セーオドレド†
概要†
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Théodred |
異訳 | セオドレド*1 |
その他の呼び名 | |
種族 | 人間(ロヒルリム) |
性別 | 男 |
生没年 | 第三紀2978年?~†3019年2月25日(享年41?) |
親 | セーオデン(父)、エルフヒルド(母) |
兄弟 | なし |
配偶者 | なし |
子 | なし |
解説†
セーオデン王の一人息子でマーク第二軍団軍団長。エーオメル、エーオウィンの従兄にあたる。エーオメルより13歳年上。
勇敢な人物で、エーオメルとは強い友情で結ばれていたという。
角笛城の合戦に先立つ3019年2月25日、サルマンの侵攻からアイゼンの浅瀬を守って討死した。(アイゼン浅瀬第一の合戦)
セーオドレドの死†
セーオドレドの死の状況は、『終わらざりし物語』「アイゼンの浅瀬の合戦」に詳しく述べられている。
サルマンがローハンの脅威となったことが次第に明らかになると、セーオドレドは自らの判断で軍の総指揮権を引き受け、エドラスで召集した軍勢でウェストフォルドの軍備を強化、西マークを受け持つ第二軍団と合わせて、サルマンの侵攻に対する備えとした。
サルマンがローハンの西境であるアイゼンの浅瀬を奪う構えを見せると、ウェストフォルドのグリムボルドらを率いて防戦したが、(必ずセーオドレドを殺害するよう厳命されていたと思われる)半オークの執拗な攻撃を受けてセーオドレドは切り倒された。その後彼らの軍勢は、セーオドレド麾下でエドラス召集兵の指揮権を持つエルフヘルムの援軍に救われたが、セーオドレドはここにわたしを寝かせておいてくれ――エーオメルが来るまで浅瀬を確保するためにと言い残してこと事切れた*2。
その言葉通り、アイゼンの浅瀬の中ノ島にグリムボルドの手で、簡易にではあるがセーオドレドの塚が作られた。
グリムボルドとエルフヘルムはそのまま浅瀬に留まって、サルマンの軍勢がウェストフォルドに侵攻するのを食い止めた。また、セーオドレドの死の知らせを聞いたウェストフォルドの領主エルケンブランドは、セーオドレドから西マークの軍の指揮を引き継ぎ、エーオメルを援軍に送ってもらうようセーオデン王に願い出たが、グリーマの讒言によって果たされなかった。
その後の第二の合戦で、グリムボルド、エルフヘルム、エルケンブランドの軍団はサルマンの大軍勢に打ち破られて散り散りになったが、かれらを呼び集めたガンダルフは、角笛城への救援へと兵を送らせる一方で、一部の者には中ノ島に戦死者達の塚を築くよう命じる。後に角笛城の合戦を終えたセーオデンとエーオメルらがやってきた際には、立派な塚が築かれているのが見られた。
「見られよ!」と、ガンダルフがいいました。「味方の力戦奮闘したあとを。」
見ると、小島の真ん中に一つの塚が築かれていました。周りを石でかこみ、たくさんの槍が植えられていました。
「この場所の近くで討ち死にしたマークの人間たち全員がここに眠っておる。」と、ガンダルフがいいました。
「かれらをここに眠らしめよ!」とエーオメルがいいました。「かれらの槍は錆び朽ちようとも、かれらの塚は永遠 に崩れることなくアイゼンの浅瀬を守り給え!」*3
セーオドレドの死によって実子を失ったセーオデンは、甥のエーオメルを王位継承者に指名した。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
俳優 | パリス・ホウィ・ストレウィ |
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声優 | セリフ無し |
アイゼンの浅瀬で討死して現地に葬られたのではなく、瀕死の状態でエドラスに運び込まれる姿が描かれている。『エクステンデッド・エディション』では、アイゼンの浅瀬の合戦場で倒れている彼をエーオメル達が発見するさまと、セーオドレドの葬儀の光景も登場する。
画像†
ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
アイゼンの浅瀬の合戦に赴く前のセーオドレドと同行するクエストなどがある。
コメント†
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