『立喰師列伝』海外版は出るのか?

animeanime special アニメ!アニメ!特集 立喰師がやばい! AX2006 IG/ジーベックパネル

 なかで最も注目された作品は、日本では今年4月に公開された『立喰師列伝』であった。映像はロングバージョンの映画の予告編だが、英語の吹替もないままの紹介にもかかわらず驚くほど反応がよく、要所要所で何度も大爆笑が起きていた。
 日本では難しく思われがちな押井守の作品だが、この会場ではコメディータッチの映画として普通に受入れられ、楽しまれていた。

この会場でどう話されていたかは知りませんが、日本で行われた押井守トークショーなどでの発言によると、『立喰師列伝』の海外版は実際には難しいということです。

とにかく『立喰師列伝』はセリフが物凄く膨大であるため、それに比例して英語に翻訳する費用が物凄く高くつくということだそうです。そのため字幕にするのも大変(『イノセンス』の時でさえ、セリフが多すぎて字幕から目を離すことができず、画面を見られなかったという批判があったのに)。吹き替えにするのもまた大変。言ってしまうと、そこまで金をかけてこの低予算映画の外国語版を作る価値はあるのか? という話になっているそうで。

ところで『立喰師列伝』の公式英語タイトルは"Tachigui:The Amazing Lives of the Fast Food Grifters"みたいですね。

野良犬の塒: 『立喰師列伝』英題は"THE QUEST FOR THE ULTIMATE FAST FOOD"?