小説版『アヴァロン』が再版

以前、メディアファクトリーより発売されていた小説版『アヴァロン』が、エンターブレインより5月2日より再版。

鬼才・押井守が手がけたサイバーアクション映画のアナザーストーリー「完全版」、ここに登場。
『現実』からの「撤退」か、『虚構』への「帰還」か--。
不安定な政治系税状況下の近未来の世界で、圧倒的なブームを引き起こすネットワークゲーム<アヴァロン>。そこでのRMTによって生活をしていた主人公・308が消えた友人を追っていると「灰色の貴婦人」と呼ばれる謎の超戦士と出会う--。果たして主人公たちを取り巻く世界は<現実>もしくは<虚構>なのか……。映画界の鬼才・押井守が自ら手がけた同名映画の外伝小説が、ここに復活!!

”完全版”ということは、やはり以前エンターブレインから再版されたTOKYO WARのように、加筆訂正が施されるのだろうか。もっともTOKYO WARのときも小規模な加筆訂正だけだったので、こちらの『アヴァロン』も加筆訂正されるとしても小規模だと思われる。メディアワークスの文庫版ではtoi8氏による表紙絵と挿絵がついていたが、それはエンターブレイン版ではなくなるのだろうか? 表紙は映画の写真みたいだし、『TOKYO WAR』でも挿絵が消えてたし……。

なおこの『アヴァロン 灰色の貴婦人』は、映画『アヴァロン』公開と同時期に発売された、押井守著による小説。映画の後日談が描かれております。映画の主人公アッシュも(主役ではないですが)出ている。内容は少々ガンマニア向け。(情報提供 スポット氏)