ところざわ村にいたる道†
概要†
解説†
第三紀3021年9月21日にホビット村を出発したフロド・バギンズとサムワイズ・ギャムジーが、末つ森へ向かう時に通った道。道中で二人はかつてフロドがナズグールから身を隠した木や、朽ちかけた樫の大木を通り過ぎた。
くり窪への道†
この道はその経路や、上記の特徴的な木の登場から、大いなる年の3018年9月23日から24日にかけてフロド・バギンズ、サムワイズ・ギャムジー、ペレグリン・トゥックの三人が袋小路屋敷からくり窪に向かう時に利用した、緑山丘陵の北側を東西に横断する道と推測される。
すぐに三人は狭い道に出ましたが、その道はうねうねと起伏して上り下りし、その先は前方の闇の中に消えていました。これは森間村とところざわ村、それにバックルベリの渡し場に出る道です。道は豊水谷を通る本道から分かれて上り道となり、緑山丘陵の麓に沿って、東四が一の庄の辺境、末つ森に伸びていました。*2
馬車には向かない道で、末つ森へ行く者も少ないため、あまり利用されない道であるという。道は途中で北側に折れ、そこでは森間村へ向かう小道が分岐している(三人はこちらの小道を進んだ)。その後、道はエール村の低地を通り、沢地の国の北の外縁を回って、ところざわ村の北でブランディワイン橋から南へ伸びる土手道に合流する。
「渡し場は森間村の東だ。しかし道はずっと左に曲がっている――あそこでずっと北の方に曲がってるのが見えるだろう。沢地の北のはずれを回って、ブランディワイン橋から出ている土手道にところざわ村の上手でぶつかっている。」*3
この道で24日に三人はナズグールに二度遭遇した。一度目は分岐点の手前の道で、この時フロドは道の傍に生える木の裏に隠れながらナズグールを目撃した。二度目の遭遇は森間村へ向かう小道で、この時はギルドール率いる上のエルフの一団が通りかかったことでナズグールは退散した。
『終わらざりし物語』によると、この時のナズグールはハムールである。
地図上での道†
ホビット庄の地図にもそれらしき道が描かれているが、名称は書かれていない。また、地図に描かれた道と『指輪物語』本文中での描写には以下の相違がある。
- タックバラとの繋がり
- 地図上で道は西のタックバラまで伸びているが、本文中でそのことは触れられていない。
- 土手道との繋がり
- 上記の引用にあるように、本文中で道はところざわ村の上手で土手道と合流するが、地図中ではところざわ村の中で合流するように描かれている。
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