ひいらぎ

概要

カテゴリー植物
スペルholly
異訳ひいらぎ
その他の呼び名エレグ(ereg)

解説

棘のある葉を持ち、赤い実をつける樹木。シンダリンでの名はエレグであり、レギオンエレギオンの名に要素として含まれる。

柊が多く生えている有名な場所としては、柊郷ひいらぎごうことエレギオンが挙げられ、柊の木は同地の象徴だった。エレギオンからの道が繋がっていたモリアの西門の前には柊の木が植えられ、門の左右には特に大きな二本の柊があった。

旅人たちは頂にひいらぎの古木が群生する低い尾根に出ました。木々の灰色がかった緑色の幹はまるで山の石そのものでできているように見えました。上る太陽の光を受けて、その葉は深緑ふかみどりに輝き、その実は赤々と照り映えました。*1

柊(ilex)

二つの塔』ではイシリエンilexという樹木が生えていたことが言及され、日本語訳ではこの語も「柊」と訳される。
ilexはラテン語でセイヨウヒイラギガシ(holm oak)のことだが、分類学ではモチノキ属のことであり、作中に登場する柊と思われるセイヨウヒイラギ(common holly)もモチノキ属に含まれる。
The Lord of the Rings A Reader's Companion』ではイシリエンに生えていた「柊の大木(Great ilexes)」に関し、セイヨウヒイラギよりセイヨウヒイラギガシの方が大きく育つことや、イシリエンにセイヨウヒイラギガシの大木(a large holm-oak)*2が生えていたことを指摘している。

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