ベレン(バラヒルの息子)
- ベレンはめちゃめちゃ格好良いと思います。ものすごい苦労人ですけど……。 -- yue
- 詳しくない人ですが、この人かっこよすぎでは?
- ヌーメノール王朝、ひいてはドゥネダインの首長の祖であり、エルロンドの先祖ですからね、かっこいいのは当然かな(笑) -- Laurelin
- 「ただの人間」が努力によって得ることのできる強さの極として描かれていますね。多分彼以前にも以後にも、ここまでの功を立てた中つ国の民は居ないでしょう。たいしたものです。格好良くて当然。 -- 「ど」の字
- でも…本人の実力というよりも、周囲(フィンロドやファンやルーシエン)の助けがあってこその活躍だったような… --
- その周囲の人たちが協力しようと思わせる事も彼の実力でしょう。 --
- ↑子孫へと受け継がれたエルフの友遺伝子の源かも? というか、エルフに「守ってあげたい」と思わせてしまう何か、でしょうか。--
- たとえば日本神話(特に『古事記』)におけるオオクニヌシ(オオナムヂ)の説話も同様で、周囲の助けによって活躍する主人公が描かれていますね(八十神の迫害、根の国訪問など )。 必要なときに「援助者、助力者が現れる」ということも古来の英雄譚や叙事詩が持つ特徴の1つです。なんでもかんでも一人で乗り越えてしまうのも勿論カッコイイのですが、それだけが英雄の姿ではない、ということが窺えます。 --
- 劉邦みたいに自覚のある人任せなのはアレだけど… --
- 己の自尊心ゆえに自分の力をたのんだトゥーリンは悲惨な最期でしたけどね。まあモルゴスの呪いもあったからですけれど。 --
- 原作「旅の仲間」で、アラゴルンがベレンとルシアンの物語を静かに語るシーンがあります。地味ですが印象深いです。 --
- 映画では物語の一部を話しただけ。 フロド「その人はどうしたの?」 アラゴルン「死んだ」 --
- ベレンが一度死んだ後、また戻ってくるまでの間にトゥーリンの物語が起っているのですね。 --
- シルマリル奪取→涙尽きせぬ合戦→トゥーリンの成長→グラウルング殺し→トゥーリンの死→ナウグラミア入手→シンゴル死去→ベレンの復讐戦 --
- しかしながら、本編を改めて読み返してみると、ベレンってほんと付きまくっていますよね。サウロンのとっ捕まっても生き残るし、何度も死にかけても、その都度ルーシエンに助けられ、最終的に死んでも、ヴァラールの恩寵で生き返るし、この幸運の少しでもトゥーリンに別けてあげたいです。 --
- 分かります。なぜかボクはトゥーリンが好きなのですが、運が悪すぎる。かわいそうです。 --
- べレンとトゥオルは生き返ったりエルフになったり、正統派ファンタジーですが、トゥーリンは現実味があるというか、死ぬもんは死ぬし滅ぶもんは滅ぶみたいなシビアさがありますね。人間とエルフマイアハーフが結婚する世界観なら兄と妹が結婚するぐらい良いじゃないかと思うんですが --
- でも苦労に苦労を重ねてる分、幸運というより悪運強いにも程がある気が・・・あとルーシエンへの愛で心身共に超タフネスになってもはや中つ国のフェニックス一輝(笑) --
- 教授と妻エディスの墓碑銘に「ベレン」「ルシアン」とまで刻ませてるのは、正直どうかと思わないでもない。究極の自己投影ですな…。 --
- そりゃサウロンはもちろん、モルゴスにさえも一杯食わせるよねえ。 --
- こんなに山あり谷ありのカップルに自己投影するとは。4人の子を成しても恋人同士だったんでしょうかネ --
- 根っから、純粋でロマンチストだったのではないかと。。 自分が描いた」小説の世界が大好きだった とも思います。 --
- トールキンは実際結婚に苦労したんですよ。養父からはトールキンが若すぎると交際を禁じられ、年を取ってから結婚を申し込んだら相手はすでに婚約していた。でもその婚約破棄してトールキンと結婚してくれた、とか --
- 教授は生前クリストファ氏に、墓銘の理由を「誰か私に近い心根の持ち主に、記録には留まらない事をある程度分かっておいてほしいと思うからだ。私と、母さんが、子供時代に経験したあの恐ろしい苦しみ(私達はそこからお互いを救出し合ったものの、傷を完全には癒すことができず、後年しばしば私達を打ちのめしたあの苦しみ)のこと、そして、私達の愛が始まった後に、私達が耐え忍んだ苦悩のことを。そうしたこと全てを知れば、時折私達の生活をぶちこわした退行や暗闇も、許しがたく理解しがたいものではなくなるかもしれないし、また、どうしてこうした事が私達の心の奥底までは届かず、私達の若き日の愛の思い出を曇らせることがなかったかを、了解する助けにもなるかもしれない。」と説明しています。 --
- 教授とエディスが大恋愛の末に結婚したというのは有名な話ですが、実は夫婦仲に少なからぬ不和があった事は、それほど知られていません。刺々しく激しい口論が頻繁にあり、家庭内別居に近いものもあったようです。どうも教授にとってベレンとルシアンの物語は、ロマンチックな自己投影等の生易しいものではなく、夫婦仲の深刻な不和を乗り越えて(もしくは、そこから現実逃避して)「愛」を信じて夫婦生活を続けていくための命綱に近いような、深刻な何かであった気配があります。 --
- 家庭内別居というのは、夫婦の寝室が別だったという話でしょうか。それは教授が夜更かしするためと言われていますね。確執に関しては、プロテスタントからカトリックへの改宗問題とか実際色々ありましたが、ともかくそのあたりはJ.R.R.トールキン 或る伝記を読めば少なくとも一部は理解できると思います --
- なるほど。ありがとうございます。この墓碑銘の話が少し唐突な感じがしていたのがそれでわかりました…! --
- 今時のなろう小説みたいな現実逃避的な自己投影と比べればずっと前向きではあるよね --
- モルゴスと配下がルシエンの歌で寝た時、モルゴスを討ち取ることはできなかったのでしょうか。シルマリルを取り戻した後も彼らは寝ていたのですし。 --
- その場に不安がいるか、もしくは強力な武器でも持ってれば出来たでしょうけど……アングリストは名剣ですけど短剣ですしね。ガタイのでかいモルゴスを殺しきるのは難しそうです。 --
- 物語の中では「ベレンとルーシエンの死を見届けたものも、彼らの亡骸の場所に墓標を建てた者もいなかった」とありますが、現実世界で教授と奥さんの墓に名が刻まれたことで、ようやく彼ら二人の墓標が出来たということなんでしょうかね --
- 演出としてはとても切ないですが、教授夫妻も物語のひとつになっていくのを感じます。 --
- 今度出される新作だと初期構想ではベレンもエルフだったみたいですねー。彼が古代エルフの力持ってたら強すぎるような気が…。 --
- 人間のベレンも十分強いよ。クルフィンやケレゴルム相手に大立ち回り演じてるんだから。あの兄弟悪辣だけど間違いなく上のエルフだよ? --
- 私もそう思います。ベレンは、一人で言葉では言い表せないほどの恐ろしい所を突破して、ドリアスに来たのだから。
それにケレゴルムとクルフィンを負かすことできましたし。
でも、疑問に思ったのですが、何でベレンは、ドリアスの魔法帯を突破する力を持っていたのでしょうか? --
- メリアン自身が予言した者であるため、ベレンが通る所では魔法帯の効力を緩めたのかもしれません。 --
- ドルソニオン時代はともかく、その後のベレンはルーシアン、フアン、フィンロドなどに助けられすぎ。シルマリル奪還は90%くらいルーシアンのお陰だし。 --
- そんなこと言ったら、「フロドは結局は自分の意思では指輪を捨てれなかった雑魚」みたいな話になるやんけ。指輪物語を通して語られるのは「1人が持つ圧倒的な力」より「周りへの慈しみや素朴な逞しさを持つ一途な願い」の方が結局は強く、勝利するというものじゃないか。ベレンが例えその身に100倍の強さを与えられようと、ベレンが持つルシアンや生あるもの達への愛情が薄れ、傲慢な誇りが取って代わったのなら、アングバンドにたどり着くことすらできなかったのでは。 --
- なろうじゃん とか言われそう --
- 放浪時代が過酷だったからまぁ...後半からの優遇されっぷりは中つ国史上でもまず無いレベルだけど。少しはトゥーリンに分けてはやれんかったんかと --
- でも片手普通に食われるしな。友となった動物の感謝のために肉も絶つし。父も息子も非業の死を遂げるし。トータルで見たらいくら優遇されてもそんな「幸運」と感じないんだよな、ベレンは。ましてや「なろう」ではなぁ...。 --
- ベレンは主人公補正のかかり方が半端ないが、アレくらいでないとモルゴスに一泡吹かせるのは無理だろう。苦労人でもあるし許容できると思う。トゥーリンに関しては・・グアサングとの相思相愛を全うして欲しいとしか言えない・ -- undefined
- →相思相愛を全うして欲しい なお、冷たい声の模様。「然り、喜んで汝の血を呑もうぞ。わが主人ベレグの血と、不当に弑せられたブランディアの血を忘れるためだ。いかにも汝の命を速やかに奪ってやろう」 --
- そういう理屈抜きに某ちゃんねるでは少しでもかすってたら「なろうじゃん」と言われる -- undefined
- そのあたりはまあ、天下のグアサング様ですから。トゥーリンの死と同時にばらばらにへし折れ、ダゴールダゴラスでトゥーリンと一緒に復活して戦うそうですから、ルーシエンと比較するにそん色ないのではないかと。 -- undefined
- →ダゴールダゴラスで共に戦う なお、心を許したとは言ってない。彼(グアサング)にとって、トゥーリンは自らを振るうに足る、またとなき世界で唯一無二の比類なき振るい手ではあったのでしょう。ただ、彼の「主」ではなかったのだと俺は感じてます。 --
- 運命に縛らる事はない筈の人間のベレンが なぜ運命に導かれてルーシエンと合うんだろ タゴールダグラスにおいてマンダスの館から復活して舞い戻ったモルゴスを打ち倒すという予言と言い変な話しだわ 負の運命には縛られないみたいなもんか? --
- 「他の者にとって運命も同然であるアイヌアの音楽を超えていくことができる」のであって、運命に縛られないわけではない --
- はぇ〜今初めて正式な意味を知ったわ なんかトンチみたいね --
- インドのノーベル賞詩人がジェット戦闘機でサルディニア島から飛び立ってトゥーリン助太刀にはせ参じる幻影を見ました。 --
- ベレンとルーシエンで検索すると弓をもってる事が多いがが弓なんか使ってたっけ? --
- 蘇った時に片手はどうなったんだろう --
- 隻手という呼び名が後世まで残るくらいだから、生えてこなかったんでしょうねえ。ヴァラールも気が利かないとも思いますけど、ベレンの片手は中つ国で最も偉大な役割を果たした上で失われたものですから、ある意味中つ国の歴史とセット視されてそのままの形でアマンに返されたんでしょうね。もしベレンが「片手を戻すか」と万が一問いかけられたとしてもシンゴルの前で失われた右手を掲げたが如く、染み入るような笑顔で私には不要とやんわり断る気もします。以上、妄想っす。 --
- フック船長やライダーマンのように、仲のよい腕利きの工人にルーシエンさんのアイディアも交えて役に立つ義手をいろいろ作ってもらい、とっかえひっかえしながら便利に楽しく暮らしたのかもしれません。 --
- 邦訳出版決まったようで --
- いつ、出版されるのでしょう? -- 斎藤チロン
- 出版情報どうもありがとうございました。嬉しいけれどもなんか怖いような・・でもしょうこりもなく買って、またしゃぶりつくすように読んでいるわたくしめやみなさんのすがたがみえます。 --
- 生没年2に享年34とあるけどこういう場合の年齢の書き方はどうするのが良いのだろう。最初の人生のまま復活して赤ん坊から再スタートでないのなら68が正解な気もするけど --
- ルーシエン共々魂が吹き込まれて復活と思いたい 赤ん坊から再スタートでなく --
- ルーシエンと会うまで彼は童貞でもおかしくないんだが、初対面の立ち振る舞いはプレイボーイ顔負け。
まさに英雄である。 --
- なぜ、ベレンはメリアンの魔法帯を突破する事ができたのでしょうか? --
- あなたよく、「なぜ、なぜ」って聞いてますがこの記事内にもその答えありますし、興味があるなら原作読む方がお勧めですよ。
ショート動画みたいに結末だけを知りたいならchatGPTに聞いた方が早いです。 --
- 自分は質問者ではないが、シルマリル読んで「良く云うように運命の導き」「ベレンの卓越した能力(最低でも蜘蛛の群れくらい倒せないと)」「トゥーリンのように邪悪な意思の影響下にない」くらいの答えしか得られなかった口だ。トールキンも明言を避けてる話題でありまともに考察すると口論になる種とみている。「既出の話題はよろしくない」っていうと、新規性の高い話題を求めてるのかな? --
Last-modified: