角笛 城†
概要†
カテゴリー | 地名 |
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スペル | Hornburg |
異訳 | ホーンブルグ |
その他の呼び名 | スースブルグ(Súthburg) |
解説†
白の山脈の奥出での谷にあるヘルム峡谷の入り口を守る城で、アイゼンの浅瀬の近くに位置するローハン西部の軍事拠点。城の手前にはヘルムの堤防がある。
角笛城の名前は、第三紀2758年の大侵略でこの城に立てこもったヘルムが出撃するときに吹き鳴らした角笛に由来したもので、それ以前はローハン語でスースブルグと呼ばれていた。
ロヒルリムの間では、この城は遠い昔に海の王たちが巨人たちの力を借りて作り上げたと言われていた。『シルマリルの物語』『終わらざりし物語』の記載によると、ゴンドールのヌーメノール人によって建造された。
この
砦 は角笛 城と呼ばれているのですが、そのわけはこの塔の上で吹き鳴らされるラッパは背後の峡谷にこだまし、あたかも遠い昔に忘れ去られた大軍が山々の下の洞穴から続々と戦さに繰り出てくるかのように聞こえるからでした。古代の人間たちはまたこの角笛城から南側の崖にかけてもやはり防壁を築き、峡谷への侵入をこうして阻んだのです。*1
角笛城は、指輪戦争時にはウェストフォルドの領主エルケンブランドの居城となっており、彼は戦争に備えて城と城壁を補強していた。第三紀3019年(大いなる年)3月2日、セーオデン率いるローハンの軍勢はサルマンのアイゼンガルドの軍勢の戦うためにエドラスから出撃して西進したが、アイゼンガルド軍が既にアイゼンの浅瀬の合戦で勝利を収め、エルケンブランドが敗走したことを知ると、ガンダルフの勧めでこの城に籠城し、3月3日から4日にかけて城を攻めるアイゼンガルド軍との間で戦いが行われた(角笛城の合戦)。
構造†
ヘルム峡谷の入り口の手前はヘルムの門(Helm's Gate)と呼ばれ、その北側の崖から角笛岩(Hornrock)と呼ばれる大岩が突出しており、角笛城はこの大岩を土台にした、古い石の城壁とその中に聳える高い塔からなる。城の内部には外庭(outer court)と中庭 / 内庭(inner court)があり、外庭から階段を三つ登ると、後ろの峡谷から伸びている城壁に達する。城の城門(Hornburg-gates)は大門(great gate)とも呼ばれ、奥出での谷から続く道は土手道と坂道を登って城門に至る。裏の峡谷からは幅の広い階段が大岩を登り、城の裏門(rear-gate)に達する。
城からヘルムの門の南側の崖へは奥出での防壁と呼ばれる壁が伸び、峡谷の入り口を塞いでいる。防壁の高さは20フィート(約6.1m)で、幅は男四人が並んで歩ける程度。防壁の頂は矢を射る狭間を持つ胸壁を備え、城の外庭にある入り口と階段で繋がっている。
背後のヘルム峡谷からは奥出での渓流が流れ出ている。この川は奥出での防壁の下に設けられた広い暗渠を通り、角笛岩(Hornrock)の麓を廻って城門の土手道の下をくぐり、城への道に沿って流れ、ヘルムの堤防の破れ口を通り、奥出での谷へ下る。
画像†
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
#amazon(B0002ZGVN8)構造が原作と異なり、背後の崖の内部にも城の構造物がある。塔は城の端にあり、頂上には大きな角笛が据え付けられている。
ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
コメント†
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