セーオデン
指輪世界でも人間味のある人 -- ひあごん
映画「王の帰還」の彼はアラゴルンよりも戦闘指揮官らしい風格を持っていたと思います。ペレンノールの一斉突撃、何度見てもかっこよすぎ。その後に「二つの塔」を見返すと、あまりの弱弱キャラだったことに気付き愕然とさせられます。 -- たー
逆説的に、サルマン(ないしグリマ)の力を証明したともいえます。あの、セオデン王をあそこまで貶めえた云々 --
王様自身が隣国に救援に行って戦死というのはなかなかないですね(遠征に行って戦死なら多いが) --
ひとつ疑問。セオデンは少年時代に、ソロンギルの名で父王に仕えていたアラゴルンのこと、おぼえていないんですかね。きっとローハンでもかなり重用されてたろうから、王子のセオデンが会ってないはずはない。それどころか一緒に戦うぐらいしてるのでは? --
覚えているようですよ。「二つの塔」SEEにて、エドラスからヘルム峡谷へ向かう途上、エオウィンがアラゴルンに、「昔、王がまだ若かった頃、貴方と共に戦ったことがあると聞きましたが、王の記憶違いですよね?」ということを尋ねるシーンがありましたから。アラゴルンは、「間違いない」と答えていましたね。 -- YUE
おお!そうでしたか。ありがとうございます、SEE観る楽しみが増えました。チェックします!原作にはそういう言及はないのですが、あったらなぁ、と思ってました。 --
原作にも言及ありますよ? アラゴルンがエオメルと初めて会ったときに言ってます。「前にも何度かローハンに来たことがあるし、センゲルの息子セオデンとも話したことがある」と。アラゴルンが「ソロンギル」と名乗ってローハンに仕官していたころだとすれば、当時セオデンは九歳ですね。 -- ロベリアの妹
ええ、もちろん「アラゴルンはセオデンを」知ってます。ただ逆にセオデン自身の口から、ソロンギル時代のアラゴルンに関する言葉は出てないんです。映画でも、少年時代の彼の目にアラゴルンがどのように映ったのかは直接は語られていないようですし。自分は年老いたにもかかわらず、なお戦士として将として強健なままのアラゴルンに対してどのような思いを抱いたのかが知りたいんです。(フィクションに対して熱くなりすぎだ…)セオデンは人間の王族としてはごく穏やかでまっとうな、潔い人物(グリマの影響下では別として)だと思うのですが、アラゴルンがかつてのソロンギルであり、イシルドゥアの世継であったことを知ったなら…なんていうか、いろいろな思いが彼の胸を打ったのではないかと。喜びにはちがいないし、感嘆でもあるだろうけれど、複雑さや羨ましさもあったのではないでしょうか。映画化、という多少の補完や追加が許される再構成の中(異論もあるでしょうが)で、この疑問に監督や脚本家が応えてくれたら嬉しいな、と思ったんです。なんかダラダラ書いてすいません。 --
映画においてはアラゴルンは優柔不断なところがありますからね、悲観的になるアラゴルンに対して王たるものが悲観的になってはいけないと諭しているように見えるシーンもあります。老練な王と王ではない者の差みたいなのは描かれていると思いますよ --
年下ながら、王になったらサルマン、グリーマに苦しめられる。 唯一の世継ぎのセオドレドは殺される。 苦労は並大抵ではなかったはず。 アラゴルンも苦労はしていないとは言えないが王としてではないからね。 -- カンナ
北方王国が残っていてその王位に居ればまた別だったのでしょうが既に滅びて久しく、アラゴルンは族長に過ぎなくなっていましたから。その点、生まれながらの王にして数々の苦労を乗り越えて来た彼の方が先輩ですよね。 --
映画でグリマから開放されるところで、白い髪とヒゲが色を取り戻すのはともかく、ヒゲが短くなるのはおかしいと思いました。長くなったひげを刈り込みながら、ガンダルフとまじめな話をしたらきっと笑えたのに・・・ --
顔がダル~となってたせいで髭も長く見えてた、とか?笑 --
まあさっぱりしてええやん --
抜け落ちるなら多少違和感も緩和されたか? --
アンチエイジングですよきっと。 --
思えば魔王がハンマーでエオゥインを殴ったあとあんなごちゃごちゃ喋ってないで早く殺してればメリーに背中を刺されることは無かったと思う --
ナズグルって指輪とサウロンが存在する限り不滅なんじゃないの? --
不滅かも知れませんが、ブルイネンの浅瀬で流された時のように一時的に活動できなくなることはあるでしょうね(ほうほうの体で逃げ帰ったとあったはず)。本当の死でなくとも身動きが取れなくなって、その直後にサウロンが滅びたことで魔王もまた滅び、結果グロールフィンデルの予言が成就された、と。 --
魔王さんくびチョンパのあの後から今に続いてる第n期や、書物や電子世界でひろがっていくラスボスのいる物語や、魔言葉のあやつろうとする私らの歴史ある限り、ナズグルさん達の生まれ変わりは不滅なのかもしれませんね。だからこの世はオモチロイ。 --
映画でオルサンクのてっぺんにいるサルマンに返答してますけど、どんだけ声届くんだ? サルマンやガンダルフはまだ分かるけど。 --
アラゴルンより歳下なのが信じられん --
劇場版しか見てない人は、アラゴルンの方がだいぶ年上と知ったら驚くだろうな。 --
青年王みたいに個人的資質ゆえの若さ?ビルボみたいに指輪持ってたらあれだけど --
映画でのこの人の最期のシーンは泣いちゃった(´;ω;`) --
絶望的状況で愛するものを次々となくし疲れ果ててしまったセオデンさん、友達の励ましを受けて再び立ち上がり勇気を奮って勝利を得、友の危機には最後の力を振り絞って駆けつけたペレンノールの野末、愛馬を疾駆させ突撃体制で整列した仲間達の剣や槍の穂先に自らの剣の力を分け与え、戦では先頭を走り続け勝利を導いてついにたおれたセオデン王、約束を守ったセオデン王、センゲルの息子セオデン王のいさおし、映画でも本でもここに来るとちょっと恥ずかしいけど泣いてしまいます。だけども、ペ野槍穂先カンカンシーンで王が気合い入れすぎたため通り過ぎたあとに穂先がぽろぽろ落ちてく心象シーンも楽しめた。 --
あれ、コメンタリで実際の撮影ではセオデンの剣が曲がってしまったとか言ってたような --
ウエッス セオデン ハール! フェルス セオデン ハール! --
実写はもちろんのこと、ラルフ・バクシやアニメ版王の帰還と、甥御と違って何故か映像化に恵まれてる御方。 --
トーリンの影に隠れがちだが、実年齢はともかく、この人の外見年齢もかなり若くなってる。両方とも6、70歳→4、50歳に --
「死のうー!」は不評と聞く。とにかく、今聞いても、吹き替え版でのペレンノール野の合戦で死のうと叫ぶとこだけはなんか慣れない。 --
その直後の「進め、エオルの子らよ!」は吹き替え版の中でも特に秀逸な台詞なんだけどね… --
あくまで私めのかんがえですが、 「死をー!」 でもいいかなぁと。 --
決死の覚悟を示す、ということなんだろうけど、もうちょい他の言い方はなかったかなーとも思っちゃいます。 --
「死んで帰れと励まされ」と軍歌にもある通り、死のう=戦い抜こう、という万国共通の慣用表現ですね。勝利か死か --
「玉砕せよ」みたいで恥ずかしいですね。部下ならやる気を失います。 --
古今東西の戦士階級にとって「戦場での討死」は誉れだし、死を呼びかける事で士気は限界まで上がりそう。まあ、「死のうー!」ってセリフはなんか間延びして聞こえたのは確かだし、セオデンが「死を!」、将兵は「いざ!」って意訳もあったかもしれない。 --
これは日本語の発音の問題ですねえ。漢字を見ればすぐ意味が分かるけど、音(セリフ)だけで「しだー!」とか「しおー!」とか言っても意味が分からなくて混乱を招く。かといって本来の、「死に向かって突き進む、敵にも味方にも死をもたらす」というような意味が分かるように長いセリフにしたら映像とあわなくなってしまう。 --
ゆけぇ~!!(征、行、逝、愉、活、軍)の訓を全部合わせたような。 --
ネイティブアメリカンのときの声(だとされる)
「今日は死ぬに佳き日」
ていうのが、訳としてびったりかな、と思う --
あらゆる登場人物が精彩を放つ指輪物語の中でも俺が一際好きなお方。原作も映画もペレンノール野における号令とそのあとの勇姿は涙無くして観れない。アラゴルンのように特別な神の恩寵なくして、真の意味で人に成し遂げられる、かつ成し遂げなければならない大業を果たした偉大な王。メリーが心酔した気持ちがよくわかります。トールキン教授が描いた人の弱さや儚さ、それと共にある偉大さや美しさや勇気への人間賛歌が最も結中した登場人物がこの方だと思う。本当に素晴らしいの一言。 --
王の帰還の冒頭、サルマンがセオデンに対して言っている台詞が、吹き替えと字幕で異なると思うのですが、どちらがより原典に近いのでしょうか。どちらもWOWOWで最近放送していたエクステンデッド版ですが、吹き替えだと「少しはマシだった先祖の不肖の息子」、字幕では「偉大なる父祖の不肖の息子」と表現されています。エオル王家の先祖のイメージがだいぶ違って感じられますがどうなのでしょうか。既出でしたらすみません --
エクステンデッド版を見たのが何年も前なので翻訳の方はちょっと分かりませんが原作では後者が建前で前者が本音だったように記憶してます。 --
「Theoden Horsemaster! You are a lesser son of greater sires.」ですね。sireは現代語では「家畜の雄親」ですが、古語では「(国王)陛下」を指します。単純にはそこの解釈次第で父祖のイメージは変わり得ますが、話の状況的には「セオデンなんぞ大したことない奴」という当てつけの台詞ですし、「偉大なる」だってあの状況でサルマンが言うからには皮肉そのものですので、実際には吹替も字幕も大きな差はないと思います。 --
greaterと比較級になっているので「lesserなセオデンと比べればgreat」という意味、したがって「少しはマシだった先祖の不肖の息子」が正しいですね --
皆様ありがとうございます。いずれにしても白のサルマンからすれば、エオル王家など大したことなく、中でもセオデンは更に酷いと言いたかったのですね。しかし、例えサルマンから見て普通かそれ以下でも、アラゴルン等のように超人でない普通の種族というところも親しみ深く、人気のある所以ですよね。 --
映画ではゴンドールの救援渋った理由が西の谷への援軍要請無視しかたらと言っていたけど、映画では暗愚として描写されたデネソールも原因かもしれない。あのデネソールに殊更自慢げにゴンドールとローハンを比較されたり上目線で「お前はわしの家臣だ」という失礼な態度をされたりとか、数少ない同盟国とはいえ嫌気が差すだろうし、そうして積み重なった様々なことに加えて危急における援軍要請も大した礼儀もなく無視されたら「やはりかの国の執政と国民は傲慢だ」となって援助を嫌がるのも分かる気がする。
ボロミアが父は失策続きだと言っていたが、ローハンなど他国に対する外交政策の失敗も含まれているはず。 --
セオデンを演じた俳優さんがすごく良かった!もう終わりじゃよ。。。ってなったあとにアラゴルンに励まされて、そうだ戦うって突進していく所が一番好き。他にもいいシーンが沢山 --
映画版でも原作でも一番好きなお方だわ。
勿論偉大で高貴な人物ではあるんだが、アラゴルンや上のエルフや第一紀の英傑と比べたら「普通の人間」である彼が、さまざまな苦悩や苦痛や喪失の果てに自分を取り戻して祖国や世界を救うってのがアツいんだよなぁ。 --
曲がってた背筋がシャキーンッ!ってなって多少声や肌に張りが戻った程度じゃ元気になりましたよーって演出としては弱いだろうから、白い髭や髪に色が戻る視覚効果を加えたのは正解だったと思う。短くなるより抜け落ちて生え変わる方が自然だけど。 --
それは演出力次第だと思いますよ。上手くやれば曲がった背筋が伸びて心労の皺が取れただけのことでも魔法のように魅せることはできる --
動きと服装が違うとかなり効果がありますよ。 --
ジョジョのアニメで最高にハイになったDIOの髪が短くなった所に既視感を覚えて、後で思い返してみたらセオデンシャキーンッのシーンだった --
映画版はこの人の死をアラゴルンが悼むシーンくらいは欲しかった… 劇中外で悼んだであろうことはわかるけど、なんか見た当時凄い薄情に見えた --
甥っ子の見せ場を取って原作以上に輝かしく雄雄しく御突撃されたのでまだマシですよ。ファラミア卿なんて尺あってあの有様ですからね。 --
デネソール卿などは… --
バーナード・ヒル氏、ご逝去とのこと --
Last-modified: 2011-05-21 (土) 17:55:44