アエグノール

概要

カテゴリー人名
スペルAegnor
異訳アイグノール
種族エルフノルドール
性別
生没年不明~†第一紀455年
フィナルフィン(父)、エアルウェン(母)
兄弟フィンロドオロドレスアングロド(兄)、ガラドリエル(妹)

解説

フィナルフィンエアルウェンの四男。
アマンでは兄のアングロドと共に、従兄弟であるフィンゴンに同調する傾向があった。兄弟と共に帰還した中つ国では長兄のフィンロドに臣下として仕え、アングロドと共に少数の民を率いてドルソニオンの北の斜面を防備していた。だがダゴール・ブラゴッラハでアングロドと共に討ち死にした。

Morgoth's Ring』の「Athrabeth Finrod ah Andreth」では、人間の女性アンドレスと恋仲になるが、結ばれることはなかった。

名前について

以下の名前及びその説明は『The Peoples of Middle-earth』の「The Shibboleth of Fëanor」による。

Ambaráto(アンバラート)
フィナルフィンが与えた父名シンダリン形はAmrod(アムロド)だが、兄のアングロド(Angrod)と紛らわしいので本人は用いなかった。
Aikanáro(アイカナーロ)
エアルウェンが与えた母名クウェンヤで「恐るべき火、すさまじき火(Fell Fire)」の意味*1。彼は勇猛な戦士として知られ、オークに大変恐れられたので、この名は予言的だった*2。本人はこの名を用いた。
後世では主にこの名のシンダリン形であるアエグノール(Aegnor)の名で呼ばれる。

コメント

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  • もしかするとルーシエンよりも早く人間と結ばれていたかもしれないエルダール。HoMe10巻の「フィンロドとアンドレスの語らい」は泣けます。シルマリル本編で扱われなかったことが残念でなりません! -- 風花
    • 10巻、読んだ筈なのに全然気付きませんでした。何ページだろう -- 花耶 2008-06-25 (水) 13:02:15
  • アンドレスよりアイグノールの方が先に死んでしまってるのがまた切ない。フィンロドがベレンとルーシエンの恋に同情的だったのも弟の悲恋を気にしていたからだと思うと更に切ない。 -- 2013-04-23 (火) 23:45:13
  • 人間の男とエルフの女という組み合わせが多いのは偶然? 束教授なりの何らかの意図があるのだろうか。 -- 2013-04-24 (水) 01:41:21
    • 人間の夫に人外の嫁さんは昔話や御伽話で王道の組み合わせですからね。人外が夫の場合はあまり聞かない気がします。あってもバッドエンドがほとんど・・・ -- 2013-04-24 (水) 02:08:39
      • エルフのような、人間よりも知性体と人間のカップルの場合、女の方が相手の種族のところに嫁ぐというは結構メジャーに思えるが。アイグノールの恋が成就していたら続くカップルも出たかもな。 -- 2013-08-11 (日) 12:47:01
  • アイグノールがアンドレスと結ばれなかった理由が、アイグノール自身はアンドレスを愛し拐ってしまいたいと思っていながらも、王家としての責任感やこれから起きる戦いの予見のためにアンドレスとの愛だけに生きることができず、戦士として恋人を置いて自ら最前線へと赴きダゴールブラゴルラハで戦死してしまった事を考えると、エルフの男性と人間の女性の恋の難しさはなんとなく分かります。アンドレス自身はアイグノールに置いていかれた事を「自分がすぐに老いてしまう人間だからだ」と思っていたようですが…。 -- 2013-04-24 (水) 03:58:48
    • そのすれ違いがさらに切ない。。。 -- 2013-08-04 (日) 16:15:12
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