ロード・オブ・ザ・リング:戦いの幕開け

概要

カテゴリーゲーム
スペルThe Lord of the Rings: Rise to War

中国企業のNetEase Gamesと、Warner Bros. Interactive Entertainmentの共同開発による、『ロード・オブ・ザ・リング』を題材にしたスマートフォン用ストラテジー・ウォーゲーム。2021年9月23日に南北アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア、東南アジア向けにリリースされた。日本では遅れて2022年4月14日にリリース開始。

ビジュアルは映画『ロード・オブ・ザ・リング』のものを使用しているが、一部のキャラクターは衣装の細部に違いが見られる。ラダガストスランドゥイルなど、映画『ホビット』にのみ登場しているキャラクターは、映画とは違うオリジナルのデザインとなっている(概ねは没にされたデザイン案を参考にしている)。一方ヒルゴンエルラダンイムラヒルベルーシエルなど原作小説『指輪物語』にのみ登場しており、映画内では言及がないキャラクターや地形も登場している。

基本プレイは無料(Free to Play(F2P))だが、拠点を強化したり指揮官を徴用・強化したりするためのアイテムを課金で購入することができる。そして他プレイヤーとの競争要素、PvP(Player vs Player、対戦)があるため、Pay to Win(P2W)(勝つために課金)の傾向が非常に強いゲームとなっている。

なおこのゲームは日本語版の誤訳、固有名詞訳のゆらぎが非常に多くアップデートで修正される可能性も高いため、本項目における原作由来の単語は基本的に当Wikiの表記規則に従って記述する。

解説

世界観
キャラクターの設定や舞台などは原作のものを使用しているが、ゲーム内容と原作のストーリー(指輪戦争)との間には直接関係はなく、時系列も無視されている。登場キャラクターも原作においては全く関係のない土地での戦いに使用できるという、所謂トレーディングカードゲーム的な扱われ方をしている。全体としては世界観と登場人物を使用した仮想のシミュレーションゲームと言うべき内容で、SEGAの『Total War』シリーズなどに近いシステムになっている。同じ中つ国を舞台にしたゲームでは『ロード・オブ・ザ・リング バトル・フォー・ミドルアース』に近い。
リアルタイムマルチプレイ
本ゲームはオンラインマルチプレイ専用で、サーバーは言語別に分かれておらずグローバルとなっており、複数存在するいずれかのサーバーでゲームが始まる(最初にサーバーを選択することも可能)。同じサーバーには他のプレイヤーが常にログインできる状態にあり、自分がログアウトしている間もゲームが進行し戦局が変化しているリアルタイム要素がある(長時間放置していると自分の陣営が知らないうちに攻め落とされている可能性もある)。ゲーム内チャットなどには簡易機械翻訳機能がついており、他言語プレイヤーとのコミュニケーションは比較的容易。他のサーバーのプレイヤーとのゲーム内コミュニケーションは不可能。
進行システム
プレイヤーは「戦略家(Tactician)」と呼ばれ、それぞれ自分の指輪を持ち*1、その力を育てて使うことができる。プレイヤーは善もしくは悪に属する勢力のどれかを選んだあと、中つ国北西部における勢力の一地域の領主となる。そこで拠点を強化して資源の入手効率を上げたり兵力を強めたりする。また指揮官を徴用して領土を拡大し、自分の勢力を拡大することを目的とする。自分の属する陣営を含めた中つ国各地には他のプレイヤーが領主として存在しており、彼らと同盟を組んだり、争ったりするPvP要素がある。戦う相手は善悪相反する勢力同士とは限らない(アルノールゴンドールローハンの間や、モルドールアイゼンガルド東夷の間などで領土を争う事がある)。あくまで自分の所属する陣営の勢力を拡大することが最終目標である。各勢力は、中つ国各地の都市などの拠点を占拠することで勝利条件となるポイントを多く入手でき、特にドル・グルドゥルを占拠することで大きなポイントを得られるため最大の目標となる。
西境の赤表紙本
ゲームをある程度進めると酒場で開放されるモード。酒場内に置いてある西境の赤表紙本を見ることで、最後の同盟の戦いから指輪戦争のさまざまな戦いを追体験できる。本編とは異なり各ステージ内で使用できる指揮官と彼らの保有している兵種は固定されており、彼らを戦わせてフィールド上に配置されている標的を倒すとクリアになる。敵軍の戦力やステータスも固定されており、その都度戦うのに有利な指揮官を選ばないと敗北して戦闘不能になるか、勝っても大幅に戦力を消耗する。標的を倒す前に全ての指揮官が戦闘不能になると最初からやり直しになる。本編と比べるとゲーム性は薄く、原作の場面を忠実に再現しているとも言いがたい。但し、原作小説にしか言及のないトム・ボンバディル塚人の存在にも触れているなど、必要最低限の筋書きはなぞっている。
マップ
マップはおおむね中つ国北西部を再現しており、原作にも登場する都市、遺跡、地形などが存在する(エレヒの石など原作小説にのみ記述がある場所を含むが、ラウロスなど映画を含め原作で印象的だったが本ゲームでは登場しない地形もある)。プレイヤーは選択した陣営の一地域の領主となるが、その地域の首都や都市、遺跡(ミナス・ティリスアルゴナスなど)は最初はどのプレイヤーにも属しておらず、土地の効果を得るには占領する必要がある。どのプレイヤーも占領していない土地にも守備戦力があり、占領するには戦闘が必要。土地を占領することでそこで産出する資源などを得られる。また占領後の開けた土地には砦を築いたり、拠点を移動したりすることができる。これによって遠くへ勢力を伸ばす足がかりや、守りの拠点などにできる。
拠点
拠点の生産支援設備、徴兵設備、兵舎、城壁などを拡張することができる。別の場所に十分な広さの領土があれば拠点を移動することも可能。拠点を攻め落とされると、自分の拠点は別の場所にリポップする。
指揮官
指揮官は善の陣営/悪の陣営の2種に大別されるが、同じ属性であれば召集に制限はない(ドワーフの陣営でもエルフの指揮官を召集できるなど)。だが善の陣営になったならば、オークなど悪の陣営に属する指揮官を召集することはできず、逆も同様(この制限は第1シーズンおよび第2シーズン以降のRPサーバーのみ)。また指揮官は善、悪でそれぞれ3つのランクに分けられており、雇用難易度や強さが異なる。指揮官はそれぞれ固有のアビリティを持っており、戦闘や探索などで効果を発揮するほか、成長させることで指揮官のレベルを上げたりアビリティを開放・強化したりすることが可能。
戦闘
ひとりの指揮官につき最大3つの兵種を指揮させることができ、その指揮官に指示した土地を攻撃させる形となる(戦闘自体はオートで行われる)。指揮官のレベルが上がると指揮できる兵の人数が増える。複数の指揮官で同時攻撃や挟撃などをしたり、包囲することによって有利な条件を得たりすることはできない。敵戦力が高い土地を占領するには、複数指揮官による複数部隊を相手が回復する前に連続でぶつける形となる。
シーズン
ゲーム期間はシーズンに分かれていて、ひとつのシーズンは2ヶ月間続く。ひとつのシーズンが終わると召集した指揮官などは維持されるが、マップや資源はリセットされて新しいゲームが始まる。この時に勢力を変更することも可能。シーズン終了時の自勢力の状態によって、次のシーズンに与えられるボーナスが決まる。
第2シーズン以降はRP(ロールプレイ)サーバーと非RPサーバーを選択することが可能。非RPサーバーでは、善悪反する指揮官を雇用することができるが、属性が異なる指揮官には能力にペナルティがつく。またRPサーバーにのみ実装される新指揮官などが存在する。
第3シーズン以降ではさらにサーバーが分かれ、中には指輪戦争を再現し、善悪に分かれて指輪の仲間滅びの山へ旅するのを援護あるいは阻止するプレイを行うサーバーもある。

勢力/固有兵種

シーズン2以降に追加された陣営を含む。

陣営名首都陣営別の特殊効果陣営別の特殊兵種
善の陣営エレボールエレボール徴兵、雇用時間-5%鉄の戦士(Iron Warrior)
必用な資源が少ないため徴兵がしやすく、防御力が高い
アルノールアンヌーミナス建築コスト-5.0%北方王国の野伏(Ranger of the North)
弓による遠隔攻撃を行えるだけでなく耐久性も高い
ロスローリエンカラス・ガラゾン指揮官経験値+5%森の守護兵長(March Warden)
射程距離が長く、敵が届かない安全な距離から敵を攻撃する事が可能。相手の回避能力を無視してダメージを与えられる他、敵から加えられた気絶攻撃を無効化できる
リンドン灰色港木材、穀物採取量+10%ノルドールの長距離射撃兵(Noldor Longshot)
March Wardenと同じく敵の回避能力を無視できる他、2ターン毎に2部隊を同時に攻撃できるが、他の固有兵種よりも防御力でやや劣る
ローハンエドラス行軍速度+3%軍団長(Marshal)
速度が高い騎兵
ゴンドールミナス・ティリス建築時間-5%白鳥の騎士(Swan Knight)
通常の騎兵よりも特に防御力が高い
悪の陣営モルドールバラド=ドゥール資源産出+5%ラヴェイジャー(Ravager)
一度にすべての敵を攻撃できる、耐久性が高いトロル
アイゼンガルドオルサンク徴兵、雇用の消耗-10%スナガのスラク(Snaga Thrak)
特に攻撃力が高い歩兵
アングマールカルン・ドゥーム攻城ダメージ+5%堕ちた騎士(Fallen)
通常の騎兵よりも特に特に攻撃力が高い
リューンカインランド(Kineland)NPC部隊へのダメージ+10%戦車(War Chariot)
範囲攻撃能力が高い
ヴァリアグマド・オルトグ(Madh Ortogh)Mobの掃討で得られる経験値と資源+15%チャンピオン(Champion)
前衛を回避して攻撃を行う騎兵。敵の後衛攻撃に有効
グンダバドグンダバド資源倉庫の上限+10%将軍(Warlord)
敵の遠隔部隊と近接部隊を同時に攻撃できる歩兵。防御力が弱いのが弱点

指揮官

シーズン2以降に追加されたキャラを含む。

陣営種族名前
善の陣営ドワーフバリン鉄の足ダーインドワリンギムリオーリソーリン二世、ファルギン
エルフアルウェンエルロンドガラドリエルハルディルレゴラススランドゥイルギル=ガラドエルラダンエルロヒルキールダンケレボルン
ホビットフロドサムメリーピピン
マイアール白のガンダルフ、灰色のガンダルフ、茶色のラダガスト
人間アラゴルン二世、アラゴルン二世(王)、ボロミルデネソール二世エーオメルエーオウィンファラミルヒルゴンセーオデンイムラヒルイシルドゥル
死霊(Undead)死者の王
エント木の鬚
悪の陣営マイアールサルマンサウロン*2
人間黒い蛇グリーマサウロンの口ベルーシエル、アドゥーネ、アグゾク、マルトーク、カルドゥーン、ユスラー、アズル=コー、ゼグリド、キルン、サニンド
オークゴスモググリシュナーハゴルバグシャーク、グラシャ
ウルク=ハイラーツ、ウグサク、ウグルークシャグラト
死霊(Undead)魔王ハムール、不死者、影、クルワン、セスタロ、ラサール、スカルヘルム

登場人物

指揮官のうち、ゲームのオリジナルキャラクターについての詳細。

ドワーフ
ファルギン(Falgin)
青の山脈で生まれ、エリアドールの果てまで旅したドワーフの冒険者
邪悪な人間
アドゥーネ(Adûnae)
魔王の最も信頼する副官の黒きヌーメノーレアン。巨大な鎌を振るい敵の命を刈り取る様からアングマールの死神(Reaper of Angmar)の異名を持つ。
アグゾク(Agzok)
魔王によって堕落させられた人間
キルン(Kirun)
砂の王として知られる、戦車を駆る東夷の指導者
アズル=コー(Azur-Khôr)
アドゥーナイクで「海の主」を意味する名とされる、ウンバール海賊
カルドゥーン(Khaldoon)
ハロンドール出身で、ハンドにて槍の技を身につけたハラドリムの英雄
ユスラー(Yusraa)
近ハラド出身の、二本の曲刀を扱うハラドリムの女将軍。カルドゥーンとは同族で共に軍を率いる。
マルトーク(Maltök)
獣の王の異名を持つハラドリムの獣使い。ワーグのような凶暴で知性ある獣さえも従わせる事ができる。仮面を着けており、その素顔も素性も知られていないという。
ゼグリド(Zegrid)
褐色国人の首長。鹿角で装飾された兜を被り、巨大な石の槌を持っている。褐色国人の中で最も尊敬される指導者で、魔術の心得もある。
サニンド(Sunind)
ハラドリムの高名な指揮官で、ゴンドールでもその名を恐れられている
オーク
グラシャ(Glasha)
年老いた女オーク。クリバインを使役する。
ウルク=ハイ
ウグサク(Ugthak)
アイゼンガルドの、灼熱の斧を武器とするウルク=ハイ
死霊
不死者(The Undying)
冥王に隷属するナズグール
影(The Shadow)
サウロンに騙され隷属させられた、かつての人間の王のナズグール。
クルワン(Qurwan)
稲妻状の鉾を持ったナズグール。かつてはハラドリムの高名な将帥だったが、更なる力を求めて冥王の配下に加わった。
セスタロ(Cestaro)
魔導書とモルグルの杖を携えたナズグール。原作に記述されたヌーメノール人の諸侯の一人で、黒魔術の腕ならば魔王にも比肩しうる。
ラサール(Lathar)
二振りの剣を扱うナズグール。セスタロと同じくサウロンに籠絡されたヌーメノール人の諸王の一人。
スカルヘルム(Skalhelm)
かつてのアルノールの偉大な指導者であるドゥーネダインだったナズグール。

兵種

兵種には、善の陣営/悪の陣営それぞれで拠点に施設を作れば使用できるものと、各勢力固有のものがある。共通の兵種は最大3段階までランクアップする。ランクが上がると強化され、特殊能力を得ることもあるが、召集するためのコストが高くなる。
拠点に施設を作れば各種属の兵種を徴兵でき、施設のレベルを上げることでランクが高い兵種を徴兵できる。

勢力名称概要
光陣営の共通兵種
ヌーメノール
(ゴンドール、アルノール)
民兵(Militia)
槍兵(Spearman)
塔の番兵(Gurds of Tower)
近接武器と盾を装備した歩兵。盾によるダメージ軽減効果があり、同じ等級の他の近接歩兵よりも防御力が高い。槍兵は白の陣営が最初に使用できる対騎乗兵種で、塔の番兵は善の陣営が利用できる中では最も強靭な対騎乗兵種。
乗馬兵(Horsemen)
騎士(Knight)
重装騎兵(Cataphract)
近接武器を装備した騎兵。他の騎兵種と比べると速度はやや劣るが、騎士は攻守のバランスに優れタンク(盾役)としてもダメージディーラー(攻撃役)としても有用。重装騎兵は善の勢力が利用できる最も強靭な兵種で、速度と攻撃力は並だが体力と防御力が非常に高く、近接攻撃への盾役として力を発揮する。
野伏(Rangers)
ドゥーネダイン(Dúnedain)
剣を武器にする軽装の近接歩兵。遠隔攻撃に強く、上級騎兵種が使用可能になるまでの間は安定したダメージを与える主力となる。但し近接攻撃への耐久性は全兵種の中でも最も低く、他の近接兵種と併用しないと前線を突破して弓兵に到達する前に壊滅する可能性もある。防御力が向上したドゥーネダインは遠隔攻撃で受けるダメージを軽減するスキルを備えている。
ドゥリンの陣営ドワーフ歩兵(Dwarf Footsman)
盾兵(Shield Bearer)
守護兵(Gurdian)
斧投擲兵(Axe Thrower)
重斧投擲兵(Heavy Axe Thrower)
熟練投擲兵(Master Thrower)
投げ斧を扱う歩兵
山羊騎兵(Goat Rider)
羊騎兵(Ram Rider)
ヤギやヒツジに騎乗した兵士
エルフ
(ロスローリエン、リンドン)
狩人(Hunter)
射撃手(Marksmen)
哨兵(Sentinel)
弓で武装したエルフの兵士。回避力と攻撃速度に優れ、数による人海戦術に効果を発揮する。最大限まで成長させるとローハンの弓兵より高火力で、ドワーフの投斧兵よりも命中率が高い。
馬上弓兵(Horseback Archer)
騎乗弓兵(Cavarly Archer)
正弓騎士(Bow Knight)
馬に騎乗した弓兵。総合的なステータスは狩人よりも上だが訓練速度が遅く、一度に動員できる数が少ない。騎乗弓兵、正弓騎士は大型の兵種を即座に倒すGiant Slayerのスキルを持つ
森の守護兵(Warden)
近衛兵(Herald)
剣と盾を装備した歩兵。与えられるダメージは低いが、敵から加えられた攻撃に対抗するカウンター攻撃に優れる
ローハン軽装騎兵(Light Cavarly)
先駆騎兵(Outrider)
正騎兵(Cavarly)
近接武器を扱うローハンの騎士。ヌーメノールの騎兵とは逆に速度と攻撃力が高い代わりに防御力が低い。先駆騎兵と正騎兵は戦闘の序盤で与えられるダメージが増加するRohirrim Chargeのスキルを持つ
弓兵(Bowman)
長弓兵(Longbowman)
狙撃兵(Sharpshooter)
ローハンの弓兵。速度と攻撃に秀でておりゲーム序盤の有効な攻撃戦力だが、防御力で劣るため専ら他の近接兵種を後方から援護するのに力を発揮する。長弓兵と狙撃兵は速度が減少する代わりに防御と体力が向上している。また狙撃兵は固有能力を限界まで成長させると最も優れた遠隔歩兵となる。
野伏(Rangers)
ドゥーネダイン(Dúnedain)
ヌーメノール陣営の野伏と共通
闇陣営の共通兵種
モルグルグラント(Grunt)
ブルート(Brute)
クラッシャー(Crusher)
近接部隊に有効なオークの歩兵部隊。最も攻撃力の低い兵種を率先して攻撃する。ブルートは敵の防御力を低下させるスキルを持っており、クラッシャーは両方のスキルを兼ね備える。
スカウト(Scout)
トラッカー(Tracker)
レイダー(Raider)
ワーグ乗りのオーク部隊。レイダーは他の騎兵に対する攻撃力が高い。
洞窟トロル(Cave Troll)
山トロル(Mountain Troll)
トロルの歩兵。耐久力が高く攻城戦に強いが、一部の射兵に対して脆弱。
東夷スカーミッシャー(Skirmisher)
パイクマン(Pikeman)
ハルバディア(Halberdier)
騎兵に対して有効な東夷の槍兵
傭兵(Mercenary)&br略奪者(Marauder)
竜騎兵(Dragoon)
長柄武器を装備した騎兵。略奪者は攻守共に優れており、攻城戦の際に資源ボーナスを獲得できる略奪のスキルを持つ。竜騎兵は遠隔攻撃に特に強いがそれ以外のステータスも全体的に高く強靭なため、他の強力な近接兵種に対する盾役を果たすこともできる。
海賊(Pirate)
海盗(Corsair)
中つ国の沿岸地方を荒らし回る無法者。極めて高い機動力を持ち、基本の攻撃に火を用いた追加ダメージを与えられる。海盗の持つ戦略的機動の能力は一定の確率でラウンド毎に受けた攻撃を全回避する事ができるため、生存率が高い。
北方人(Northern Quarters)オークの弓使い(Orc Archer)
オークの石弓兵(Orc Crossbowman)
モルグルのアーバレスト兵(Morgul Arbalest)
毒矢を使うオークの遠隔歩兵。全体的に非力で他兵種による保護が必要だが、毒による追加ダメージを与えられる狡猾のスキルがある。体力と防御力が若干向上した石弓兵は攻撃力こそ低いままだが1ラウンド毎に2度攻撃できるデュエルブローのスキルを持つ。アーバレスト兵は両方のスキルを兼ね備えており、強化する事で強力な遠隔兵種になりうる。
スカウト(Scout)
トラッカー(Tracker)
レイダー(Raider)
モルグル陣営のスカウトと共通
ストーカー(Stalker)
リーパー(Reaper)
攻撃力が高く、戦闘が長引く程に強くなる歩兵。リーパーは最も防御力の弱い敵部隊を狙える
ウルクブルーザー(Bruiser)
ブロウラー(Brawler)
バーサーカー(Berserker)
攻撃力が高いウルク。ストーカー/リーパーとは逆に序盤にダメージボーナスがあるが、戦闘が長引くにつれて攻撃力が減少していく。バーサーカーは気絶攻撃を無効化できる。
ブレーカー(Breaker)
サッパー(Sapper)
アルケミスト(Alchemist)
火による追加ダメージを与えられる歩兵。爆破用の火を意識していると思われる。攻城戦に威力を発揮する。
ウルクの弓使い(Uruk Archer)
スナイパー(Sniper)
遠隔攻撃を行う歩兵。弓使いは火矢によるダメージを与えられるが、城攻戦には向かない。スナイパーは同じ等級の遠隔兵種と比較して攻撃力が低いが装甲が分厚いため、近接兵種への耐性が高い。

この他に、善、悪陣営でそれぞれ特殊な兵種がある。この兵種はゲームプレイを進めていると自分の陣営の援軍として配下となることがあるが、プレイヤーが徴兵(補充)するためには、各兵種に関連する拠点を占領する必要がある(ホビットならホビット庄付近にあるホビットの拠点など)。

陣営名称概要
善の陣営ホビット投石兵(Hobbit Slinger)戦闘力はあまり高くないが、消耗数が少ない
ホビットの狩人(Hobbit Archer)死亡状態になりにくい(負傷で済む)
エント(Ent)移動速度が遅いが、特に防御力を含めたそれ以外の能力が高い
ビヨルン一党(Beorings)抵抗力が非常に高い
大鷲(Eagles)非常に素早く飛行できる。近接攻撃には強いが遠隔攻撃には弱い
ブリー村の乗り手(Bree Rider)自分のデバフ(弱体化)を解除できる
守り手(Keeper)エルフの近接部隊。敵に術ダメージを与えることができ、攻撃力が高い
船乗り(Seafarer)人間の近接部隊。渡り場(渡河点)での攻防に強い。敵の指揮官から受けるダメージが低い
谷間の国の見張り番(Dale Watchman)
ウォーゼの狩人(Woses Hunter)
悪の陣営ムーマキル(Mûmakil)多くの資源を必要とし、味方まで攻撃してしまうが、攻城能力が高い
恐るべき獣(Fellbeast)非常に素早く飛行できる。近接攻撃には強いが遠隔攻撃には弱い
塚人(Barrow-wight)ステータスは低いが、持続的に自分は回復し、さらに敵を倒したとき負傷ではなく必ず死亡させる
褐色国人ダンレンデイングの戦士(Dunlending Warrior)建造物を破壊することで資源を得られる
ウォービースト(Great Beast)味方の遠隔攻撃部隊の能力を引き上げ、敵の攻撃を自分に引き継げる
幽鬼(Wraith)敵の防御力を低下させる。自分に受けたダメージを味方に引き受けさせる
先駆け(Vangurd)黒きヌーメノーレアンの前衛部隊。防御力が高いため、幽鬼と併用することで高い効果を発揮する
トロル(Hill-Troll)
半トロル(Half-Troll)
共通誓言破りし者(Oathbreaker)物理ダメージを大幅に軽減し、敵に術ダメージを与える。敵を負傷ではなく必ず死亡させる

動画

外部リンク

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • 大昔、フリーのシミュレーションゲーム『戦国史』で有志が作ったシナリオに指輪物語世界のものがあって猿みたいにやりこんだなあ。
    キャラの優劣ではなくほぼ戦略だけで勝敗が決まるゲームだったから面白かった。
    アングマールに支配されたルダウアで臥薪嘗胆し、エリアドールを統一したりとか。 -- 2022-05-10 (火) 09:31:35
  • 「指輪の粗製乱造が過ぎる」の話だけどさ、すでに触れてくれてるようにあの世界には「魔法の指輪」はいっぱいあったわけだよね。そうでないと、「ホビットの冒険」の段階でガンダルフがビルボの指輪を見逃すわけがない。一つ・三つ・七つ・九つ以外の指輪、それらより力の劣る指輪がたくさんあった、というのは妥当な推量だと思います。

……モルドールと組んで二位フィニッシュを目指すのはエレボール勢として忸怩たる面もあるが(闇の森・エルフ王の岩屋を攻め落としながら -- 2022-05-24 (火) 12:11:40

  • それよか指輪所有者が「戦わなければ生き残れない」なんて言ってバトルロワイヤルやらかす方があの世界では重罪なような。でもまあ面白くなるならなんでもよし。 -- 2022-05-24 (火) 18:34:58
    • 残った魂をサウロんが回収するだけだから問題なし。何回ループさせても回収できなかったその台詞の主と比べたら.... -- 2022-05-26 (木) 01:57:25
    • スマホゲーの宿命
      「多々買わなければ生き残れない」 -- 2022-05-26 (木) 08:50:04
    • また他作品ネタが投稿されてる....怒られたいの? -- 2022-05-27 (金) 00:17:09
    • →また他作品ネタが投稿されてる....怒られたいの?
      叩かれたり紛糾するネタは、周りを置いてけぼりにして自分の世界に入り込んでコミュニケーション取れてないネタだろ。
      他作品の引用=ダメなんて例はあまり見ないぞ。 -- 2022-05-27 (金) 11:50:59
  • サウロンやケレブリンボールとは無関係の指輪も多分あると思う。プレイヤーが使ってるという指輪が力の指輪かどうかはそういう可能性があるという程度の話だと -- 2022-05-31 (火) 19:46:31
  • 無課金でもそれなりに指揮官は揃うので、ぜんぜん遊べないわけではない。戦闘は指揮官の質を物量が凌駕できるシステムなので。
    むしろ大事なのは、自勢力や自ギルドが「ちゃんとコミュニケーションできるところか」なんだよな……。きちんと外交交渉して同盟組めるところと、そうでないところはすっごく格差が出るイメージ。個人として強いプレイヤー(課金して強い指揮官や装備を揃えている)よりも、ちゃんと連携とれてる無課金プレイヤー大勢の方が強いのです。 -- 2022-05-27 (金) 13:36:33
    • それだけ聞くとめちゃくちゃ気になるな。
      コミュニケーション能力が勢力の伸長に関係あるってオモロ。 -- 2022-05-27 (金) 14:32:48
    • 昔MMOやってた頃だったら受けたかもしれないですよ。今やるかというと自分のコミュニケーション能力・・・ではなくプレイ時間確保がネックとなりそうな気もするのでやっぱり保留。チャットしながら戦うのは面白そう。 -- 2022-05-27 (金) 18:36:01
  • 中つ国の地図アプリとして入れる価値ないかな? -- 2022-07-26 (火) 09:58:50
    • 全体マップの使い勝手悪いし原作再現度も低いので価値ないですよ。アプリじゃないけど、以下で見られるLotROのマップのほうがずっと再現度高いです http://lotromap.net/terrainmap/google.html -- 2022-07-26 (火) 15:14:00
      • おーありがたや -- 2022-07-26 (火) 17:44:29
  • シーズンごとにさまざまなシチュエーションが用意されてて楽しめるのですが、現在プレイ中なのは「旅の仲間の一行が原作通り移動していくのに合わせて、光・闇の両陣営が側面からサポートしたり妨害したりする」というもの。闇陣営にはオーク部隊のNPCが大量発生していて、光陣営側はミナス・ティリスに連合軍を集めて必死に抵抗しています。アラゴルン、もっと急いで歩いてくれーっ! -- 2022-08-22 (月) 16:58:44
  • ホビット三部作から参戦したキャラが軒並み映画よりファンキーだけど元の面影もあるデザインなの好き。 -- 2024-04-26 (金) 16:30:05
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