ベオル†
概要†
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Bëor |
その他の呼び名 | バラン(Balan)、始祖ベオル(Bëor the Old) |
種族 | 人間(エダイン) |
性別 | 男 |
生没年 | 第一紀(262)~(355)年(享年93) |
子 | バラン(息子)、ベレン(息子) |
解説†
始祖ベオルと呼ばれる。ベレリアンドに最初にやってきた人間(エダイン)の指導者。ベオル家の祖。
ベオルの名はベオルの族の言葉で「家臣(Vassal)」を意味し、フィンロドに仕えたために呼ばれた名。それ以前の名はバラン(Balan)という。
ベオルはバラン(Baran)の父で、ボロンの祖父にあたる。『The War of the Jewels』によると、バランの他にベレンという息子がいる。
ベオルと彼の一族は青の山脈を越えて辿りついたオッシリアンドで夜営していた時にフィンロドに出会った。そして彼から様々な智慧を学び、自身もフィンロドに人間の伝承と、他にも西へ旅する人間たちがいることを語った。ベオルたちは心からフィンロドを慕うようになり、彼を自分たちの言葉で「智慧」の意であるノームと呼び、彼の民を「智慧ある者たち」の意であるノーミンと名づけた。
だがオッシリアンドの緑のエルフたちは自分たちの土地に人間が居住することを嫌い、フィンロドに使者を送って人間たちを立ち去らせるよう促した。フィンロドがベオルにこのことを忠告したため、ベオルは漂泊中の一族すべてを取りまとめてエストラドへ導いた。
ベオルは一族の統治を息子のバラン(Baran)に委ね、自分自身はナルゴスロンドでフィンロドに仕えた。ベオルは44年間フィンロドに仕え、93歳で老衰により死んだ。彼の死は人間の宿命を知らなかったエルダールを悲しませた。
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