犬狼伝説 改 Kindle版 (Amazon.co.jp)
犬狼伝説 改 単行本(ソフトカバー) (Amazon.co.jp)

「ケルベロス・サーガ プロジェクト」のひとつとして始まった『犬狼伝説』電子書籍化、これまでは分冊版のみ発売されていましたが、合本版が電子及び冊子でも同時に発売されることになりました。この『犬狼伝説 改』には『紅い眼鏡』コミカライズ(40P)も収録されます。

クラウドファンディングにより4Kレストア&BD/UHD BD化された(一般販売はされていません、あくまでクラウドファンディング参加者への配布)『紅い眼鏡』、既に発送が行われていますが、この度劇場上映が発表されました。

2025年3月15日から開催される新潟国際アニメーション映画祭にて、オープニング作品として『イノセンス』が上映されることになりました。

東京都中央区にある国立映画アーカイブにて、2025年2月27日と3月15日に『ケルベロス 地獄の番犬』が上映されるとのこと。「日本の女性映画人」という企画のひとつで、この映画の録音演出を浅梨なおこ氏が担当していたから、ということだそうですが。

『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』公開30周年記念として、『攻殻』全アニメシリーズ横断展覧会が開催されることになったそうです。詳細は不明ですが2026年に東京にて。随分早い情報公開ですね。

2026年東京にて「攻殻機動隊」初めての全アニメシリーズ横断展覧会の開催が決定!

4Kリマスター化が行われている『天使のたまご』ですが、作曲を担当した菅野由弘氏監修のもと、音楽もリマスター化されています。そしてサウンドトラックとしてUHQCDとLPが発売されることになりました。UHQCDはAmazonで予約も始まっています。LPも同時発売ですが、現在のところAmazonで扱ってはいません。

Amazon.co.jp 天使のたまご 音楽編「水に棲む」(UHQCD) 2025年5月7日発売

『イノセンス』公開から20周年にあたるということを記念して、2025年2月28日より『イノセンス』4Kリマスター版、そして同時に『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の4Kリマスター版も劇場公開されることになりました。元々はUHD BD/BDリマスター用に制作されたものですが、それが初めて劇場公開されることになります。公開劇場一覧はこちら
正直なところ映像に関して言えば、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』よりも『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 2.0』のほうが細かく補正がかかっていて綺麗なんですけど、人気ないんだよなあ……。

【監督・脚本:押井守 コメント】

今回『イノセンス』の4Kリマスター版を公開するにあたって、20年ぶり…もしかするとスクリーンで初めて、通して観たかもしれません。とても綺麗で美しく仕上がっていて良かったです。
当時は、何年もかかって手描きやCGで仕上げた画を細かなディテールまで映像で再現できなかった。ですが今回、高解像度のデジタルスキャンをしたことで、画の精度が格段に上がったと思います。4Kの威力を確かに感じました。それで当時のことを思い出しましたが、当時は病んでたなと(笑)。『イノセンス』が完成した後、2ヶ月くらい寝込んで立てなかったんですが、この作品にはその病んでるエネルギーが入っていました。美しいものを作るためには、何かを乗り越えないといけない。改めて観て、この作品から情念というのか退廃的な魅力を感じました。
皆さんにもぜひ劇場でご覧いただきたいです。

コミックマーケット105 寄稿しました

最近はSNSや通販の発達に加え少子化もあって、会場の高齢化が加速しているというコミックマーケットですが、やはり会場に行かないと出会えない貴重なものが存在しております。そういう私も何年も会場に行けてませんが。やはりあの環境は過酷。

ともかくコミックマーケット105の、2024/12/30(月)東イ-45aで出展される“WWF”さんの新刊にまた寄稿させてもらいました。今回のテーマは『イノセンス』だったのですが、そこからネタを絞り出すのが難しくて、私の原稿は『イノセンス』とあまり関係ないAIの話になってしまいました。通販も開始されています。

ケルベロス・サーガプロジェクトの第二弾として、押井守監督による初の実写映画『紅い眼鏡』のコミカライズが、「漫画アクション」2024年12月17日号発売号に40ページの読み切りとして掲載されるとのことです。作画は『犬狼伝説』などを担当した藤原カムイ氏。

藤原カムイ氏と押井守氏、出渕裕氏が会っていたというので、てっきり電子書籍版『犬狼伝説』合本版につく特典絡みか何かではないかと思っていたのですが、それとは別に『紅い眼鏡』新作コミカライズをやるとは思いませんでした。というか、後に発売されると発表されている電子書籍版『犬狼伝説』合本版が未だに発売されないので(現在は分冊版のみ)、この『紅い眼鏡』コミカライズ版もセットになるとか、同時に発売されるとかいう感じになるのでしょうか?

漫画アクション 2025年1/7号(2024年12月17日発売号) amazon.co.jp

CS放送の『衛星劇場』にて2025年1月に、押井守特集を放映。特別番組としてインタビュー番組「押井守とOVA」のほか、以下の作品を放送予定となっています。

  • 御先祖様万々歳!
  • ダロス
  • トワイライトQ
  • 機動警察パトレイバー アーリーデイズ(初期OVA)
  • ケルベロス 地獄の番犬
  • トーキング・ヘッド
  • 真・女立喰師列伝

押井守『グラディエーターII』を語る

リドリー・スコットによる映画『グラディエーターII』の宣伝企画として、押井守監督が同作について語っています。同映画は11月15日より公開中。

鑑賞直後に直撃インタビュー! 押井守監督が観た『グラディエーターⅡ英雄を呼ぶ声』<前編>

── ということは今回、スコットは達成感を得たということですね?

押井 そうだと思うよ。それに、製作費がかなりあったんじゃない? 前作でできなかったことを今回やっている。デジタルに頼るだけじゃなく、いくつかセットをちゃんと作って、しかもエキストラもたくさん使っている。ローマの市街地を映し出し、そこに暮らす市民の生活臭のようなものが描かれている。物乞いがたくさんいるのも、ローマが汚くて臭い街だというのも意識的に取り入れている。ちゃんと世界が膨らんでいる。お金をかける甲斐のある監督がサーなんです(笑)。

── “世界”を創るというのは、スコットの大きなこだわりですからね。

押井 そうです。私がリドリー・スコットを“サー”と呼んで崇めているのは、実際に“サー”の称号をいただいているからじゃない。“世界観”とは何かを『ブレードランナー』で教えてくれたからです。

それが何かといえば、“ビジョン”。哲学であり思想。その監督が何を考え、世界をどう見ているのか? 監督のありようが映画を創造しているんです。

ネタバレありのインタビュー後編は映画公開後に公開とのことですが、18日現在でまだ公開されていません(本当はそれを待ってからブログで紹介しようと思っていたのですが)。