塚山出土の剣
- 私の中ではアンドゥリルに次いで印象深い剣です。エオウィン絶体絶命の瞬間、体当たりかましたメリーの手に握られていた西方の刃。でも確か、北方王国で鍛えられたんじゃなかったっけ。どちらにしても人間の悪(ナズグール)を、エルフやドワーフのではなく人間の鍛えた剣が滅ぼした。 --
- それにしても、小さき人の振り絞ったなけなしの勇気が無かったら役には立たなかったわけですけど。自分にとっては、物語で一番感慨深い武器です。なおこの武器はヌーメノールの作ではなく第三紀アルノール、在りし日の魔王にまだ北方王国が対峙していた頃の作品のはずですよ。 -- 「ど」の字
- 西方国とは「主にヌーメノールを指す言葉。第三紀におけるゴンドール、アルノールと、その同盟国である西方諸国を指すこともある。」らしいですよ。 --
- この剣で魔王が実体化させられ、エオウィンが止めをさす・・というのを映画でもやってほしかった。剣も違うのになってて残念 --
- メリーの一撃をくらった魔王がひざを突いてくずれおちる。顔を上げると、かぶとの中に老人の顔がある・・・これじゃエオウィンは突けないな。CGでどくろと人間の顔をいったりきたりさせればいいか --
- 映画だけだとどういう武器で倒されたのか原理が分からないよな --
- フロドのもらった剣は魔王に反撃して溶けたんでしたっけ? メリーのも溶けちゃったんでしたっけ? ピピンとサムは最後まで持ってたのかな。このへん記憶があいまいです。 --
- 魔王が滅びたあと、溶けて燃え尽きました。ホビットたちが持ってた以外にもきっと造られたのでしょうが、この一振りのみが使命を果たしたんですね。 --
- ピピンは黒門合戦でトロルをこの剣で一体倒し、ホビット庄帰還後も持っています。サムのも確か最後まで残ったはず。フロドのは魔王に折られたんじゃなかったかな。 --
- ですね。フロドのは風見が丘で魔王に反撃したときに折れたようで、裂け谷でビルボが保管したまま鍛えなおす時間が無くなり、ビルボは代わりに,つらぬき丸をフロドに与えています。 --
- 同じ西方国の剣なのに、魔王に与えたダメージが、フロドの時とメリーの時でこれほど差があるのは何でなんだろう。 --
- メリーのがひょっとしたら分裂したカルドラン最後の王の物だったのかもしれませんね --
- フロドの剣はマントを裂いただけで魔王には当たらなかったのだと思われます。もし当たっていれば剣は直ちに朽ちたはずですし、フロドは剣を持っていた手に黒の息を受けたはずです。(今の記事の、風見が丘で剣が折れたというのは誤りで、正しくはブルイネンで魔王の呪文を受けた時ですね) --
- 上にもあるメリーが魔王に対して使用した描写を考えると、メリーは魔王の「魔力の核」の様なものに直撃させたので効果が高かったのではないでしょうか?それにしても「無敵の肉体を持っていたが弱点を突かれた為に滅んだ」とはトロイ戦争のアキレスみたいですね --
- 膝の裏に魔王の呪力の核があったとは考えづらいので、件の記述はそういう意味ではなく「剣の呪力が、魔王を無敵にしていた呪力を貫くとともに打ち破った」程度の意味であろうと思います。場所に関係なく、一撃を入れたことが重要だったのでしょう。それがたまたま膝の裏への一撃だったことは、仰る通りアキレス等の逸話へのオマージュだろうと思いますが。 --
- 膝に塚山出土の剣を受けてしまってな --
- この剣の映画での扱いは謎だな。アラゴルンがホビットたちに渡すときに「古代の王の墓から掘り出した剣だ」とか言うだけで原作通りになるのに。 --
- でも結局のところメリーが魔王を刺したのは、ロりアンで貰った探検ですからねえ。 --
- それですらないですよ。魔王を刺したのはただの剣です。ノルドールの短剣はさらに無意味。その後出番がない。 --
- あらそうでしたっけ?まさかノルドールの剣はロヒアリムに焼かれておしまい?? --
- 北方王国でこの剣を時間をかけて作り上げた人がこの剣の映画での扱いを知れば、さぞ悲しんだことでしょう…… --
- ナズグルに対する威力としては、塚山出土の剣>ノルドールの刀(スティング、オルクリスト、グラムドリング)>>>その他の武器なのかな? --
- ノルドールの刀はどこまで行っても「切れ味鋭い名刀」以上ではないですしね。対して塚山出土の剣は「魔王死ね」っていう呪いのこもった「魔剣」、所謂特攻に近いのでは --
- 人間単独で、物品に魔力のある呪文を刻むのは可能なのだろうか。 一つの指輪やモリア門の例から察するにノルドールの助力があったと思っている。 裂け谷に亡命した元エレギオンの鍛治職人とか。 --
- 一般の剣に比べたら業物ではあるが、グラムドリングのような名前付きの名刀には劣るのは間違いない。だがこの剣に込められた、魔王に虐げられた製作者の呪いに近いナズグル特効の執念が、神話レベルの勲しをこの剣に与えているんだよなぁ。魔王にとって正に因果応報の武器。 --
- 原作邦訳『二つの塔』では 赤と金のダマスク模様を施した短剣 と書かれていているけど、この表現は問題になったことはないのでしょうか? --
- ヌーメノール人の時折出てくる呪力みたいなものは何なんだろうな --
- 魔法というのは要するに超自然的に見える域にまで研ぎ澄まされたArt(技・術)のこと。人間で最高の技量を持つドゥネダインの技(業)が時として魔法めいて見えるのはけだし当然。 --
- その引用、アーサー・C・クラークというSF作家の提唱した「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。」のことかな? --
- 違います。トールキンの『妖精物語について』です。 --
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