レベンニン

レベンニン†

概要†

解説†

シンダリンで「五つの川(Five Rivers)」の意味。白の山脈とエシル・アンドゥイン、及びアノーリエンとベルファラスの間にある緑なす美しい地。東から西にかけてエルイ、シリス、ケロス、セルニ、ギルラインの五つの川が流れる。
レベンニンの民は暗黒時代に丘陵地帯に隠れ住んでいた人々（恐らく死者の軍勢と同類の山々の人間）の血を引いており、背が低く、浅黒い肌の者もいた。他の辺境の諸侯国と異なり、領主の存在には触れられていないが、『終わらざりし物語』の索引などによると、ゴンドールの忠実な領国の一つとされる。

指輪戦争では沿岸部を襲う海賊の脅威にさらされていたため、ミナス・ティリスに援軍を送ることができないでいたが、レベンニンの民自体は強壮な人々として知られていた。
死者の軍勢を引き連れた灰色の一行がペラルギルで海賊の脅威を駆逐すると、噂を聞きつけたレベンニンの人々は一行の許に集い、拿捕された艦隊に乗り組んでペレンノール野の合戦に馳せ参じた。
またエレッサール王の戴冠式にはレベンニンの谷間から来た歌い手たちがいた。

レベンニンの地の美しさは闇の森の王国にも歌で伝わっており、レゴラスはレベンニンの歌を披露している。

ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†

原作では不明だった領主の名はシルゴン(Sirgon)。妻にケレブロス(Celebros)、息子にファルサラン(Faltharan)がいる。指輪戦争中ハラドリムの捕虜となっており、その身柄を救出するクエストがある。

南西部の下レベンニンと北東部の上レベンニンという二つのエリアに分けられている。北部のトゥムラデンがその首府となっている。また、原作の地図に記載されたペラルギルやリンヒルの他にも、オスト・アングレベド(Ost Anglebed)、グラニアス(Glaniath)という名の都市がある。

コメント†