『めざめの方舟』は『天使のたまご』立体版?

今月号のサイゾーに掲載されている押井守氏の“ツレヅレ観賞日記。”に、『めざめの方舟』について書かれている。そちらでは、「今更宇宙から地球を見た映像を見たとしても何の感慨もわかないのと同様、自然の映像をただ見てもどうにもならない。人間にとっての環境とは人間自身であるのなら、環境を表わすものとは戦争とセックスである。そこで万博では戦争とセックスの映像を表示する……つもりだったが当然のごとく却下された」という。

その結果、廃墟や水没した都市などを映し出すことによって“環境”を表現したというが、その結果周りの人間からは「『天使のたまご』の立体版」と言われているらしい。
この言葉を聞いて期待する人と不安になる人とで綺麗に分かれると思うが、『天使のたまご』が苦手な方の人間である私からすれば、「まあ10分の映像なら『天たま』でいいんじゃないかな」という感じ。