うじ・うじ・もぐり商会

概要

カテゴリー役職・組織・団体
スペルMessrs Grubb, Grubb, and Burrowes
異訳グラブ・グラブ・バロウズ商会

解説

ホビットの冒険』に登場するホビットの商会。うじ(Grubb)とはホビットの家名で掘家、もぐり(Burrowes)は兎穴家のこと。MessrsはMr.の複数形だが特に人名を複数冠した社名に用いられる。
第三紀2942年(ホビット庄暦1342年)6月22日に、前年の失踪により死亡と推定されたビルボ・バギンズの家財道具の競売を、袋小路屋敷で執り行った。当日にビルボがエレボールへの旅から帰って来た時には、ほとんどの品物が競り落とされ、屋敷を相続するサックビル=バギンズ家が屋敷内を下見している最中だった。

その後、ビルボは自身の生存証明と売却された家財道具の返還のために、何年間も面倒な法的手続きを行わなければならなかった。だが競売で得な買い物をした者達は返却に応じようとしなかったので、結局はほとんどの品物を買い戻す羽目になった*1。ただし銀のスプーンの多くは行方不明となり戻ってこず、ビルボはロベリア・サックビル=バギンズがくすねたと疑った。

映画『ホビット』における設定

原作通り、ビルボが帰郷した時に袋小路屋敷で家財道具の競売を行っている。

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • ビルボの行ってきたはなれ山の下では、ドワーフと竜が意地汚く財宝を王国に積み上げていましたが、
    ビルボが帰ってきたお山の下では、競売目的の汚いうじともぐらが屋敷中に湧きまくっていた感じ。

そういえば、ドワーフはもともと蛆から生まれたという実際の伝説がありますし、
モグラといえば、漢字で土竜という表記をされるのがとてもスマウグ的ですね。
山の下の対比がきちんと込められていて、こういう翻訳は瀬田さんは本当にセンスあって大好きです -- 2021-11-18 (木) 23:06:47

  • ホビット庄に帰るとき、ガンダルフがビルボにトロルの黄金をあげたのも、家財道具を買い戻すのを手助けになると思っていたのかもしれませんね。 -- 2021-11-19 (金) 20:20:17
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