先日行われた東京コミコン2018での、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』ステージと、そこで行われた押井守監督、千葉繁氏によるトークショーの記事がありました。

「東京コミコン2018」押井守監督×千葉繁、パトレイバートークに会場熱狂 - 趣味女子を応援するメディア「めるも」

また、撮影秘話なども公開され、押井守監督の作品では多く登場する食事シーンについて問われると、「映画の中にある食事シーンは、シャワーシーンと一緒で、あってもなくてもいい。でも生活感は出せる。」「それだけなのにこのシーンを撮るのは大変。準備もそうだし、何度も(撮り直しが)できない。」と押井守監督がその苦労を語ると、千葉氏も「そうめんなんかは筆舌に尽くしがたいほど不味くなる」と演じる側の苦労で笑いを誘った。

このまま班長シゲさんと整備班の誘導でイングラムのデッキアップスペースへと移動。

そして久々に実物大イングラムを目の当たりにした押井守監督は「まだあったんだ!大抵の作品では作品が終わるとスクラップにされちゃうのに」「久しぶりに見たらまたやりたくなってきちゃったな」「千葉さんまだ生きてるし」「今思えばかなり楽しかったし、またやりたいね」と新作への意欲を語るという爆弾発言の連続が。

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押井監督は「(シリーズ第4章にスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが出たが)本当は宮さん(宮崎駿)にも出てもらおうと思った。でも、死ぬ役にしようと思っていたので、その殺気を悟られて断られました(笑)」と、意外な裏話を披露した。

その押井守監督には劇場アニメ作品『キマイラ』が控えているはずですけど、その点については触れられていません。

以前当サイトで紹介した、押井守氏も出演しているVHSのドキュメンタリー『VHSテープを巻き戻せ!』がAmazon Videoにて閲覧できるようになっていました。レンタルなら399円で閲覧できます。

今では「VHSって何?」という人もけっこういるのではないかと思われますが。

WOWOWにて、『機動警察パトレイバー』のTVシリーズを全話、12月6日より毎週木曜深夜に4話ずつ放送。押井守氏はその中で数話分の脚本を担当しています。

映画監督・押井守 絶賛コメント到着:『戦争の犬たち -HDリマスター版-』(初ブルーレイ化/初スクイーズ収録作品) – CINEMATOPICS

押井守監督の映画評論本『シネマの神は細部に宿る』でも紹介された、懐かしの映画『戦争の犬たち』がHDリマスターのBlu-rayとして初発売されるということで、押井守氏のコメントが掲載されています。

池袋マルイにて12月13日(木)から12月24日(月・振休)の12日間、『機動警察パトレイバー』30周年記念ということで『パトレイバー』を振り返るイベントが行われ、展示やトークショーなどが行われるという発表がありました。

展示物については以下のように発表されていますが、トークショーについての詳細発表は後日だそうです。

  • 初公開となる「機動警察パトレイバー」シリーズの原画や設定資料展示
    劇場版を中心にこれまで世に出ていない原画や設定資料を展示いたします。
  • 機動警察パトレイバーの世界観をイメージした1/150ジオラマを展示
    今夏、東京アニメセンター in DNPプラザにて開催された『アニメと鉄道展』会場で展示された「幻の新橋駅」 ジオラマをはじめ、プロモデラーの方々が製作したジオラマを展示します。今年さまざまなイベントで展示された1/150のジオラマを一挙に展示します。
  • 1/1造形物
    原寸大のリボルバーカノン、歴代の特車二課制服、ヘッドギア、コックピットを展示します。
  • 30周年記念切手紹介展示
    2月に発売となる機動警察パトレイバー30周年記念切手の紹介するコーナーを設け、原作であるHEADGEARが選りすぐった切手イラストを展示します。

イベントの詳細情報が掲載されました。副数日にわたって、伊藤和典氏、冨永みーな氏、大林隆介氏、榊原良子氏らによるトークショーや、高田明美氏によるサイン会などが行われるとのことです。

トークショーのチケットの抽選受付も一部始まりました。これから順次行われるようです。

それぞれのトークショーなどの参加方法についての情報がまとめられました。

『THE NEXT GENERATION パトレイバー』などで押井守氏と一緒に仕事をされた湯浅弘章氏が監督された映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』についてのインタビューで、押井守監督とのエピソードなどが触れられています。

『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』湯浅弘章監督インタビュー 「リアルな14歳の役者を選んで、ちゃんと良いものを作ろう」 | SWAMP(スワンプ)|人々を惹きつけるカルチャーの奥深き「沼」の魅力を紹介するWEBメディア

湯浅:押井さんには、監督としての立ち居振る舞いを学ばせていただきました。スタッフや役者とどう接するべきか、監督としてどういう志で映画を撮っていかなければいけないか、といった帝王学のようなものをすごく叩き込まれたという感じはしますね。演出的なことであまり言われたことはないかな。「それはお前のやり方だから」って。

――押井監督の言葉で、特に印象に残っているものはありますか?

湯浅:押井さんの熱海のご自宅に伺ったときの話なんですが、「映画は誰のために撮るか分かるか?」って聞かれたんです。「自分のためじゃないんだぞ。観客のためでもない、役者のためでもない、クライアントのためでもない」って言われて、「全っ然、分かんない!!」って(笑)。

11月30日(金)から12月2日(日)にかけて開催される東京コミコン2018スカパー! が出展、実物大イングラムのデッキアップが行われるほか、12月1日(土)14:00~14:30には押井守監督と千葉繁氏によるトークショーが行われるとのことです。

11月28日より発売される土木技術2018年12月号にて「アニメと土木」特集が行われるとのこと。表紙は『転生したらスライムだった件』になっており、その他に『機動警察パトレイバー2 the Movie』について「パトレイバーに見る新橋駅」や、『ガールズ&パンツァー』『〈物語〉シリーズ』『鉄腕アトム』といった作品が取り上げられるそうです

韓国で制作された実写版『人狼』ですが、作中に登場する絵本を、押井作品とも色々と関わりが深い寺田克也氏が描かれたという話がTwitterで公開されていました。

LOCATION JAPANの、現在発売中の2018年12月号に、押井守監督と竹内宏彰アニメーションプロデューサーの、ILCに関する対談が掲載されているらしいです。Webでその一部? を閲覧可能

2019年1月19日に『アメリカは日本文化をどう読んでいるか ~村上春樹、吉本ばなな、宮崎駿、押井守~』という本が発売されます。署名の通り、この本で押井守監督が取り扱われる模様。ただどのように扱われるのか、インタビューはあるのかなどは現在の所不明です。

目次
序章 他文化理解と翻訳
第1章 日本文学の新しいイメージ―アメリカにおける村上春樹の受容
第2章 少女カルチャーの翻訳(不)可能性―アメリカにおける吉本ばななの受容
第3章 日本文化と歴史の新しい表象―アメリカにおける宮崎駿の受容
第4章 文化交流・インターフェイス・翻訳の場としてのアニメーション―アメリカにおける押井守の受容
終章 文化翻訳の試み
補章 村上春樹『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』の翻訳の比較
内容紹介
日本の現代文学やアニメはアメリカでどのように受容されているのか。翻訳や批評の分析を通して、他文化理解の困難さを明らかにする。
著者について
芳賀理彦(はが・ただひこ)
1971年生まれ。ニューヨーク州立大学大学院博士課程修了。博士(比較文学)。現在、敬愛大学経済学部准教授。専攻は比較文学、文化翻訳論。
著作に「アメリカにおける村上春樹の受容」(『越境する言の葉―世界と出会う日本文学』(彩流社)所収)、「Representation of History in a Postmodern Novel―An Analysis of Haruki Murakami's Early Trilogy」(千葉大学大学院プロジェクト報告書『モダニズムと移動』所収)など。