- ゴンドールの統治権を持つ8代目の執政バラヒル(Barahir)については、バラヒル(ハドルの息子)を参照してください。
- ファラミルの孫バラヒル(Barahir)については、バラヒル(ファラミルの孫)を参照してください。
- バラヒルがフィンロドから与えられた指輪については、バラヒルの指輪を参照してください。
バラヒル†
概要†
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Barahir |
異訳 | バラヒア |
種族 | 人間(エダイン) |
性別 | 男 |
生没年 | 第一紀(400)~†(460)(享年60) |
親 | ブレゴル(父) |
兄弟 | ブレギル(姉)、ヒルウェン(姉)、ブレゴラス(兄)、ギルウェン(姉) |
配偶者 | エメルディル |
子 | ベレン(息子) |
解説†
ブレゴルの息子。ブレゴラスの弟*1。ベレン・エルハミオンの父。
ベオル家の最後の族長。後に北方王国の宝となる「バラヒルの指輪」のバラヒルとは、この人物のことである。
フィンロドとの友情†
ダゴール・ブラゴッラハの合戦においてセレヒの沢地に追い詰められたフィンロド・フェラグンドを、バラヒルは一党に多くの犠牲を出しながらも血路を開いて命がけて救出した。
これを大いに感謝したフィンロドは、バラヒル及びその一族がいかなることであれ難渋することがあればこれを助けるとの誓いを立て、その証として自らの指輪をバラヒルに与えた。
ドルソニオンの無宿者†
ダゴール・ブラゴッラハでベオル家の長である兄のブレゴラスが討ち死にしたため、バラヒルがベオル家の長となり、ドルソニオンに戻った。
その後もモルゴスの攻撃は続き、状況が絶望的になったため、バラヒルは妻のエメルディルに生き残った女子供を率いさせて脱出させると、彼自身は男たちを率いてドルソニオンに踏みとどまり、次第に追いつめられながらも抵抗を続けた。だが、ついには息子のベレンを含む十二人の仲間だけが彼の許に生き残り、かれらは住処を追われて野山を狩り立てられる無宿者となった。
バラヒルの一党はタルン・アエルインの湖畔に隠れ処を持ったが、それもサウロンの罠にかかったゴルリムの裏切りによって敵に知られ、オークの襲撃でついに一党は全滅した。バラヒルも殺され、フェラグンドの指輪をつけたその片手はオークの隊長によって手柄の印として持ち去られた。
偵察に出ていてただ一人難を逃れたベレンは、バラヒルの遺体を埋葬してその上に積石を築くと、オークを追跡して片手と指輪を奪回した。
コメント†
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