城塞 の近衛部隊 †
概要†
カテゴリー | 役職・組織・団体 |
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スペル | Guards of the Citadel |
異訳 | 城塞の護衛兵、城塞の近衛の衛士 |
その他の呼び名 | 近衛隊(Guard) ゴンドールの塔の近衛兵(Guard of the Tower of Gondor) ミナス・ティリスの近衛兵(Guards of Minas Tirith) |
解説†
ミナス・ティリスの第七層である城塞を持ち場とした、ゴンドールの近衛部隊。黒と銀の制服を帯びて城塞の衛護および儀仗任務などにあたった。
作中ではベレゴンド、タルゴンなどの名が見え、執政デネソール二世に忠誠を誓ったペレグリン・トゥックもその一員となった。
ベレゴンドによると城塞の近衛兵であることはゴンドールでは名誉なことと見なされており、ベルギルは父のことを「近衛(隊)のベレゴンド」と呼んでいる。
複数の部隊に分かれ、城塞内の持ち場や役職などに応じて制服にも若干の違いがあったようである。
城塞の門を守る護衛兵たちは黒い服に身を固め、その
兜 は山高で、顔にぴったりついた長い頬 当てがあり、頬当ての上に海鳥の白い翼を配した、見慣れぬ形のものでした。しかもこれらの兜は銀の炎のようにきらめいていました。というのも実のところこれらはみな、全盛を極めた古い時代から伝わった宝物で、ミスリルで作られていたからです。黒の陣羽織には銀の冠と尖 った先端のたくさんある星々の下に、雪のように白い花をつけた一本の木が白で縫い取ってありました。これはエレンディルの世継たちの装いであって、今ではゴンドールの何人 もこれを着用せず、ただ、かつて白の木が生えていた噴水の庭の前に立つ城塞の護衛兵にのみ許されていたのです。*1
ペレグリンはデネソールの部屋付きの従者として白の塔の部隊に配属され、与えられた装備も他の近衛兵とはやや異なるものだった。
そしてまもなくピピンは黒と銀ずくめの見慣れぬ
装束 に身を飾った自分を見いだしました。かれは小さな鎖かたびらを着けました。その鎖はおそらく鋼 でできていたのでしょうが、黒玉のように真っ黒でした。そして山高の兜 は両側に鴉 の小さな翼がついており、兜鉢の中央には銀の星がはめこまれていました。鎖かたびらの上には黒の短い陣羽織を着けましたが、その胸には銀で白の木の紋章が縫 い取りされていました。*2
指輪戦争以後も、ペレグリンはゴンドールの騎士として城塞の近衛兵であることを示す黒と銀の制服を着用した。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
白の塔内部の広間、噴水の庭でその姿が確認できる。それぞれ装いが若干異なっており、前者は黒のマントに一般兵の兜に対して追加の羽の意匠を施された兜をかぶり、白の木を守るようにして立っている後者は羽飾り付きの兜にマスク、マントに加え肩鎧も身に付けるなどより重装備となっている。なお前者はデネソールの火葬や『エクステンデッド・エディション』でオスギリアスに赴いたデネソールに付き従い、映画オリジナルのキャラクターであるイロラスもこの衣装となっている。
一般のゴンドール兵も黒の服に銀の甲冑という、城塞の近衛兵と似通った装備をしている。
ペレグリン・トゥックは「城塞の衛兵」となり、原作と似た装備を付ける。『エクステンデッド・エディション』では、ファラミルが自分の子供時代に使用していたものであることをピピンに語るシーンが追加されている。
画像†
コメント†
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