先日行なわれたアニメーション神戸のトークショーで、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX / S.A.C. 2nd GIG』の監督である神山健治監督と、バンダイビジュアルのプロデューサーとして『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』『人狼 JIN-ROH』などに関わってきた渡辺繁氏、そして『ふたりはプリキュア』の主題歌を歌う五條真由美氏のトークショーが行なわれた。

そちらでは（以前にも出た話だが）、『2nd GIG』の後に続く企画が検討されているという話が出た。ただ現在神山氏は、『2nd GIG』の最終回に向けて全力投球中であり、後に続くものが何になるのか、TVシリーズか劇場なのかといったこともまだ決まってはいないもよう。

あと面白い話としては、『王立宇宙軍～オネアミスの翼～』の企画が渡辺氏のもとに来た時、氏は押井守氏に相談したという。すると押井氏は宮崎駿氏を紹介して、「どこにいつ行けば会えるよ」と連絡をとってもらい、渡辺氏はスタジオ二馬力の宮崎市の元を尋ねた。そこで約3時間ほど渡辺氏と宮崎氏は話したが、宮崎氏が好きな飛行機の話に終始し、ほとんど『王立宇宙軍』の話は出なかった。ただ、庵野秀明氏は『風の谷のナウシカ』でアニメーターをしていたので、「（彼のやることなら）きっと面白いだろう」と、宮崎氏は渡辺氏に勧めたという。

そういえば授賞式、神山氏の背広姿なんて初めて見た（I.G石川光久社長はいつものラフな格好）。