ブレガラドの歌

概要

カテゴリー詩・歌
スペルBregalad's Song

解説

せっかち(ブレガラド)が自分の土地に生えていた七竈の木々がオークに殺されたことをメリアドク・ブランディバックペレグリン・トゥックに話した時に歌った、殺された木々への哀歌。

邦訳

おお、オロファルネよ、ラスセミスタよ、カルニミリエよ!
おお、美しいななかまどよ。お前の髪は、何と白い花をつけたことか。
おお、わたしのななかまどよ、夏の日に光るお前を、わたしは見た。
お前の樹皮は明るく、葉は軽く、声は涼しくて、やさしい。
お前の頭にいただく冠の、何という金茶のつや!
おお、死んだななかまどよ、お前の頭の髪はかさかさで灰色だ。
お前の冠はもぎ落とされ、お前の声はとこしえに静まってしまった。
おお、オロファルネよ、ラスセミスタよ、カルニミリエよ!*1

原文

O Orofarnë, Lassemista, Carnimírië!
O rowan fair, upon your hair how white the blossom lay!
O rowan mine, I saw you shine upon a summer's day,
Your rind so bright, your leaves so light, your voice so cool and soft:
Upon your head how golden-red the crown you bore aloft!
O rowan dead, upon your head your hair is dry and grey;
Your crown is spilled, your voice is stilled for ever and a day.
O Orofarnë, Lassemista, Carnimírië!

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