奥出おくいでの谷

概要

カテゴリー地名
スペルDeeping-coomb
異訳奥谷おくたに
その他の呼び名奥出で、奥谷ディーピング(Deeping)

解説

ローハンウェストフォルドにある、入り江のように白の山脈へ食い込む谷間。緑の芝生に覆われた肥沃な土地で、多くの農家があった。
谷の東側は切り立った岩壁で、西側は長い斜面を持つ尾根。南側にヘルム峡谷があり、ヘルム峡谷の手前にはやはり草で覆われた、なだらかな下り勾配の広い三角地がある。ヘルム峡谷から流れ出た奥出での渓流は三角地の真ん中を穿つ小峡谷となり、三角地を塞ぐヘルムの堤防の破れ口から出て、奥出での谷、ウェストフォルドへと流れ出る。角笛城から出た道も堤防の破れ口を通って谷間を下り、奥出での谷の下でエドラスへ向かう道とアイゼンの浅瀬へ向かう道に分かれる。
角笛城から南側の崖にかけては奥出での防壁があり、谷の峡谷(燦光洞方面)への侵入を防いでいた。

指輪戦争角笛城の合戦では、ガンダルフエルケンブランドに率いられたウェストフォルドの歩兵1000人の援軍が、西の尾根からアイゼンガルド軍を攻撃した。またヘルムの堤防から2ファーロング*1下ったところから、奥出での谷はいつの間にかフオルンの森に覆われており、敗走するアイゼンガルド軍のオーク達を飲み込んだ。
その日の夜、森はロヒルリムが倒したオークの死体もろとも消え去り、森があった場所は芝生が荒らされて地肌が露わになり、緑の谷間は茶色になっていた。また堤防から一マイルほど下った場所には死の丘が築かれており、この丘にはその後草一本生えなかった。

映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定

ヘルム峡谷の手前は荒れ地で、ヘルムの堤防は登場しない。援軍はガンダルフエーオメルに率いられた騎兵隊で、ヘルム峡谷から見て右側の尾根から攻撃する。エクステンデッド・エディションの追加シーンではフオルンの森が登場する。

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