物言わぬ番人†
概要†
カテゴリー | 物・品の名前 |
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スペル | Silent Watchers |
異訳 | 物言わぬ見張りたち、物言わない見張り |
その他の呼び名 | 二人の番人(Two Watchers) |
解説†
かれらは玉座に腰掛けた大きな座像に似ていました。いずれも三つの体が合わさっており、三つの頭は門の外側と内側と門の通路に面していました。頭部は禿鷹の顔で、巨大な膝の上に鉤爪状の手が置かれていました。かれらは大きな石の塊りを刻んで作られたらしく、動かないものなのですが、それでいて、気づいているのです。邪悪な警戒心を持った何か恐ろしい魔性の霊がこれらの中に宿っているのです。かれらには敵がわかるのでした。形が見えようと見えまいと、何者も気づかれないで通り過ぎることはできませんでした。かれらは敵の侵入も脱出も許さないでしょう。*1
キリス・ウンゴルの塔の城門を守る二体の彫像のこと。
像と像との間の空間には、強力な敵意がまるで目に見えない壁のように張り巡らされており、何人も番人の許しなくそこを通り抜けることはできない。さらに、もし仮にこの敵意の壁を突破する者があればけたたましい叫び声を上げ、それに呼応して塔のどこか上方で警鐘が発せられるようになっていた。
サムワイズ・ギャムジーは塔に囚われたフロド・バギンズ救出に向かう時、この番人の守りに阻まれたが、ガラドリエルの玻璃瓶の光を掲げて像に宿る悪霊をひるませることで突破することができた。二人は塔から脱出する時も同じようにして番人の敵意を突破したが、その直後アーチの要石にヒビが入り門は倒壊した。その際に鳴った警鐘と番人が発した叫び声に、上空にいたナズグールの一人が反応し、二人の逃亡が知られてしまった。
ゴクリによると、ミナス・モルグルにも物言わぬ番人たちが存在し、門の前のモルグル道路を通る者を見張っているという。ミナス・モルグルに所属するゴルバグは、おれたちんとこの物言わぬ見張りたちはもう二日以上前に懸念を感じた*2と発言している。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
原作通りキリス・ウンゴルの塔の門に存在するが、玻璃瓶を使って門を突破する場面はない。
ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
コメント†
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