グリシュナーハ†
概要†
解説†
モルドールのオーク。パルス・ガレンで指輪の仲間を襲撃したモルドール組のオークのリーダー。赤い目の印を帯びるバラド=ドゥールから派遣されたオークであり、アンドゥインを監視していたナズグール*1の指揮下にあったと思われる。
彼らモルドール組のオークは長い腕と曲がった脚をしており、グリシュナーハは比較的やわらかいが性悪で残忍そうな声をしていた。
ウグルークらサルマン配下のウルク=ハイやモリアのオークと共に、パルス・ガレンの指輪の仲間の襲撃に加わる。グリシュナーハはルグブールズ(バラド=ドゥール)から命令を受けており、捕虜のメリーとピピンを直ちにアンドゥインの東岸で待つナズグールに引き渡すべきだと主張し、アイゼンガルドへ連行しようとするウグルークと対立した。だが衆寡敵せず、勢力争いに敗れ一時撤退して姿を消す。
その後、捕虜を取り返すために再び姿を現し、アンドゥインを渡って来た新たな部下を引き連れて数を増してウグルーク達と合流するが、その時にはすでに彼らの一団はエーオメル率いるロヒルリムの騎馬隊から追跡されており、捕虜の行き先を争える状況ではなくなっていた。結局彼らはファンゴルンの森のそばにある小山で騎馬隊に包囲された。
グリシュナーハは一つの指輪についてかなりのことを承知していたらしく、この窮地に際してメリーとピピンの体を探って指輪を手に入れようとし、それをメリーとピピンに気取られて取引を持ちかけられた。これにグリシュナーハは激怒して二人を抱え上げ、夜闇に乗じて包囲網から脱出を図ったが、ロヒルリムの乗手に発見されて討ち取られた。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
俳優 | Stephen Ure |
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日本語吹き替え |
ロヒルリムの奇襲を受け、背中を槍で突かれ深手を負うもかろうじて生き延び、メリーとピピンを追跡する。ファンゴルンの森の中まで二人を追いかけ回すが、木の鬚に踏みつぶされて死亡した。
『エクステンデッド・エディション』では所属の違いからウグルークと対立するシーンが追加されている。
コメント†
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