ヴァンヤール†
概要†
解説†
クウェンヤで「金髪(the Fair)」の意味。その名の通り金髪が特徴のエルフの氏族。エルダール、上のエルフに分類される。
二つの木の時代に中つ国から西方のアマンに渡ったエルダールの第一陣。かれらはアマンに到達すると、ずっとその地に定住し、中つ国へは怒りの戦いを最後に戻ってくることはなかった。
ノルドール族は暗色の髪が特徴だが、フィナルフィンとその子ら(ガラドリエルもその一人)やイドリルは母方からヴァンヤール族の金髪を受け継いでいる。
特徴†
金髪色白の美しい容貌を特徴とする。気高く温厚な性質で、ヴァラールへの敬愛心を強く持つという。
マンウェに最も愛され、彼から歌と詩を教わった。
歴史†
エルダールの第一陣†
二つの木の時代、クイヴィエーネンから西方のアマンへ移住することを選んだエルダールの第一陣で、イングウェに率いられていた。
かれらはエルダールの三氏族の中で最も数が少なかったが、全員がアマンへの大いなる旅を完遂して光のエルフとなった。
ヴァンヤール族はノルドール族と親しく、共にウルモの曳くトル・エレッセアの島に乗ってアマンへ渡り、はじめはカラキルヤのティリオンの都でも共に暮らしていた。ティリオンで最も高く聳えるミンドン・エルダリエーヴァはイングウェの塔である。
マンウェとヴァルダの寵児†
マンウェはエルフの中でも特にヴァンヤールを愛し、かれらに歌と詩を教えた。
ヴァンヤール族は次第にヴァリノールの光に引き寄せられてティリオンを離れ、ヴァリノールの広野や森へと移住していった。イングウェはタニクウェティルのマンウェとヴァルダの膝下に住まったという。
かれらは釈放されたメルコール(モルゴス)を信用せず、その言葉に耳を傾けることもなかった。
二つの木がメルコールとウンゴリアントによって枯死され、ヴァリノールに暗闇が招来された時、ヴァンヤールはマイアールと共にあって泣き、ヴァラールのそばにあって夜を徹した。殺された二つの木への哀歌アルドゥデーニエは、ヴァンヤのエレンミーレが作ったものである。
怒りの戦いではヴァリノールの軍勢の一員として中つ国へ進軍し、モルゴスの軍勢を滅ぼした。だがそのまま中つ国に留まることはなく、戦いが終わると速やかにアマンへ帰還した。そのため、ヴァンヤール族と言葉を交わしたことのある者は人間の中にはほとんどいない。
登場するヴァンヤール†
Include/エルフ†
エルフ(クウェンディ)の分類 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
エルダール | アヴァリ | ||||||
ヴァンヤール | ノルドール | テレリ | |||||
ファルマリ | ファラスリム | シンダール (灰色エルフ) | ナンドール | ||||
ライクウェンディ (緑のエルフ) | タワルワイス (シルヴァン・エルフ) | ||||||
アマンヤール | ウーマンヤール | ||||||
上のエルフ | 暗闇のエルフ |
コメント†
最新の6件を表示しています。 コメントページを参照