総監督押井守による新作シリーズアニメ『ぶらどらぶ』2020年春に放映

押井守総監督による新作アニメが、“いちごアニメーション”で制作されるという発表は5月に行われておりましたが、その新作アニメのタイトルが『ぶらどらぶ』、吸血鬼の少女と女子高生が巻き起こすドタバタコメディーの物語として2020年春にシリーズアニメとして放映されると発表されました(ネット配信かTV放映かは不明とのこと)(情報及び個人的な補足を追記しました)

押井守監督:新作アニメ「ぶらどらぶ」は「女の子の物語を真面目に」 吸血鬼少女と女子高生のドタバタコメディー - MANTANWEB(まんたんウェブ)
押井守監督、新作アニメ『ぶらどらぶ』制作発表 女子高生のドタバタコメディーが来春放映 | ORICON NEWS
押井守、新作アニメはドタバタ吸血鬼コメディー!主人公はラムちゃんみたい? - シネマトゥデイ

監督は、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』で演出を担当して以来押井氏と付き合いがあり、押井氏が監修した『風人物語』の監督も務めた西村純二氏。押井氏は女の子たちの物語を真面目にやりたいなと。女子高生のドタバタコメディーで、女子高生5人が出てきて、イケメンの男性は出てきませんと、最近多い、女の子日常系もののようなアニメを連想させるコメントを。またシリーズは(『うる星やつら』以後)やらないことを決めていたけど、ここ2、3年で気が変わった。映画よりシリーズをやりたくなった。急転直下。バタバタと動き出した。今はデザイン関係が絵になりつつある。脚本は上がっています。基本的に『何をやってもいい』と言われているとのこと。

作品は、吸血鬼のマイという少女と彼女をかくまう女の子のドタバタコメディーになるといい、押井総監督は「マイは(『うる星やつら』の)ラムちゃんみたいな感じ」と説明。「女の子の物語をまじめにやりたいと思ったんです。若い女の子ばかりが登場する、ガールミーツガールもの。基本的には女の子、そして『うる星やつら』のころのメンバーが作っているので、もしかしたら50歳以上のおやじたちにも刺さるかも……」と希望を述べていた。

西村氏は「劇場版『うる星やつら』で押井さんが監督、僕が演出でタッグを組んだのですが、そのときすごく面白かったので今回参加しました。シナリオはすでに上がっていますが、みなさんの想像通り、危ない内容です。これから涙を流しながら絵コンテを描く感じです」とコメントしています。

脚本は押井氏と、『THE NEXT GENERATION 機動警察パトレイバー』のノベライズなどを担当した山邑圭氏、キャラクターデザインは『魔法少女リリカルなのはReflection / Detonation』などで作画監督を務めた新垣一成氏とのこと。アニメーション制作をドライブドライブのWebサイト『ぶらどらぶ』のページが出来ました)、制作協力としてプロダクションI.G。タイトルが『ぶらどらぶ』で吸血鬼も出てくるようですが『血ぃともだち』との関連などは不明です。

押井氏は『うる星やつら』のTVシリーズでチーフディレクター(監督)を担当して以後、シリーズアニメの監督は「懲りた」と言って、行っていません。『機動警察パトレイバー』のOVA(アーリーデイズ)は(1~6話まで)監督を務めましたが、TVシリーズになったときは監督から逃げています(代わりに各話脚本を担当)。そんな感じで、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』で実写のシリーズを監督した以外は、アニメシリーズの監督は避けてきていたのですが、その気が変わった模様です。

またこのニュースに対する世間での反応を見て。まず忘れている人が多いのか気づいていない人が多いのか、押井守作品の多くは“女性が主役”です。ただ、だいたい「凜とした女」「戦う女」で、同時に「よくしゃべる男」が出てくるのがパターンではありますが。また「押井守がギャグ?」という反応を示している人も多いですが、押井氏は『うる星やつら』『機動警察パトレイバー』などで、ギャグ中心の脚本を多数書いております。どうしても世間では“『攻殻機動隊』の押井守”などというふうに言われることが多いですが、押井氏自身、「あれ(『攻殻』)は(原作者の)士郎正宗さんの世界観」「自分は(映画を作ったとき)インターネットすら知らなかった」と語っております。ただ士郎氏がメディア露出を避けているらしく、そのために押井氏が引っ張り出されることが多いようですが。

あと「押井守の日常劇」というと、個人的には『迷宮物件』『御先祖様万々歳!』のシーンの一部が思い起こされるところではありますが、とりあえず先入観を持たずに見てみたいと思います。