馳 夫 の謎歌†
概要†
カテゴリー | 詩・歌 |
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スペル | The Riddle of Strider |
解説†
ビルボ・バギンズが作った、アラゴルン二世(馳夫)について歌った詩。
ビルボがアラゴルンから彼自身の出自について初めて話してもらった時に作られた。
この詩はガンダルフがバーリマン・バタバーに託したフロド・バギンズ宛ての手紙の中で引用された。躍る小馬亭でフロドに出会ったアラゴルンは、ガンダルフの手紙を読んでもなお彼に不信感を抱くフロドの前で冒頭の句を諳んじてみせ、フロドの信頼を得た。
エルロンドの会議では夢のお告げを受けて名乗り出たアラゴルンにボロミルが不信感を顕わにした時、それを不満に思ったビルボが歌ってみせた。
邦訳†
金はすべて光るとは限らぬ、
放浪する者すべてが、迷う者ではない。
年ふるも、強きは枯れぬ、
深き根に、霜は届かぬ。
灰の中から火はよみがえり、
影から光がさしいづるだろう。
折れた刃 は、新たに研がれ、
無冠の者が、また王となろう。*1
原文†
All that is gold does not glitter,
Not all those who wander are lost;
The old that is strong does not wither,
Deep roots are not reached by the frost.
From the ashes a fire shall be woken,
A light from the shadows shall spring;
Renewed shall be blade that was broken,
The crownless again shall be king.
コメント†
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