ナンタルチア

概要

カテゴリー言葉・単語

解説

山本史郎訳『ホビット ゆきてかえりし物語』『絵物語ホビット ゆきてかえりし物語』に登場するガンダルフの台詞。原文ではGreat Elephants!で、ガンダルフがビルボ・バギンズの鈍さを揶揄した表現。
山本訳のセンスの悪さを表す最たる例としてよく引用されていた。新版『ホビット ゆきてかえりし物語』では「こりゃ、おどろき、ももの木、バナナの木じゃね!」に修正されている(小説『The Hobbit』の翻訳対比表を参照)。

瀬田貞二訳ではこの部分は「うどの大木じゃな!」になっている。

由来

元々はナポリの守護聖人、サンタルチア(Wikipedia:シラクサのルチア)をたたえる歌「サンタ・ルチア(Wikipedia:サンタ・ルチア)」。「なんたる~」にかけて、大泉滉(1998年に他界 Wikipedia:大泉滉)がネタにし「ナンタールチーア。サンタールチーアー」というギャグとして使い、1960年代頃に流行した。

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • 原文が鈍間さをからかっている意味なので、この直接は通じない訳でも良いかも。 -- 2015-04-05 (日) 18:58:22
  • 「なんという、のろま大将!」でも良いな。 -- 2015-04-06 (月) 16:13:12
    • センスないな。 -- 2021-04-19 (月) 22:47:08
  • このレベルの翻訳が映画に至るまで界隈を支配している聖典ハリーポッターを崇めよ✝️ -- 2017-08-17 (木) 10:39:48
    • アレは本当に新訳版を出して欲しいのだが……翻訳者が社長だとどうしようもないのが辛い。 -- 2022-09-17 (土) 23:20:22
  • 「呪いのようにノロいな!」は如何でしょうか -- 2019-11-07 (木) 21:11:22
    • 呪われたように、じゃない? -- 2019-11-07 (木) 22:52:58
  • ナンタルチアは対象のビルボがサンタルチアを知らないと成立しない。同様にバナナの木もビルボがバナナを知らないと成立しない。逆にこう書いてしまったことで、翻訳者が勝手に「中つ国にサンタルチアやバナナが存在」させてしまっているトンデモ訳。これはまともな編集なら絶対に通さないがよほどのゆとり編集だったのか -- 2022-01-18 (火) 08:41:48
  • 山本史郎氏のトールキン作品以外での翻訳作品調べてみたら、俺が最も好きな作者の一人であるローズマリ=サトクリフ女史の作品翻訳も手がけていたんだな…。
    (というかサトクリフ作品の翻訳のほうが量が多い)
    ただ、幸か不幸か俺の興味が薄いアーサー王伝説系が殆どなので、手元に山本氏の訳を確認できる書籍がないんだよなあ。
    Amazonレビューによるとそっちでも結構翻訳の方向性で批判の声もあるようだが…。 -- 2022-01-18 (火) 13:09:26
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