- 原作小説の権利を持つ団体についてはTolkien Estateを参照してください。
Middle-earth Enterprises†
概要†
カテゴリー | 関連人物・組織・団体 |
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旧称 | Tolkien Enterprises |
解説†
『ホビットの冒険』および『指輪物語』の映画化権などを持つ、Embracer Group傘下の組織。Tolkien Estateとは全く別の組織であることに注意。
当初の社名はTolkien Enterprisesであったが、Tolkien Estateとの混同を防ぐため2010年に現在の社名に変更されている。
所持しているのはあくまで『ホビットの冒険』『指輪物語』のメディア化権利であり、原作小説自体の権利は現在Tolkien Estateが有している。
『シルマリルの物語』などトールキンの他作品のメディア化権は持っていない。また(映画ではない)TVシリーズ化の権利も持っていないいないため、『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』の権利も持っていない。
沿革†
ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキンは1969年、ユナイテッド・アーティスツに『ホビットの冒険』『指輪物語』映像化権などを売却。その後ユナイテッドは、1976年に映画プロデューサーのソウル・ゼインツ(2014年1月3日に死去)にこの権利を売却。その後ゼインツ(The Saul Zaentz Company)は、ラルフ・バクシがアニメ映画『ロード・オブ・ザ・リング 指輪物語』を制作する権利を与え、またIron Crown EnterprisesにTRPG化の権利などを与えている。
またピーター・ジャクソンとニュー・ライン・シネマに実写映画化の権利が与えられ、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』が制作されることになった。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』のゲーム化権はエレクトロニック・アーツにあったが、その後ニュー・ライン・シネマの親会社であるワーナー・ブラザース(Warner Bros. Games)に移っている。
原作小説を題材としたオンラインゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』の権利はTurbineに与えられたが、その後Turbineもワーナー・ブラザーズ傘下となった。さらにその後Turbineから『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』のチームはStanding Stone Games(SSG)として独立したが、SSGは原作小説のオンラインゲーム化権を所持し続けている。
トールキンが売却した権利の中にはTVシリーズは含まれていなかったため、『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』の権利はAmazonがTolkien Estateと交渉して獲得している。
またMiddle-earth Enterpriseの権利がオークションにかけられるという情報が2022年に報道され*1、その後2022年8月18日、Middle-earth Enterprisesはスウェーデンに本社を置くゲーム関連グループ企業Embracer Groupが買収すると発表した。金額は非公開*2。Embracerが2021年に買収したフランスのAsmodeeは、以前から『指輪物語』を題材としたボードゲーム、カードゲームを制作している。
外部リンク†
コメント†
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