エオル(マエグリンの父)
- ゴンドリンに来たエオルを再び外に出せばいつかエオルがモルゴスに捕われゴンドリンの場所が知られるかもしれないと言うトゥアゴンの危惧は分かるが、かといって「ゴンドリン内で妻子と共に暮らすか、死ね」という要求はノルドールを嫌うエオルには理不尽で傲慢な要求としか感じなかっただろうと思う。 --
- 最初は、歓迎したんだよ。 しかし、エオルは「アレゼルは返すがマイグリンはつれて帰る!」と頑なな立ったから、カチンときたんだろう。 --
- お互い、譲ることを知らない頑固者同士。 相手が悪すぎ・・・・ --
- 「わたしのものをお前に渡しはせぬ!」のセリフが、理不尽なのに悲痛で印象深い。 --
- 自分の子は俺のもの。 だから、自分の思い通りにできると思っている迷惑な親。 どこの時代にもこんな勘違いな親がいるもの。 こんな馬鹿親を持つ子供は大迷惑!! --
- 先に裏切ったのは、マイグリンのほう。 こいつが母親そそのかして、ゴンドリンへ逃亡をはかったのが、そもそもの始まり。 息子に対する怒りもあったのかもね。 -- ねずみ
- こいつの行動からして、ひきこもりのキモオタのストーカーにしか見えない。 おまけにテレリ系のエルフとのことだけど背がひん曲がり、面構えが恐ろしげと言うから、いくら魔法にかかっていたからって、アレゼルはよくこんな男と一緒になったものだよ。 -- けつ
- だから、子供のマイグリンも醜いんだね。 --
- マイグリンは見目こそよかったものの心が…こんな風に育ったのにはアレゼルの罪もあるのではないでしょうか。 --
- この容姿のおかげでドワーフと仲良くできたんだろ。 反対にノルドールから馬鹿にされたから、憎むようになったのかも --
- 馬鹿にしたのは、お隣のクソ兄弟だろ。 おかげでこの人は、ノルドール全体がたまたま海へわたったおかげで、ヴァラールの英知と知識、技能を習得できただけなのに、それを鼻にかける傲慢ちき共との偏見をもってしまったのだろう。 本当にこの兄弟は、ノルドールの癌である。 -- ねずみ
- ドワーフと初めて、心から交際できた人。 この友情がこのまま続けば、ドワーフとのシンダールの関係も良好だったろうに。 しかし、ひとつのシルマリルがぶち壊しにしてしまった。 彼が知ったら、どう思うだろう。 -- ピーチ番頭
- このシルマリルは、ノルドールのフェアノールが作ったものだからねえ。 シンゴル殺害以後、ドワーフとの確執は、長く指輪物語の時代まで続く訳だし。 皮肉なことにその後、ノルドールのケレブリンボールとモリアのドワーフは、すごい仲良くなってしまうし。 -- 口臭吐鬼
- エルフの世俗的に基本子供は父親方の氏族に属する扱いみたいだから、妻はゴンドリンに戻るのも仕方ないが息子は返せ!っていうのも完全に理不尽な話ではないのかもしれない。ドワーフ達と親しくしていた事からも本性が悪という訳ではない、というキャラ設定に変更されたっぽい。 --
- そもそもそんなに悪い人には見えないのですが。ゴンドリンの輝かしさの中に居たら此岸のエルフとして何らかの劣等感を感じてしまいそうに思えます。 --
- 自分も某一家(…)に比べれば決して悪人ではない印象を受けました。背中が曲がっちゃったのも鍛冶仕事に人生捧げたからですし、そこまで熱心に取り組んだ人はノルドールにもいないのでは?(たとえゴンドリンの荘厳さに劣等感を持とうと、努力でアマン帰り組と同列に上り詰めたこと自体凄すぎ…)アレゼルだって新しい物事を求めて実家を飛び出したわけですし、エオルの自分の一族には無い面に惹かれたのかも・・・汗水垂らして真剣に仕事に取り組む男を見たら誰だってキュンと来ますよw --
- エオルは至福の地の輝かしい美しさよりも、星明りの美しさを愛してメリアンの加護より森の暮らしを選んだエルフです。アレゼルは死ぬその時まで兄にエオルの赦免を求めていたので、もしかしたら夫の激怒を見てようやく自分の行動の罪に気付いたのではないかな、という気も。マイグリンも第一紀の年表から考えたら、人間であってさえ幼いといっていい年で両親の死を見たわけで、アレゼルとエオルの死をマイグリンのせいにするのは何か不憫な気がします。 --
- アレゼル何か悪いことしたっけ…? --
- 逃げたことは少なくともエオルに対しての罪ではあるでしょう --
- エオルへの思いより退屈とか望郷の念が勝っただけだと思うのですが。彼にだって他の付き合いはあったのだし、無理矢理くっつている必要もないのでは? --
- 罪は誰の側にもないですね。エオルにアレゼル・マイグリンを束縛する権利はないので、二人がそこから逃れようとするのは何の不当もないですが、とはいえ、エオルがあれほどノルドールを憎む心情も経緯を考えれば当然ですし。 --
- どうだろう、妻が無断で子供連れて実家に帰ったら(それも実家はほいほい出て来れる場所じゃない)現代でも夫は怒ると思うが。そもそもアレゼルは中つ国にいる時点でヴァラールへの反逆罪とマンドスの呪いは背負ってるね。アマンから中つ国に飛び出してきて、ゴンドリンからも飛び出し、ナン・エルモスからも飛び出したのはちょっとどうかと。 --
- ↑「夫が怒る」ことと「妻に罪がある」ことはイコールではないでしょう。「逃げた」という事実だけを取り上げるのではなく、何故それに至ったのかまで視野に入れなければ判断はできません。エオルは実質上、示威によって妻子の意志を抑圧していたのですから、現代であれば立派な精神的DVですよ。ヴァラールがエルフをアマンに束縛することになったのも元をただせば「誤り」です。何が悪いかと言えば、「抑圧しなければ/されなければ生きていけないような状況を作り出しているモルゴスが悪い」としか言いようがない。 --
- アレゼルは気にしていなかったというようなことも書いてあったけどね。だからって別に罪というほどでもないと思う。実際色んな場所からほいほい出て来てしまう女性だっただけで…居場所があれば定住したいエオルにとっては理解し難い気質だったのだろう。 --
- エオル自身、ドリアスが居心地悪くてナン・エルモスに移住した過去があるので、そういう意味では似た者同士とも言えるかもしれません。そもそも洞窟なり砦なり(魔法帯なり)、閉じ込められた環境というのは本来エルダールの好むところではなく、解放された星空の下を逍遥するのを好む種族ですから、そういう意味でアレゼルやエオルはエルダール本来の気質に忠実だった、というだけなのかもしれません。 --
- しましたよ。ゴンドリンの生活が嫌になったために、家出をしたことですよ。そんなことしたらモルゴスに捕らわれて、ゴンドリンの場所を教えるまで拷問されますよ。なのに、自由になりたいがために兄に「親戚のもとに行く」と言っても出て行ったことですよ。危ないですよ。この時代に。 --
- そういえば彼、何でいつもガルヴォルン着込んでたんだろう。心配性?お気に入りだったから? --
- エオルがナン・エルモスに住むようになった時の事(ドリアスが魔法帯に覆われた時)を考えれば、鬱蒼とした高い木々に守られたナン・エルモスから出る事は非常に危険を伴う行為であるとエオルが考えていてもおかしくないので、身を守るためでは?べレリアンド第一の会戦の主戦場はドリアスから青の山脈の間の地域ですから。 --
- あ、そっか。うっかりしていました。アングラヘルとか、エオルはカッコイイもの作りますよね。 --
- トゥアゴンと話した時「出られないとか絶対やだ。もう知らん、帰る。ノルドールなんてみんな大嫌い!」とか言ったら出られたのかな。あの時点で一応アレゼルの婿扱いされてるっぽいから微妙な気がするんだけど。 --
- 一度ゴンドリンに入った以上、トゥアゴンが出るのを許すと思えない --
- 妹婿という立場を尊重してトゥアゴンは慇懃に接していましたが、心底では「暗闇のエルフ」である彼を信用しなかったでしょうね。 --
- やっぱ彼って気の毒な気がするわ… --
- 私もそう思います。大変な世の中ですし、モルゴスに関わったらいつか殺されますしね。 --
- エオルってシンゴルやフィンウェと同世代かな? --
- 身内って言っても爺とか孫とか色々いるからどうだろう. --
- アレゼルと結婚しているところから、なんとかく一世代か二世代下と思っていました --
- ノルドール嫌いとは言え、アレゼルと出会った時点では迷子のノルドールの美人を発見して、「ちょっとお話ししたいな~家に招き寄せても遭難者救助の名目は立つだろう」→「話しているうちに意気投合したから求婚しよう」の行動からみると筋金入りと言うほどでは無いように思います。トゥアゴンへの態度は女房が息子を連れて勝手に家出して怒っていた+クルフィンから傲慢な扱いを受けて火に油、と言う結果だったと思います。 --
- でも息子を殺そうとしたのは、まずかったよね。 おまけに凶器に毒を塗りこめていたし。 自分が食うことができない飯は、灰をかけてやれの心境だったろうが、おかげで晩節を汚す羽目に。 --
- 本当にそう思います。そのためにアレゼルは自分の息子を守るために自分を犠牲にして、死にました。その後、エオルは死刑判決を下されたのだから。 --
- ノルドール嫌いなのに、ノルドールの姫君を嫁さんにするってのは、何なの(実は愛情が無かった、所有欲の類だった、とか…) --
- 所有欲というよりも征服欲って感じ?良い方に解釈をすれば、ノルドールへの憎悪よりもひとめぼれの愛情がまさった。 --
- エルフって愛情なしでも結婚できるのだろうか?何となく、それが不可欠だと思いこんでいたんだが… --
- クルフィンがエオルを捕らえ、釈放した件。お互い、優秀で高名な職人同士として、興味とかは無かったのかしら。エオルのノルドールへの偏見にも関わらず、敬意をもってエオルを丁重に遇するクルフィンとか、見てみたい様な。 --
- クルフィンって何か興味でも敵意でも、見知らぬ人に対する淡い感情はとりあえず脅すか罵るかで表してそう。煽ってみてその反応を見るみたいな。そんなイメージ。 --
- 上で書かれてるほど悪人には思えない。ノルドールを憎む理由も分からないではないし捩くれて不器用な人だなぁって感じ。息子とのエピソードや留守中でも家族に自由を与えていたのを見るに偏屈で頑固だけど嫁と息子に対する深い愛情はあったんだと思う(だからこそ強い殺意や憎しみに変わったのだろうね) --
- このコメントが一番すんなり納得できたかな。不器用なだけに、なにかを愛するときは深く激しく愛するタイプだったのだろう。鍛冶にしろ家族にしろ。ただ家族側には家族側の感情や思いや価値観があることを彼が理解できていれば、結末は違ったのかもしれんね。 --
- 出かけ先、早めに自宅に帰ろうとする所がまたいじらしいというか...激しい愛ゆえの悲劇という意味では彼が忌み嫌っていたノルドール族のフェアノールともある意味似ていますね。 --
- そういえばダークエルフとは元来こいつを指す言葉でもあったな --
- ノルドの同族殺人を忌んだ彼が、そのあまりに同様に衝動的に家族を殺害して処刑に至る。因果というよりは皮肉ですなぁ。
しかも毒を塗っておいた投げ槍って、それ誰に使うつもりだったんだい --
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