馬 †
概要†
カテゴリー | 動物 |
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スペル | horse, steed |
解説†
中つ国にはメアラスという馬の種族がいた。これはヴァラのオロメがつれてきた馬の子孫と言われている。
メアラスをはじめ、ロヒルリムは馬との関係が深く、馬と心を通わせる優れた騎手として知られていた。
エルフは馬に話しかけることで馬の心を高度に御することができた。乗る時も馬具をつけず、裸馬にそのまま乗った(グロルフィンデルはアスファロスに乗ってフロド・バギンズ達の捜索を行ったとき、彼らを一緒にアスファロスに乗せる可能性も最初から考えたためか、馬具をつけていた)。エルフの乗る馬は特にエルフ馬(elf-horse)と呼ばれることがある。
ホビットやドワーフは小馬に乗った。だがホビットの中でも特に身長の高かったバンドブラス・トゥックは、普通の馬に乗る事もできたという。
一般に中つ国において軍馬と騎兵は貴重な存在であった。
第一紀にはマエズロスがヴァリノールから連れてきた馬をフィンゴルフィンに贈り、数の増えた馬によりヒスルムでは騎馬隊が結成された。
第三紀のゴンドールでは馬は一般に伝令用で、大規模な騎馬隊は保有していなかった。大規模な軍馬と騎兵はもっぱら北国人やローハンの特徴だった。
モルドールはローハンから馬を買い付けようとしたが断られたため、ローハンにオークの略奪隊を送り込んで馬を奪うようになった。ナズグールは黒い馬に乗ったが、これはモルドールで生まれ飼い慣らされた馬であり、ナズグールの恐怖にも耐えることができた。
作中に登場する馬とその主†
- ナハル(オロメ)
- ロハッロール(フィンゴルフィン)
- アルロホ(フーリン)
- フェラローフ(エオル)
- アスファロス(グロルフィンデル)
- ハスフェル(ガールウルフ→アラゴルン二世)
- アロド(ロヒルリムの乗手(名前不明)→レゴラス、ギムリ)
- 飛蔭(ガンダルフ)
- 雪の鬣(セーオデン)
- 火の足(エーオメル)
- ロヘリン(アラゴルン二世)
風の子 (デルンヘルム(エーオウィン)、メリアドク・ブランディバック)
備考†
『指輪物語』では馬の描写も細かいが、第一次大戦においてトールキンが軍馬と関わった影響が大きいと考えられている。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
グロルフィンデルが登場しないため、アスファロスはアルウェンの乗馬として登場する。
以下は名前が作中では登場しない馬。
以下は映画オリジナルの馬のキャラクター。
エルフが馬具をつけずに馬に乗るという設定は、撮影時の安全性確保のためか省略されている。ただガンダルフが飛蔭に乗るときだけは、馬具をつけていないように見えるよう撮影が行われた。
ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
プレイヤーが移動に使う馬、小馬(steed, pony)のほかに、モリアやグンダバドなどの内部でも乗る事ができる山羊(goat)、ローハン以降の一部地域で騎乗戦闘が可能な軍馬(War steed)と分かれている。
軍馬はLight、Medium、Heavyの三種があり、速度や耐久力が異なる。また騎乗戦闘専用のスキルがあり、クラスによって異なる。またRed Dawn(赤い夜明け)、Rohirrim(ロヒルリム)、Riddermark(騎士国)の3種の特性があってスキルも異なり、状況に応じて使い分ける事ができる。
軍馬には馬勒(Bridle)をつけることができ、馬勒の特性によって軍馬の能力や騎乗戦闘スキルが強化される。
コメント†
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