星をのんだ かじや†
概要†
カテゴリー | 書籍・資料等 |
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スペル | Smith of Wootton Major |
解説†
ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキンによる短編小説。
24年に一度のお祭りで、お菓子に入れられた銀の星を飲み込んだかじやの息子が、額に銀の星を輝かせて妖精の国を訪ね歩くようになるという物語。
日本語版は猪熊葉子の翻訳で『農夫ジャイルズの冒険 トールキン小品集』に収録されている。
ストーリー†
ウートン大村では24年ごとに24人の子どもに特別な大ケーキをふるまうお祭りがあった。ある年のお祭りで、一人の男の子がケーキの中に入っていた「銀の星」を飲み込んでしまう。それは妖精の国からきた妖精の星だった。
星は男の子の額にはりつき、男の子は成長して腕のいいかじや(鍛冶屋)になった。かじやはしばしば額の星に導かれて妖精の国を訪れるようになる。再び24年祭が近づいてきたある日、かじやは妖精の女王に出会って祝福を受け、妖精の王から銀の星を次の子どもに譲る時がきたと告げられる。
登場人物†
- かじや (Smith)
- 鍛冶屋の息子。銀の星を飲み込み、妖精の国を訪ね歩くようになる。
- アルフ (Alf)
- 料理番頭の弟子。ケーキに銀の星を忍ばせた張本人。
- ノークス (Nokes)
- 料理番頭。想像力のない人で、銀の星のことも妖精の国の意味も理解しない。
- 妖精の国の女王 (Queen of Faery)
- 額の星に導かれて妖精の国を探索するかじやを「星びたい」と呼んで祝福する。
コメント†
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