押井守と『WIRED』日本版編集長の対談

「未来」は科学がつくりだした信仰にすぎない――押井守がホロス2050未来会議で語ったこと | bound baw

そもそも、『未来に向かって良くなっていく』なんて考えを人間が持つようになったのは、割と最近のこと。つい数百年前まで、たとえばキリスト教社会世界では、人間は時間が経てば経つほど悪に向かっていくと考えられていました。

いつから、未来信仰が生まれたんでしょう。ダーウィンの進化論あたり? または、科学技術が人間の社会を豊かにし、未来を良くするという言説を生んだとすれば、『未来』は科学がつくりだした信仰にすぎないとも言えるでしょう。