ミンヒリアス†
概要†
カテゴリー | 地名 |
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スペル | Minhiriath |
解説†
シンダリンで「川のはざま(Between the Rivers)」の意味。エリアドールの中で、バランドゥイン(ブランディワイン川)とグワスロー(灰色川)に挟まれた土地。グワスローを挟んで南東はエネドワイス。北はブリー郷、ホビット庄になる。エネドワイスと同じく山の少ない開けた土地で、大部分が平原だった。
『終わらざりし物語』の「ロンド・ダエルの港」によると、第二紀初期までミンヒリアスとエネドワイスは中央の大沼沢地(ニーン=イン=エイルフ)を除き、果てしなく続く森だった。だがヌーメノールの王タル=アルダリオンの事業による伐採によって大量に木が刈られてロンド・ダエルの港から運ばれていき、荒廃していった。森に住む土着の民はヌーメノール人と対立し、彼らを攻撃したが、そのせいでより一層ヌーメノール人が森の伐採が進めるとエリュン・ヴォルンへと逃げ込んだ。エリアドールでギル=ガラド、ヌーメノールとサウロンの戦いが起こると、土着の民はサウロンを歓迎し、サウロンはヌーメノール人への破壊活動を行う襲撃者のための密偵や道案内として、土着の民を利用した。この戦争の結果、森の多くが破壊された。
後にミンヒリアスはアルノールの国土となり、第三紀861年のアルノールの分裂後はカルドランの国土となった。だが第三紀1936年の悪疫の大流行で大勢の民が死に、それ以来この土地はほとんど完全に荒れ地と化した。凶年の冬の翌年の2912年には大洪水に見舞われ、エネドワイスとともに荒廃した。指輪戦争の時代には木が多く生えている場所もあったが、平地のほとんどは草原であり、わずかな狩人たちが人目を避けて森に住んでいたという。
コメント†
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