マエグリン
僕の記憶では、たしか、父であるエオルを断崖から落として処刑したのが彼で、その時「彼はその酬いを受けるだろう」と予言されていて、実際その通りに断崖から落ちて死んだ。因果応報。 -- トミー
ちょっと違う。マイグリンは処刑されるのを黙って見てただけですよ。 --
ひょっとしてグラムドリングを鍛えたのは彼なのだろうか? -- 砲身
親子揃ってロクな死に方してませんね…やはり性格が親父似だったのか敗因なんだろうか…(苦笑) -- 大神
母方からすると彼もマンドスの呪いの対象なのかも、と思ったが、持って生まれた性格や環境、言動の報い、いろいろありそう。人間くさくて魅力のある悪役ですが(自分にとっては) --
完全に育て方を失敗したな。 しかし、どう育てれば、裏切り、虚言を平気でできるクズができるんだろ? -- ねずみ
父親の執着心の強さと執念深さ、母親の自分本位な奔放さを受け継いだからじゃない。 しかし両親の悪いところばかり受け継いだものだね。 --
子供というものは両親の悪いところを必ず受け継ぐものだw --
うーん。シルマリルで唯一嫌いなキャラですね。(メルコールも好きなのに)やってることが卑怯だし、人倫にもとる(エルフだけど)し、父親が死ぬときには平然としてるし。いくら育った環境が悪くても、良くないですよ(ファンの方ごめんなさい) --
ノルドとテレヒの混血で生い立ちからして複雑ですからね。彼としては母への愛と憧れから自身をノルドと考えたいところを、父はあくまでテレヒであるように命令し、そこでエオルがノルドを謗ったことが、彼にしてみれば母や自分を否定されてように思えて、そこから彼は父を見限ったのでしょう。そんな父が自分を殺そうとして母が死んでしまうのですから、父の死に冷淡になったとしても仕方がありません。しかし内心も冷淡であったかどうかはわかりません。思うに、エルフの場合子は父親の種族と見なされること、自分が原因で父母ともに死んだこと、そして母方の地に身を置く他ないことなどから、彼は相当なコンプレックスを抱え込んでいたと推測できます。彼が必死でゴンドリンでの栄光を追い求めたのも、そのコンプレックスの強力な裏返しであるのではないでしょうか。イドリルという存在がそんな彼にとってどれほど大きな意味を持っていたか、そして親族として近しいはずの自分が、それゆえに結ばれることが許されず、完全な他者でよそ者のトゥオルがその愛を射止めてしまうということが、彼にとっていかほどに耐えがたいことであったか。マイグリンは、教授自身をモデルとした物語中繰り返し現われるモチーフである異種婚の、負の背面を一手に引き受けた存在であるように思われます。 --
確かにそうですね。彼もマンドスの呪いの犠牲者なわけですね。テレヒである父を持ったゆえに、ゴンドリンで苦労したりコンプレックスを持ったりしたのかもしれません。彼にとっての不幸は、そんな時そばにいて心から彼を支えてくれる人、たとえばフロドにとってのサムのような人がいなかったことに帰するのかもしれません。彼はそれをイドリルに求めましたが、あまり好かれなかったようですし。それに彼はノルドールの血を引いていますからかなりの才能があったと思います。しかし、それほどの才能を持ちながらも、いや、持っていたが故の苦しみ、というのはきっと彼にとって耐え難いものだったんでしょう。そして、トゥオルとイドリルの結婚に、打ちのめされる。そう考えると、彼が採鉱に打ち込んだのも、必死で自らに鞭打ったのも理解できるような気がします。そして、ついに捕まってしまったとき、自分に無理を強いてきたであろう彼に、モルゴスに対抗する力は残っていなかったのでしょう。彼もまた、ノルドールの傲慢さの犠牲者といえるのでしょうね。どうも、二つ上のコメントは感情的に過ぎたかもしれません --
HoMe2巻にこんな記述が。"Less fair was he than most of his goodly folk, and whispers there were that he had Orc's blood in his vains,~" てことは家柄に加え容姿のコンプレックスもありそうだし、ひどい噂は流されてるし。たしかに苦労してそうです。これじゃ性格歪んで当然かな・・・彼がよく山に分け入ったというのは、一時的にでもそういう環境から逃れたかったから、というのもあるかもしれませんね。この人物、やっぱり気の毒。 --
その親父は自分を殺そうとするし、それを防ごうとした母親が死んでるわけだから。 おまけに処刑される時呪いの言葉は喚き散らす。 そんなクソ親父は殺されて当然!! -- 口臭吐鬼
その息子は、大事にしていたにも関わらず自分の元から勝手に逃げ出すし、しかも自分の愛剣を盗む始末。 こんな酷い裏切りをされて、怒り心頭になっていたのも分かる気も・・・・・・。 -- ねずみ
父親が死ぬとき平然としていたかどうかは、シルマリルの描写からは分からない気が。案外、「こんな時どういう顔したらいいのか分からないの」状態だったのかも。実際あのように拗れた状況に、適切な行動が存在したかどうか… --
ゴンドリンの栄光に憧れながら、禁じられているにも関わらず時折ゴンドリンの外壁の外に出てきて休んでいたあたりに、彼の屈折した心が見えるような気がする。結果フーリンの呼び寄せてしまったモルゴスの手先に捕われることになる。 --
シルマリルの物語では偶然、捕まったとなっているけど初めからモルゴスにゴンドリンを売りつける目的でわざと捕らわれたんじゃないの? マイグリンの卑劣で歪みきった性格からしてありえなくもない。 --
たしかにゴンドリンが攻め込まれた際のこいつは、あまりに非道なことをやらかしている。 エアレンディルを殺そうとしたこと、イドリルの髪を掴んで引きずり回したこと、虚言でもってゴンドリンの民の最後の脱出の機会を封じたことなど最初からモルゴスに買収されていたとしか考えられないことをやらかしている。 詳細を知りたければウェブでゴンドリンの陥落と打って見てください。 マイグリンに対する同情心は一発で吹き飛びます。 -- ピーチ番頭
いくらなんでもそれは下種の勘繰りではないかと… --
HoMe版では、性格は傲慢、酷薄。 容姿は人好きするほど美しくない。 オークの血でも引いてんじゃないのと噂されてたほど。 言い換えれば、こいつには仲間内での評判は良くないのは確か。 エルフよりオークとつるんでたほうが良かったんじゃないの? --
モルゴスと戦う誇り高きエルダールのそれも王族のひとりが己が欲望のために敵に寝返るのはあってはならない恥ずべきもの。 それゆえ、後にマイグリンは偶然、捕まったことにしたのかも。 --
こいつの裏切り行為は、父親から逃げ出した時と処刑される時にもシカトを決め込んでいたときにもあって、最初じゃない。 売りつけたと考えたほうが妥当だと思う。 流石にシルマリルの物語では、黒歴史になっているが。 -- ねずみ
人間と違って、寿命の無いエルフだから、いくら待ったって、チャンスが訪れないから、それなら自ら、チャンスを作り出そうと考えるはず。 考えたくは無いのですが・・・・。 --
手に入れたいと思っていた想い人を外部からやってきた人間如きに奪われた挙句、子供までもうけてしまったのだから面白くなかったかもね。 --
最後の望みとしてモルゴスの誘いに乗ったかもね。 しかし、ゴンドリン陥落の描写を見ていると老若男女問わずの無差別虐殺、激しい略奪行為、龍による徹底した破壊焼却などの旧日本軍がシナでやったとされる三光作戦を彷彿させるものがある。 たとえ、約束が守られたとしても彼に与えられるのは何もかも失ったゴンドリンだった廃墟だろう。 ゴンドリンと運命を共にした最期だったが彼にとっては幸せだったかもね。 --
長いことお預け喰らっていたモノをヨソ者にトンビに油揚げをさらわれるが如く奪われ、ふて腐れて彷徨っているところを拉致られて、脅されたり、エサをぶらさげて懐柔されれば、普通だったらオチるわな --
一言でいえばグリーマのエルフ版ですね。 グリーマ同様、どうしても欲しいモノ(人)を手に入れたくて悪と手を結ぶも手に入れられず悲惨な最期をとげる典型的な小悪党。 卑劣な行いをすれば必ず自分に返ってくる典型ですね。 ただこいつのもたらした被害は、未遂に終わったグリーマの時と違い、一つの国が滅びています。 罪の深さは遥かに重いです。 -- 斎藤チロン
違いといえばグリマは、単なる小悪党だもんね。 --
マイグリンも小悪党ではあるんだけど、器の大きさが地位に見合ってなかったんでしょうね…ノルドの王族じゃなくて人間の平民だったら、ここまで騒ぎが大きくなったりしなかったろうに。 --
闇の森で父親と共にドワーフと親交を深めていけば、彼の歴史と評価は、全く違ったものになっていたかもね。 --
そうそう。 グリマは口先だけのヘタレたペテン師に過ぎないけど、奴は、武勇、知略に優れ、それなりの手柄を立てている。 おまけにHoMu版では、甘言でもって王をたぶらかしたりも。 グリマの強化版と言える奴である。 --
肉体無いから関係無いだろうが、こいつがマンドスの館でどの面下げて上級王家貴族に混じってるのか見てみたい。 --
初期稿のゴンドリンの陥落では容姿も醜い悪党だったのが、教授の中で設定を煮詰めるうちに(ゴンドリンの陥落は何度も書き直されている)次第に母に似た美しい容姿と父から譲り受けた匠の手を持つ、ノルドールの貴族に交じって遜色のない貴公子へと変化していったようである。そしてただの子悪党から、絶望に囚われモルゴスの悪意にからめ捕られて堕ちたエルフへと設定変化していった。 --
マイグリンって200年ちょっとしか生きてないんだな。すごく若死にだと思う。 --
そうなんだよ、そして計算するとマイグリンが両親の死を見たのは、まだ12~13歳頃でエルフが大人になるまで50年はかかる事を考えたら、本当に幼い子どもなんだ。いくらエオルが許しがたいからといって、エオルの処刑を幼いマイグリンに見せたトゥアゴンは分別に欠けていたと言わざるを得ない。トゥアゴンは妹に似た顔をした甥がアレゼルの子供であると同時にエオルの子供でもあるという意識が無かったのだろうか? --
「死ななきゃここは出られないヨ(要約)」発言に(トゥアゴン怖い…)と思い。槍投げ場面では(エオルヤバイww)と思い。処刑に至るスピーディな展開に(そりゃ辛うじて守ってくれそうなのはイドリルくらいに見えるだろうな)と納得した。不憫だ。 --
エルフが大人になるまで50年とはどこの設定ですか? 精神年齢が肉体年齢になる種族だから何歳から成人とか無かった気がする --
↑HoMEのLaws and Customs among the Eldarですよ。エルフは精神的には早熟ですが、肉体的には人間より晩熟で、50年ほどで肉体・精神ともに成熟すると書かれています。 --
ほー --
エオルの予言があるから敢えて叶いそうにない、というか叶ったらむしろ困る望みだけ抱くように心がけていたという真相だったりしたら切ない。 --
思うにトゥオルへの敵意も元を正せば「ゴンドリンからは出さない、でなければ死ね」というゴンドリンの掟に反発して(それが直接の原因ではないが)死んだ父エオルを見ていたマイグリンにとって、ゴンドリンで暮らしながら望み通り外へと帰って行ったフオル(とフーリン)への不快もあったんじゃないでしょうかね。 --
確かに!だからフーリンとフオルがゴンドリンから出る際の会話に出てくるんですね。 --
マイグリンはゴンドリンが出られない場所だと知っていたのかな?彼の両親やゴンドリンに来た経緯を見ていると、彼にも自由にどっか行きたい願望はあったんじゃないかと思う。ストレス溜めてたんだろうな… --
ゴンドリンから飛び出さずにおれなかったアレゼルと、囲まれたドリアスが息苦しくて外で暮らしていたエオルとの息子ですもんね……どう考えても束縛に堪えられるタイプではない。上の方が仰ってるように、時折ゴンドリンから逃げ出して一息つきながらも、結局その内側に戻らないではいられない心性と境遇が彼の屈折の全てな気がします。 --
マイグリンは、トゥオルとエアレンディルとの対比になっていると思う。どちらも英雄となって中つ国から離れていった。
マイグリンはそこまで踏み込めない。ノルドールの勇者王とシンダールの王族兼天才鍛冶師の血を引いているのにも関わらず --
ある日ーパパとー同じくー 投げ落とされたさ~。壁に三回ぶつかりー そして 火の海に消えた~。マイグリ~ン♪ --
彼がイドリルに恋し、歪んだのも、結局はノルドールの非道(同族殺害など)のもたらした呪いだったのだろう --
死に方エグっ…岩壁に三度激突しグチャグチャになって焼かれるって…エルフの死に様とは思えんな… --
もし、第五の合戦で伯父トゥアゴンが戦死していたらマイグリンがゴンドリン王になれたのでしょうか。摂政という役職はそういう意図があって任命されたと解釈して良いものでしょうか。それともイドリルが王位継承で優先されるのでしょうか。 --
マイグリンを捕らえて取引を持ちかけたのはサウロンである可能性もあるらしいですね --
アダル=完堕ちマイグリン説でにわかに注目が集まってる模様 --
Last-modified: 2013-12-08 (日) 20:00:35