- 北方のドゥーネダインの残党については、野伏を参照してください。
イシリエンの野伏 †
概要†
カテゴリー | 役職・組織・団体 |
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スペル | Rangers of Ithilien |
異訳 | イシリアンの野伏 |
解説†
イシリエンで活動するゴンドールの偵察隊。
彼らは北方の野伏と同様、南方におけるドゥーネダインの末裔であった。
かつてイシリエンに住んでいた民の子孫から構成されており、イシリエンが完全にモルドールの手に落ちた後、デネソール二世によって同地における偵察と遊撃の任に当たるために組織された。指輪戦争時にはファラミルが隊長を務めていた。
立っていたのは背の高い四人の男たちでした。二人はきらきら光る広刃の槍を手に持ち、あとの二人はほとんど自分たちの背丈ほどもある大弓と長い緑の羽根のついた矢のはいった大きな矢筒を持っていました。四人とも脇には剣を吊し、色合いがさまざまに変わる緑がかった茶色の服を着ていました。 … 緑色の籠手で手をおおい、顔も目を除いて緑色の頭巾と覆面で隠されていました。その目はどれもきらきらと光る鋭い光を湛えていました。 …
日射しが熱くなるにつれ、男たちは涼気を取るために時折り覆面を外しましたので、フロドはかれらがりっぱな顔立ちの男たちであることを知りました。皮膚の色は薄く、髪の毛は黒っぽく、灰色の目と悲しげで誇り高い顔の持ち主たちでした。*1
フロド・バギンズとサムワイズ・ギャムジーはイシリエンを通過中に、南からやってくるサウロンの同盟軍(じゅうを伴ったハラドリム)を攻撃している彼らに遭遇し、戦闘終了後に彼らの基地であるヘンネス・アンヌーンへ連行された。
その後モルドールからの攻撃が開始されると、イシリエンの野伏はファラミルの判断によって全員オスギリアスの守備隊に組み込まれた。
イシリエンの野伏の生き残りは、西軍が黒門の戦いに出で立つ際にも進軍の助けとなった。十字路に置かれた守備隊にはイシリエンの地理に詳しい射手が選ばれ、またヘンネス・アンヌーンに拠る熟練した偵察隊は敵の奇襲を事前に警告することができた。
名前の登場するイシリエンの野伏†
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
映画版独自のキャラクターであるマドリルが登場する。
コメント†
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