スロール†
概要†
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Thrór |
その他の呼び名 | 山の下の王(King under the Mountain) |
種族 | ドワーフ(長鬚族) |
性別 | 男 |
生没年 | 第三紀2542~†2790年(享年248) |
親 | ダーイン一世(父) |
兄弟 | フロール(弟)、グロール(弟) |
子 | スラーイン二世(息子) |
解説†
ダーイン一世の息子でスラーイン二世の父。ソーリン・オーケンシールドの祖父。
ソーリンとダーイン二世によって復位がなされるまで、エレボール(はなれ山)の山の下の王国に君臨した最後の山の下の王であった。
当時ドゥリンの一族は灰色山脈を本拠としていたが、2589年に冷血竜によって父ダーイン一世と弟フロールが殺されると、スロールは叔父のボリンと共に脱出して父祖の地であるエレボールに戻った。スロールの治世に山の下の王国は歌に歌われる大きな繁栄を迎えた。
だがその繁栄を聞きつけたスマウグによって2770年に王国は滅ぼされ、スロールはまたも父祖の地を追われることになった。彼は息子スラーインと孫ソーリン、そして少数の縁者と忠実な従者と共に放浪し、
やがて老齢と貧困に苦しめられたスロールは、スラーインにエレボールの秘密の入り口を示した地図とその鍵、そして最後の宝である七つの指輪の一つを譲り渡すと、自分は従者のナールだけを連れて一族のもとを去り、無謀にも遠祖の地であるモリアに単身帰還しようとした。これは悲運と放浪のために頭がおかしくなっていたとも、指輪に込められたサウロンの悪意の影響とも言われている。
ナンドゥヒリオンにやってきたスロールは、引き止めるナールを置いてモリアの東門から中に入っていった。だが彼はアゾグに殺され、その首は切断されて烙印を押され、遺体は烏の餌食にされた。
ナールによって届けられたこの非業の死の知らせはスラーインのみならず全ドワーフを激怒させ、ドワーフとオークの戦争の発端になった。
映画『ホビット』における設定†
俳優 | ジェフリー・トーマス |
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日本語吹き替え | 不明 |
エレボールの山の下の王国の王として登場。原作とは異なり、エレボールの財宝やアーケン石に執着して正気を失っている暗君のように描かれている。かつてラスガレンの白い宝石の取引でスランドゥイルと交渉が決裂し、彼がドワーフに悪感情を抱く原因の一つとなった。
スマウグ襲来でエレボールを追われた後、モリアに向かってその地の再興をしようとするが、そこにはすでにオークに占拠されており、ナンドゥヒリオンの合戦が発生。その場でアゾグに斬首されて殺された。
画像†
コメント†
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