旧版†
概要†
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解説†
新版に対する、古い版のこと。本項では評論社出版の『指輪物語』『シルマリルの物語』それぞれの旧版について述べる(原書房の『ホビット ゆきてかえりし物語』における旧版と新版については同書の項目を参照)。
指輪物語†
1972~1975年にかけてハードカバー版が、1977年に文庫版が出版された、最初の日本語版『指輪物語』。全6巻で、『旅の仲間』『二つの塔』『王の帰還』がそれぞれ2冊の上下巻になっている。
ハードカバー版は赤皮風の表紙になっていた。文庫版は最初トールキン直筆のイラストが表紙に使われていたが、ラルフ・バクシによる『ロード・オブ・ザ・リング 指輪物語』公開にあわせて、映画ポスターのイラストに変更された。
追補編はハードカバー版、文庫版共に『王の帰還』巻末に収録されているが、D項は一部のみが収録され、E項、F項は省略されている。
固有名詞が膨大なこの作品では致し方ないことだが、旧版では一部の固有名詞の片仮名表記が統一されていない。この点やそのほかの誤訳などが新版で修正された。代表的な訳の修正については新版の項目を参照。
シルマリルの物語†
1981年から1982年にかけて出版された、最初の日本語版『シルマリルの物語』。上下巻に分けて発売されていた。新版では一冊に纏められている。
固有名詞については「フェアノール」、「メルコール」といった表記ではなく、あえて長音記号を避け「フェアノオル」「メルコオル」などとされていたのが特徴だったが、新版では長音記号を使うように修正された。
コメント†
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