カスタミル†
概要†
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Castamir |
異訳 | カスタミア |
その他の呼び名 | |
種族 | 人間(ドゥーネダイン) |
性別 | 男 |
生没年 | 第三紀(1259)~†1447年(享年188) |
親 | 不明(祖父はカリメヘタール) |
子 | 不明(曾孫にアンガマイテとサンガヒャンド) |
解説†
ゴンドール19代目の王ローメンダキル二世の弟であるカリメヘタールの孫。ゴンドールの同族の争いにおける反エルダカール派の指導者で、ゴンドールの王位争奪者となった人物。
20代目の王ヴァラカールの死去の時点で、ヴァラカールの実子を除いて王位に最も近い人物であり、ゴンドール海軍の総指揮官として沿岸地方とペラルギルおよびウンバールに多数の支持者を擁していた。そのため北国人を母に持つエルダカールが1432年にゴンドールの王位を継ぐと、これに反発する勢力の最有力者となり、1437年にオスギリアスを包囲攻撃してエルダカールを放逐、王位を簒奪した(22代目の王)。
だがそれに前後して残虐な本性をあらわにし、捕らえたエルダカールの息子オルネンディルを処刑したことをはじめオスギリアスで不必要な殺戮と破壊を行う。さらに陸の国土よりも艦隊のことに興味を持っていたようで、王都をオスギリアスからペラルギルに移そうとした。
こうした行状から内陸部のドゥーネダインの支持を失い、リョヴァニオンに亡命したエルダカールが蜂起すると多数の民がエルダカールの許に馳せ参じる結果となる。王位簒奪から10年後の1447年、レベンニンのエルイの渡しで行われた大合戦において、カスタミルはエルダカールによって討ち取られた(同族の争い)。
しかしカスタミルの息子達は海軍力を掌握していたためにペラルギルで持ちこたえ、やがて叛徒を糾合するとウンバールに逃げ込んで王権に対抗する勢力を打ち立てた。以後ウンバールはゴンドールに敵対する勢力の拠点となり、長らくゴンドールの沿岸を悩ました。
1634年にはカスタミルの曾孫アンガマイテとサンガヒャンドが、ゴンドール25代目の王ミナルディルを殺害した。だが1810年にゴンドール27代目の王テルメヘタールがウンバールを奪取した時に、カスタミルの子孫は死に絶えた。
コメント†
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