鳥海永行氏、永眠

「ガッチャマン」「ニルス」アニメ監督の鳥海永行氏死去 : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

押井守がアニメーション演出を学び、「師匠」と呼んでいる鳥海永行氏が23日に永眠された。67歳。死因は公表されていない。(情報提供 ちむぞう氏)

「ガッチャマン」など手掛けた鳥海永行氏死去 - 社会 - SANSPO.COM

こちらによると心不全とのこと。

押井氏がタツノコプロダクションに入社してアニメーションに関わることになったのは、鳥海氏がタツノコで制作した『ガッチャマン』を見たことがきっかけだった。その後鳥海氏はスタジオぴえろに移籍する。押井氏はタツノコに残っていたが、鳥海氏に師事したいという思いから自らもぴえろに移籍。押井氏は鳥海氏と共に『ニルスのふしぎな旅』『ダロス』の制作を行った。また、TVシリーズ『うる星やつら』は当初評判が悪かったため、チーフディレクターだった押井氏の降板問題が持ち上がったが、この時も鳥海氏は押井氏を支持。『うる星やつら オンリー・ユー』の試写のときは、押井氏達は出来が悪いと落胆していたが、鳥海氏の開口一番の「元気があって良かった!」という言葉に、場の空気が救われたという。その結果『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』という傑作が生まれたといってもいいだろう。

ちなみに『トワイライトQ 迷宮物件 FILE538』にでてくるオヤジや、『西武新宿戦線異状なし』に登場するカントクは、鳥海氏がモデルとなっている。