イブン†
概要†
解説†
小ドワーフのミームの息子で、キームの兄弟。
ミームがトゥーリン率いるガウアワイスをバル=エン=ダンウェズに案内した後、共にそこで生活していたが、父と外に出た時に二人してオークに捕らえられた*1。
その後どうなったかは不明だが、ナルゴスロンドの廃墟に入り込んだミームはわが同族の最後の者と名乗っているため、どこかで命を落としたようである。
Iron Crown Enterprisesによる設定†
オークに捕らわれたその後の運命について語られている。
バル=エン=ダンウェズでガウアワイスとオークが戦っている中、イブンは父ミームと共に安全な場所に潜んで事が収まるのを待とうとした。だが、ミームは混乱に乗じてベレグを殺そうとして失敗し、逃亡した。オークたちが引き上げた後、イブンもわずかな家財をまとめて、荒廃した住居を去った。
その後数年間、遠い昔に離別した母方の親族の行方を探して、荒野を放浪した。やがてナルゴスロンドの廃墟の噂を聞き付けたイブンはそこへ忍び込み、財宝の中に隠れていたミームと再会した。龍が戻ってくるのを案じたイブンは、自分と一緒に洞窟から出ようと、七日間にわたって父親を説得したが、ミームは頑として応じなかった。そこでイブンはエルフの財宝の中から自分の取り分を見繕うと、長年一緒に暮らした父に別れを告げて廃墟を後にした。
後にカルドランとなるエリアドール南部で母方の一族に合流したイブンは、財宝を元に小ドワーフの居住地の長となった。
エルフへの憎しみを捨てられず、身を滅ぼすことになったミームよりも、まだ幾らかの思慮分別がある人物であったと記録されている。
コメント†
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