トル・シリオン†
概要†
解説†
エレド・ウェスリン(影の山脈)とドルソニオンの間の谷間を流れるシリオン川の中にある島。
トル・シリオンとして†
フィンロドはシリオンの山道の防衛の為にこの島にミナス・ティリスの塔を築いた。フィンロドがナルゴスロンドに移住した後は弟のオロドレスによって防衛され、モルゴスの軍が山道を抜けるのを長らく防いでいた。この島を取り巻くシリオンの流れには、水の神ウルモの力が潜んでいたため、難攻不落の地と化していたからである。だがダゴール・ブラゴッラハの二年後にサウロンに攻められてついに陥落した。
トル=イン=ガウルホスとして†
サウロンに奪われて後は「巨狼の島(Isle of Werewolves)」を意味するトル=イン=ガウルホスと呼ばれるようになり、モルゴスのための物見の塔にされたミナス・ティリスから、巨狼の主であるサウロンがこの地を監視するようになった。
ここの土牢に、サウロンによってフィンロドとベレンらが囚われた。フィンロドはベレンを庇って巨狼と相討ちになったが、ベレンはルーシエンとフアンに救出され、サウロンは敗退してその魔力で支えられていた塔や砦は崩れ去り、地下牢も日に曝され、悪霊達も逃げ去った。
フィンロドの墓所として†
サウロンが敗れ去った後、フィンロドの遺体はベレンとルーシエンの手でこの島の丘の頂に埋葬された。これによってこの島は再び清められ、ベレリアンドが水没する日まで汚されることなく残ったという。
コメント†
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