックセンターでのサイン会の模様も掲載された)。私のすることがないくらい結構しっかりと書かれているが、幾つか補足しておく。
押井氏がアヴァロンの宣伝のために韓国に行ったときに、現地のインタヴュアーにこう聞かれて驚いたという話がある。
「韓国での人狼の観客動員数が70,000人と失敗した理由は何だと思うか」
「(70,000人で失敗なの!?)」
韓国と日本の映画人口の違い~韓国では日本の10倍は映画が見られているという~を表すエピソードである。だが今でも韓国では海賊版のヴィデオが横行しているそうだが。
ついでに、日本だろうが韓国だろうがアメリカだろうがどこでもアニメファンの行動パターンは同じという話があった。アメリカの場合は体格が太くなって、それでラムのTシャツを着ていたりするということだが(筆者はあちらのコスプレイヤーの写真を何度か見たことがあるが、やはり太かった)。

Mi-96D Branまた、カットされた重爆撃ヘリ Mi-96D“ブラン”の爆弾投下シーンについて(右写真はモデルグラフィックス誌の押井氏の連載記事に掲載されたイラスト)。トークショーで公開された映像では、ブランが爆弾投下用パイロンを開いて爆弾をどかどか落とすシーンがあった。このパイロンはこのヘリのデザインの最大の特徴であり、またその部分のデザインやモデリングの手間は押井氏も十分承知していて、最後まで悩んだというが結局カットしてしまった。これはアッシュとブランが対峙した時に初めてこのヘリの全容が現れるようにすべきだという演出意図によるものであり、コンテの段階で気が付くべきだった自分のミスという言葉を残している。ついでにうる星やつらの映画でアニメーター入魂のシーンをカットして嫌われたという話もしていたが。BDの巨赤化した太陽のシーンだろうか?(このシーンはサンデーグラフィックなどに写真が掲載された)

また次回作のタイトルについての言明は避け、「アニメを三年後くらいに、短く見積もって」と語っていた。今までのコメントから「二年後に」「三年後に」という具合に、次第に期間が長くなっているのが気になるが…。

韓国での公開だが、取り敢えず50館規模で開始され、興行成績6位に入ってまずまずの滑り出しらしい。韓国のサイトでのアヴァロン議論も活発だが、一応好意的意見が多いそうだ。まあ映画館から出てきた人間と掲示板に書き込む人間との比率には明らかな変位があるものだが。

日本でのアヴァロン公開は、関東では2月16日の上映終了後から新宿シネマミラノ(歌舞伎町・コマ劇場正面)にてレイトショーでの公開が続くそうである。

また、2月17日にFM放送のJ-WAVEにて、2200時より放送されるMake IT 21という番組に押井氏が出演される。筆者の環境ではラジオが聴けないので確認できないが。

最後に、トップページに書いた通りだが人狼監督の沖浦啓之氏と、人狼で雨宮圭を演じた武藤寿美女史が御結婚されたという話が駆けめぐっている。まだI.Gのページでの公式発表はないようだが(プライベートなので公式で出す必要もないか)。

2001/02/04

@Niftyアヴァロンに関する押井守インタヴューが更新されている。ここの記述、「ぼくの映画が大好きだっていうことで同人誌をやっていたり、サイトをやっていたりする人が時々会いに来たりするんだよね。ぼくは基本的に会わないことにしているんだけど、たまに会って話をすると「あれは実はどういう意味なんでしょうか?」と必ず聞いてくるわけだ。」私は訊いてないです。

2001/02/03

週間ヤングジャンプの9号にアヴァロンの記事が2P、押井氏のインタヴューが2P。このインタヴュは中々面白くて読む価値がある。
また本日行われたアヴァロン日韓同時公開記念トークショー、非常に面白かったのだが情報規制がかかっていてあまり書けない。多分公式ページMANGA ZOOでリポートが掲載されると思うが。その時にまたお知らせする。

アヴァロン メイキングブック ムービーコンストラクション クラスSA押井守inポーランド 『アヴァロン』撮影現場記録

2001/02/01

アヴァロン関連の本が二冊立て続けに発売されている。
一冊は『アヴァロン メイキングブック ムービーコンストラクション クラスSA』。この本は素晴らしい。値段も高いが(3,500円)全シーンの解説が入っているし各スタッフ(ポーランド人含む)へのインタヴューもしっかり入っていて、CGI・ポストプロダクションにも詳しい。はっきり言ってこれがあれば『リアルクエスト クラスA』はいらない。ただ、ポーランドでの撮影状況についての既述は十分ではない。

それを補完するのがもう一冊の本、『押井守inポーランド 「アヴァロン」撮影現場記録』である。現在もガブリエルの憂鬱にはポーランドロケの様子が連載されているが、勿論こちらの方が詳しい。写真も豊富で、ポーランドでのドタバタ模様が伝わってくる。

他に今日は情報掲載の話が二つ。一つはパソコンゲーム雑誌のログイン 2001年2月号で、アヴァロンの記事と押井氏のインタヴューが載っているが中身は実につまらなかった。
もう一つは雑誌ではなくWebページで、SHIFT 51号(ここのトップページ、どうにかならんのか?)にアヴァロンの記事と、押井氏へのFAXインタヴューの内容が出ている。

日本経済新聞2001年1月28日

2001/01/29

アニメ雑誌AX 2001年2月号に川井氏のインタヴュー。アヴァロンの音楽に関するコメントがある。
またGun 2001年3月号には押井氏のインタヴュー。アヴァロンに登場する銃器の話になっているが、銃に詳しくない人にはさっぱりの内容だろう。

そして日本経済新聞 2001年1月28日号にも記事があるので引用する、好き勝手に書かれたなという感じだが。「ジャパニメーション」という言葉が使われているのはもう日本だけだというのに。

造るアングル 映画監督 押井 守
表現とは現実越えたもの

世界に誇るジャパニメーションの騎手。見たこともない異世界をフィルムに構築する卓越した想像力、文明や人間の存在について問う哲学的な志向。自ら「能書きの多いSFアクション」と語る作風は、「タイタニック」のジェームズ・キャメロン監督をはじめ、欧米のクリエーターから熱烈な支持を得ている。
「現実にないものを撮りたいという欲求がものすごく強い。僕にとって表現とは、現実を超えたものを突き詰めること」。久々に取り組んだ実写映画「アヴァロン」も、仮想現実空間が舞台だ。戦闘ゲーム内にしかけられた秘密に挑む女戦士の物語。ポーランドで地元の俳優と本物の戦車を使って撮影し、未来と古代が入り交じったような不思議な風景を作り出した。
一九七〇年代に学生生活を送った世代だが、イデオロギーや革命願望には嫌悪感しか抱かなかった。大勢と交わることを避け、自主映画やプラモデルの制作に一人打ち込んだ。今も、正義の味方、悪党を問わず、社会によりどころを持つ人物は主人公に選ばない。
好きだったのはヨーロッパの高踏的な映画。監督を志し、演出修業のつもりで入った動画の制作会社で、現実に縛られないアニメの力に魅せられた。そこから、アニメにも実写の持つリアリティーを出そうと様々な実験を試みる。
例えば「主人公に、所在なくそこにいるという演技をさせる」。生身の俳優なら何でもないが、絵で表現するのは至難の業。試行錯誤を繰り返した結果、「そろそろアニメだけでできる表現の限界が見えた」。
今回、実写作品を手掛けた理由は、その突破口を探すためでもある。とはいえ、アニメを捨てたわけではない。デジタル技術で映像を補正するという手法をとることで、今までとは逆に、実写にアニメの手触りを持ち込んだ。
座右の銘は「知恵と勇気」。「どんなにデジタル技術が進歩しようと、最後にものを言うのは人間の力」。物静かな表情の奥に、最先端を歩む者の強いプライドが透けて見えた。

毎日新聞2001年1月25日夕刊

2001/01/27

1月25日の毎日新聞夕刊に掲載された、アヴァロン韓国公開についての記事を引用する。
「攻穀機動隊」押井監督の新作 アヴァロン 韓国でも近く公開

金大中大統領の文化開放政策で日本映画が次々と公開されている韓国で、押井守監督の最新作「アヴァロン」が、20日の日本公開に続いて2月3日、公開される。これまでは韓国での日本映画公開は、日本での興行成績を見たうえで時期や規模を決めていたが、「アヴァロン」は日韓ほぼ同時公開。しかも韓国内の方が日本より大規模という力の入れようだ。公開を前にした韓国・ソウルを取材した。
8日夜、ソウル市の映画館で試写会が開かれた。470席の会場は、若者を中心とした観客で満員の盛況だ。
仮想現実のゲームの世界と現実とが交錯するストーリー、実写で撮影したフィルムをデジタル加工した映像と、実験的な要素も含んだ映画。上映終了後には押井監督との質疑応答の時間も設けられ、「過去の作品との関連性は」「内容が難しいのでは」など活発な質問がとびかった。
「攻穀機動隊」などのアニメーションで世界的に知られる押井監督の作品が韓国の映画館で公開されるのは、実はこれが初めて。それでも「攻殻機動隊」が韓国の映画祭で上映されたり、ビデオが出回ったりして和名度は高く、熱心なファンも多いという。カリスマ的存在の押井監督の3日間の滞在中は、連日記者会見や新聞やテレビのインタビュー攻めだった 。
「アヴァロン」は韓国内の100館の映画館で上映され、「動員目標は100万人」。同国内の配給を手がけたAFDFのチョン・テソプ社長は強気の姿勢だ。公開時期を日本と合わせたり、押井監督の訪韓を実現させるなど話題作りを仕掛け、大々的な宣伝戦略でヒットを狙う。「韓国と日本の市場を一つにするきっかけにしたいと思っている。これまでの決画にない新しさだから、必ず当たる」と意気込む。
しかし韓国内での日本映画人気は、開放直後のブームが去って下降気味。日本で大ヒットした「ホワイトアウト」や「ポケモン」も今一つ。人気復興に「アヴァロン」が起爆剤となるかどうか。

【勝田 友巳】

そういえば結局韓国での人狼の公開の状況はどうだったのであろうか。

また、2月3日に渋谷東急3で行われるトークショーの詳細。出席者は押井守氏、古賀信明氏、林弘幸氏。1900時からのアヴァロンの公開に入場した者のみ閲覧可能、終了予定時刻は2250時。
またこの回のみ入替制となる。つまり4回目、5回目のアヴァロンを連続で観てそのままトークショーを見る事は出来ないという話だ。
こちらの当日券は1730時より発売、前売り券でも入場可能との事。

更に、アヴァロンのコンセプト・フォト担当の樋上晴彦氏の作品展が行われる。期間は2/2(金)から2/8(木)まで。

ワルシャワからの微風(かぜ) 樋上晴彦作品展
映画「アヴァロン」によせて… デジタルカメラFUJI/S1・PROによるポーランド心象

2001/01/25

アヴァロン公式サイトの方も更新され、公開初日の舞台挨拶のレポートとRealVideoが公開されている。

月間モデルグラフィックス2001年3月号、例によって押井氏の連載が掲載されているが、更にアヴァロンの特集が2P。戦車馬鹿が浮かれている記事にしか見えないが。

またやっと確認出来たが、スーパーフェスティバルミリタリースペシャルとしてG.A.M.S.Market-1という軍事系のイヴェントが開催される。こちらでアヴァロンで使用された衣装、プロップなどの展示が行われる予定との事だ。ミリタリーイヴェントに興味のある人は行ってみるといいだろう。

良く判らない写真

2001/01/24

法政大学で法政大学西館竣工・全学LANリニューアル記念シンポジウムという事で、「アニメーション技術の現状と将来」という講演会が行われる。そこに押井氏や、更にProduction I.G社長の石川氏らも出席する。現在このシンポジウムのページが公開されている。
これは定員100名で、参加希望者は往復葉書かWebページ上のフォームからの申し込みを行い、希望者多数の場合は抽選になるとの事。
更には、当日ストリーム放送によるライブ中継も行われるとか。金のある学校はいいねえ…。

そして、SPA! 2001年1月31日号に押井氏のインタヴューが掲載されている。良く判らない場所でよく判らないポーズをさせられて良く判らない写真を撮られている押井氏が何ともいえないが。さすがゴシップ週刊誌。

2001/01/23

MANGA ZOOに、アヴァロン公開初日に渋谷で行われた舞台挨拶前のインタヴューの記事が掲載されている。また舞台挨拶のストリーム放映も行われている。
これで少しだけ出ているが、押井氏がステージを降りたところで顔見せ挨拶していた帽子の男が都々目とかいう奴です…。

2001/01/22

しぶとく連日更新。
ファミ通.comアヴァロンの特集記事があり、押井氏のインタヴューもある。内容は何度も見たようなものだが。
また、1月20~21日の興行成績速報で、アヴァロンが5位になったという事である。これは健闘していると言えようか、問題はこれからだが。

2001/01/21

書き忘れていたが、渋谷東急3で2月3日、1900時(5回目のアヴァロン上映終了後)に押井氏らスタッフのトークショーが行われる。参加者を正確にメモするのを忘れてしまったが(取り敢えず伊藤氏、川井氏は出ない)。

また、@NiftyのFJMOVIEでアヴァロンに関する押井氏のインタヴューが掲載されているのを発見、紹介しておく。

2001/01/20

そんな訳でアヴァロン公開初日。皆さん渋谷ではどうも。「都々目さん若いんですね」という感想をまた食らった、これで何回目か…まあ「ずいぶんお年を召して…」と言われるよりはましか。

本日の雑誌紹介は4冊。
キネマ旬報 2001年2月上旬号。アヴァロン特集が10Pある、インタヴューやら評論やらごちゃごちゃした記事。
PREMIERE 日本版 2001年3月号。「押井守を分解する」というタイトルで4Pの記事。Aから始まりBC...Zまでが頭文字の単語の辞書で押井守を分解…というものがある。かなり強引な内容だが中々面白い。
オリコンウィーク ザ・一番 2001年1月29日号。アヴァロンの音楽に関する、押井守氏と川井憲次氏の2Pの対談。ここでも麻雀の話が出ている。
ニュータイプドットコム 2001年3月号。押井氏と、最近悪名高く好感度下がりまくりのコナミのアイドル(にすっかり祭り上げられた)、小島秀夫氏の対談がある。

…いつ終わるんだ?

押井守全仕事 増補改訂版

2001/01/19

キネマ旬報社から、『押井守全仕事 増補改訂版』が出版された(右写真上)。既述の通り、これは1996年に発売された『押井守全仕事』に、最近の押井氏の作品の記事等が追加されたものである。
この本は買いだ。『改訂版』とはいってもページ数は1.5倍以上に増えており、新たな押井氏へのインタヴューの他に伊藤和典氏、川井憲次氏、沖浦啓之氏、北久保弘之氏といった面々へのインタヴュー等が掲載されていて、犬本の編集者としては悔しい(商業誌と勝負するなよ)、だが藤原カムイ氏へのインタヴュー量では勝ったぞ(『全仕事』の編集者の人が犬本を読んでいて、重複を避けてああいう内容になっていたのだったらどうしよう……(*1))。他にも『人狼』『アヴァロン』に限らず、パトレイバー劇場版DVD 5.1chサウンドリニューアル版等も含めた色々な評論、解説が入っている。
しかしこの本は誤植が多い(「誤植王」の私に言われたらお仕舞いだと思うが……)。

また別のキネマ旬報別冊、「押井守inポーランド 『アヴァロン』撮影現場記録」(ポーランド・ロケ・ルポルタージュ)はこちらも発売延期になっているのだが、『全仕事』の本文中には1月31日と書かれ、広告記事には2月2日と書かれている。一体どちらだ? 出版社に問い合わせたら2月1日と言われた……。

アヴァロンのサウンドトラックも発売されている。これはPCからCD-ROMとして認識することが出来、壁紙やスクリーン・セーヴァーが入っている。♪A~~~VA~~~~~~~LO~~~N~~~~~♪

日経コミュニケーション 2001年1月15日号 あと、先日書いた日経コミュニケーションの記事内容提供があったので簡単に紹介する(右写真下)。これは情報化社会(死語か?)に関する押井氏の言葉で、ニュータイプドットコム 2000年11月号に掲載されたインターネット等に対する考えを更に掘ったような感じとなっている。情報量は増えるばかりだが本当にそれでいいのか? という事である。

考えてみれば、こうして毎日押井情報が次々と入ってきて逐次更新されるのも異常かもしれない…。

原註

  1. どうしようもない。

2001/01/18

舞台挨拶の件について追記。
渋谷での舞台挨拶だが、こちらはあくまで『1回目の公開後』に行われるということである。つまり2回目の公開を観に入っても、舞台挨拶は観られないということなので注意。劇場に問い合わせたところ、劇場のスタッフまで勘違いしていたようだが。
それと、初日での公開場所は新聞広告等では「渋谷東急3」と書かれているが、初日のみ「渋谷東急」で行われる。もっとも同じビルでフロアが違うだけなので混乱されないよう。

2001/01/17

公式サイトに舞台挨拶の情報が掲載された(やっと)。以下公式サイトからの転載。

1月20日(土)

12時00分 ~ 東京:渋谷東急

  15時40分 ~ 名古屋:グランド2

1月21日(日)

11時45分 ~ 大阪:梅田東映パラス2

  12時35分 ~ 大阪:シネ・リーブル梅田

渋谷のみ、音楽の川井憲次氏も出席されるとの事。しかし押井氏もあちこち大変だ…。4箇所で言った言葉を全部比べてみたら面白いかも知れないが。取り敢えず渋谷では、1回目の公開(1000時)と2回目の公開(1215時)の間に行われるという事である。
そして上記を含めた劇場で、先着総数10,000名に特製3枚組みポストカードが配布されるということである(日本ヘラルドのページに劇場リストあり)。アヴァロン関連書籍を購入したときに貰えるかも知れないポストカードと同じものだろうか?

まだまだ終わらない雑誌攻勢。今度は週間アスキー 2001年1月30日号に1Pのみ、記事と押井氏のインタヴューが載っているが内容はスカスカ。そしてCG WORLD 2001年2月号には『映画「アヴァロン」VFXストーリー』という記事があり、こちらはビジュアルエフェクト・スーパーバイザーの古賀信明氏のインタヴュー等と主にアヴァロンの映像技術に付いての記事がある。更に日経コミュニケーションにも押井氏の記事があるらしいのだが(押井守公式サイトの情報)、筆者の行った書店にことごとく置いておらず、確認出来ないという情け無い状況だった。

また、アヴァロンメイキングブック ムービーコンストラクションは発売日が延びて1月31日となっていた。

2001/01/16

RealGuideアヴァロンのページが公開された。東京国際映画祭で行われた、国際映像シンポジウムの映像の他、T-72を使って行われた街中での撮影シーンなどの映像が公開されている。

ところで映画『攻殻機動隊2』制作報道だが、これは別の情報源からも裏付けが取れている非常に信頼性の高い情報である。中止になったりしない限り、我々の前に姿を見せてくれるだろう。

2001/01/15

映画ポータルアヴァロンの紹介があったので掲載しておく。

それと、こんなページもあった。書き込みが一つも無いのは、かなりの割合で野良犬の塒のせいだと思うが…。

あと、読売新聞の記事を確認する事が出来た(2001年1月12日夕刊)。真新しい事は一つも無かったので見ていないという人もわざわざ探す必要は無いだろうが。

読売新聞2001年1月12日夕刊

2001/01/14

集英社メンズノンノ 2001年2月号と、小学館DIME 2001年1月18日/2月1日合併号に押井氏のインタヴューが収録されている。
前者は5Pの押井特集でインタヴューも中々面白いが、後者は1Pでスカスカである。それと読売新聞の2001年1月12日号夕刊にも押井氏のインタヴューが掲載された。

しかしメンズノンノなんて雑誌を買う羽目になった筆者の屈辱は如何許いかばかりなものか? プレイボーイまで買わされたし……。

閑話休題。人狼の韓国公開の影響か韓国でも押井氏の注目度が上がっているようで、2月1日から韓国でもアヴァロンが公開され、その関係で中央日報(日本のハングル語新聞)にも押井氏の記事が掲載された。

また、やはり韓国誌の東亜日報に掲載された押井氏のインタヴューを朴零氏が和訳、提供して頂いたのでここに掲載する(日本語→朝鮮語→日本語への再訳の原文まま)。

SFアニメーション<功殻機動隊>行って出てから5年が去る2001年. 押井守監督(50)が2月3日国内開封する新しい映画<アヴァロン>を持ってソウルに行った.去る99年釜山国際映画祭以後二番目である. 押井監督は8日ソウル江南区三成洞コエックスモルメガボックスで試写会兼ファンとの会うことを持つのに続いて9日にはソウル江南区インタカンティネンタルホテルで記者会見を開いた.

<天使のたまご> <機動警察パトレイバー> <功殻機動隊>を通じてアニメーションと実写の境界を出入りしてデジタルムービーの新しい領域を構築して来たマモルの<アヴァロン>は韓国と日本で同時開封される。ポーランドからオールロケーション作業をした.

<アヴァロン>は実写映画のように俳優たちの演技を撮影した後、大部分の場面をコンピューターグラフィックで修正して実写映画にもアニメーションのような感じを持たせる。

押井守は大学時代映画研究会活動をして16mm独立映画をとってこのような経験が彼にして実写映画に絶え間なく関心を持たせた. リドルリ・スコット監督の<ブレードランナー>に深い感銘を受けたと言う彼の作品には人間の実存的な問題と共に固定観念を脱皮しようとする思索的な考察が盛られられてある.

-国内一般試写会で観客の反応がとても鼓舞的である。

一般観客を対象にした試写会は東京で1回、そしてこのたびソウルで1回したものが全部である。若い観客が多くて印象的であったし特に東京と違って女性観客も多くて気分が良かった。新しい形式の試みを観客が負担に考えてもし上映途中に映画館から外に出られるがしないだろうか心配したのにすべて熱心に見るように力を得た。

-「アーサー王の伝説」を借用したゲーム<アヴァロン>を土台にしてそうなのか神話的な要素が強い。

<アヴァロン>はロールプレイング(RPG)ゲームの一種類で幻想の島を意味するアヴァロンでの戦闘が主内容である.個人的に神話が好きでアーサー王の伝説を選んだ理由もそこにある. ゲームの中のプレーヤーは何度であって死んでも再び再生が可能だ. 死んでも再び再生可能であると言うゲームのテーマと神話的な要素はある程度に共通分母があると見る。

-ぼたけているように画面をリタッチしたとか主人公エシュの顔をクローズアップした場面たちが印象的である。

クローズアップが多いものは敢えて意識的にしようとしたのではない。アニメーションでクローズアップをよくすることになれば持っている情報をたくさん失うと言う短所の為に自制するほうが、実写映画では俳優の生きてある表情や行動たちを見せる為にクローズアップが比較的よく使用されるほうである. 実写の画面にアニメーション的なデジタル作業を添加させたものは私が望む絵にさらに近くに持っていく為だからだ.「実際生きている俳優のアニメーション化」が私が追求する理想である.

-ポーランドで撮影してポーランドスタッフとすべての作業をした.全世界配給を目標ですればどうして英語ではないポーランド語に製作したのか。

ジェームス・カメロン監督も全く同じ質問をした(笑)。学生時代からポーランド映画が好きだった.特にその発声が美しいと考えて以前から映画たちをポーランド語で作って見るか、と考えをたくさんした.観客が映画を耳で聞くことより目で聞いてくれたの良い.

-映画内に登場する本<アーサー王の伝説>の題名だけどうしてポーランド語ではない日本語で表現したのか気になった。

本題名だけ日本語で処理した理由は映画内コンピューター関連言語が全部英語で表現されてあって単調な感じがするからだ.ポーランド語、英語、日本語をすべて使うことが多国籍な私の世界観とも似合うと考えた. 映画監督の国籍がどこであるかと言うことは重要な問題ではない.この映画をとりながらも絶え間なく私の正体性について自ら疑問を提起した.

-「想像と現実に眩惑されるな」と言う最後のセリフが意味することは何か。

そのセリフはこの映画の核心ポイントである. 従ってそれに対する解説は免れたい.映画を理解しろより、感じろと言いたい. この映画で登場する人物のセリフと彼らが処した状況たちは私自身も続けて疑問で残ってあることたちが多い. 各自が自分の考えを持って映画を感じてみることを望む.

-映画の後半部で声楽家が呼ぶ「アヴァロン」の音楽がとても印象的である。

映画に流れる音楽が映画の主題とも連結すると見る. 私は映画を立てるときまっ先に音楽を考える.このたびも同じであった.私とずっと作業を共にして来た川井憲次にもこれを強調した. 映画音楽は監督にとって重要な一つの武器であると考える.

-実写映画を続けるだろうのか。

次の作品はアニメーションになるだろう. 現在劇場用アニメーション<功殻機動隊2>を準備中で何年前から製作している「G.R.M」作業も続けて推進中である. 日本でアニメーション監督であると言えば映画監督とは違うように待遇を受ける場合がある. けれども私はアニメーションで始めたから実写映画だけに固執するでもない. また妻は私がアニメーションをすることがさらに好きだ. それが実写よりお金が出来るだから(笑)。

▲関連記事 : <アヴァロン>、現実と想像に眩惑されるな。

呉ヒョンズゥ(東亜.com記者) vividros@donga.com

--------東亜日報より

さてこのように、到頭押井氏の次回作『攻殻機動隊』の続編を作るという事が公表された。『G.R.M.』企画も完全には死滅していないようだが、仮に実現するとしても攻殻2の後になるだろう。それまでのアヴァロンと攻殻2の評判に可能性がかかっているか。

2001/01/11

アヴァロン公式ページでgate to Avalonの一つ目のパスワード、Class A "904"が公開されている。

しかしこのパスワードを入れて進む『ダンジョンパート』、どうしようもなく面倒である。これは要するに『ウィザードリィ』のような3Dダンジョンを進んで行き、特定の部屋に入ると映像コンテンツが表示されるというものである。こう聞くと面白そうだが、この『ダンジョン』は三叉路があるとかまっすぐな通路から右に曲がる道があってとかそういうのではなく、ただ前後左右にドアのある小部屋をひたすら進み、扉を開けて進むとまた同じ小部屋があるか、袋小路で戻るかしかない。そんな同じ風景が延々と続く中、コンテンツが存在する部屋を探すのである。おまけに操作のレスポンスは悪い。
嘗て筆者は『ウィザードリィシリーズ』『ゲームブック版ドルアーガの塔(三部作)』等でマッピングしまくったマッピングマニアだが、これのマッピングは早々に諦めてしまった。マップがループしている上にコンテンツの部屋から出てくると、自分がどの方向を向いているか判らない……。

2001/01/10

報告のあった情報から。
1月19日にキネマ旬報から「押井守全仕事 増補改訂版」が発売されるが、それと同時に「押井守『アヴァロン』ポーランド・ロケ・ルポルタージュ(仮)」という本が発売されるとの事。要するにアヴァロンのムックで、よくもまあこれだけ同時にどかどかと本が出てくれるものだ。

また、2月3日に青山ブックセンターで押井氏のサイン会があるとの事。「アヴァロンファンブック リアルクエスト」「押井守全仕事」等の購入者先着100名に整理券を配布中との事で、詳細は青山ブックセンター本店(03-5485-5511)に問い合わせられたい。

2001/01/09

今度の雑誌掲載は徳間書店のアニメージュ2001年2月号と角川書店ニュータイプ2001年2月号。前者には押井氏のインタヴューが掲載された記事が2P、後者にはアメリカでのスクリーニングの写真(少ないが)等の記事が2P(インタヴュー無し)及び「犬ポスター」が付いている。

しかしやはり「何故ポーランドか」という質問は何処にでもある(押井氏は「200回は聞かれた」と言っていたが)。そこでひねくれた私は「何故イギリスではないのか」と訊いたのだが。

2001/01/06

またたれ込み情報から。
当方未確認だがスターログ日本語版No.7にアヴァロンの記事があるとの事。最近雑誌掲載が多すぎて追いきれない…。
またメディアファクトリーのダ・ヴィンチ2001年2月号にもアヴァロンの記事があり、押井氏のインタヴューがある。どうもメディアファクトリーの雑誌に手当たり次第に掲載されているようだ。

2001/01/05

たれ込み情報から。
週間ファミ通2001年1月19日号にアヴァロンの特集が掲載され、押井誌のインタヴューが載せられている。ゲーム誌らしくゲームの話が中心になっている(というか、中心にしたがっている)が、例によって押井氏が犬について熱く語っている。ファミ通の読書が一体どれだけついていけるのだろうか?
また、AXIS vol.89にも押井氏のインタヴューが掲載されているとの事。こちらはデザインの話題などが中心だそうだ。
それと、アームズマガジン2001年2月号にもアヴァロンの記事があるが、こちらはアヴァロンの簡単なストーリー及び登場銃器の紹介程度でインタヴューも無く、大した記事ではない。

また、既報の通りコミックフラッパーにコミック版アヴァロンが掲載され、またアヴァロンの特集記事もある。コミック版は押井氏が話を書いたとはとても思えないが…。

2001/01/04

21世紀最初のという表現はもう使い古されまくって陳腐なので使わない。
という訳で単に1月最初の押井情報。アスキーのウルトラ・グラフィックス誌、2001年1月号に押井誌のインタヴューが掲載されている。4ページで「ロングインタビュー」と銘打っている割には短いが(特に犬本2の編集をやった私には)、内容は中々面白い。

また、手前味噌になるが犬本2のメロンブックスでの通販受付が開始された。虎の穴はまだの模様。

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