パルランド†
概要†
解説†
(『終わらざりし物語』によると)五人のイスタリの一人で、青の魔法使い(イスリン・ルイン)。もう一人の青の魔法使いであるアラタールと同じく、元はオロメに仕えるマイアであったという。
パルランドとアラタールはクルニール(サルマン)と共に東方へ渡っていったが、後にクルニールのみが戻って来た。パルランドが任務のために東方に留まったのか、あるいは任務に失敗して囚われたり殺されたりしたのか、任務を放棄したのか、一部の者が言うようにサウロンの下僕と化したのかは判らないという。
青の魔法使いには別の説もある。イスリン・ルインを参照。
Iron Crown Enterprisesによる設定†
イスリン・ルインのうち、下級にある魔法使い。オロメだけでなく、ナーモとニエンナの従者でもある。マンドスの民の倣いとして、悲嘆と死、魂の行方について通じていた。6フィート6インチ(約198cm)の身長があり、藍の瞳と黒髪を持っていた。衣の表側は海を表す深い青色(群青色)、裏側は紺色をしている。黒い杖を持っており、魂を肉体から引き剥がす指輪とそれを封じ込める耳飾りを付けている。
友人であるアラタールの希望で、共に使者として中つ国に赴くことになったが、次第に袂を分かち単独で活動するようになった。その脚は強壮で疲れを知らず、ガンダルフのように遠く広大な領域を旅した。しかし灰色の放浪者とは対称的に、パルランドは次第に使命を逸脱し、彼自身を崇拝する人々と共にある事を良しとしていった。パルランドが持つ死と闇についの深い見識は、個々のイスタリが持つ特性として彼自身が選んだ力だったが、これが青の魔法使いの堕落を招く一番の要因となった。パルランドは次第にこの特性を、恐ろしい言葉で人々の死と闇への恐怖を煽り、自らへ崇拝を集めるための道具として利用するようになっていった。指輪戦争を経て、サウロンの勢力が衰退するにつれ、パルランドの東方での影響力はより大きくなっていった。そして、その過程で彼の最大の好敵手となったのは、かつての友人アラタールだった。
Include/アイヌル†
コメント†
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