Webサイト改竄事件に“笑い男”が使用される

改竄されたサイトのスクリーンショットNetSecurity - 20件を超える大量のWebサイト改竄被害が発生

日本国内のWebサイトの多数が改竄され、しかもその一部は“笑い男”マークが表示されるようになったという事件が発生した

5月13日から15日の3日間、国内サイトをターゲットとしたWebサイト改竄が20件以上集中して発生した。Windowsサーバをターゲットとするものが多く、改竄を行ったのは「iskorpitx」「PcDelisi」「Tz4r」「SPYKIDS」「Noturnos Crimez」「Base64」「DragonZ I」「Arabian-FighterZ」「AodTurus」など複数のグループのようだ。「iskorpitx」と名乗るクラッカーは、「Good Bye」という文字とFlashファイルを改竄したサイトに残している。

また、いくつかの改ざんされたサイトにはアニメ「攻殻機動隊」に登場する「笑い男」のマークが残され、自動翻訳で翻訳されたと思われる奇妙な日本語のメッセージが残されていた。

当時は、小林聖心女子学院のサイトで“笑い男”マークが確認できた。笑い男マークに書かれている英文"I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes or should I?"の機械翻訳と思われる日本語も表示されている。「いい加減もう笑い男マークを使うのは恥ずかしいと思う 」という意見もあったが、北米あたりではちょうど今頃が笑い男編の佳境なのではないだろうか。