#author("2022-10-20T11:56:33+09:00;2011-05-20T08:21:20+09:00","","")
#author("2022-10-20T11:57:15+09:00;2011-05-20T08:21:20+09:00","","")
* マエズロスの&ruby(へんきょうこく){辺境国}; [#r9e2d2e2]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|March of Maedhros|
|~異訳|マエズロスの辺境|
|~その他の呼び名|東の辺境国(eastern March)、東の辺境(east marches)|

** 解説 [#Explanation]

[[ゲリオン]]川の二つの水源の北方、[[ヒムリング]]の丘の周辺に広がる土地。長兄[[マエズロス]]を筆頭とする[[フェアノールの息子たち]]によって守られていた。
他の土地に比べ北方への防壁となる山や川が少なく、[[モルゴス]]の本拠地[[アングバンド]]からの攻撃に対して無防備だった。マエズロスはこの辺境地に退いて防衛を引き受けることで、激越な気性の兄弟たちが他の[[エルダール]]と争いを起こすことを回避するとともに、後背地となる[[東ベレリアンド]]を事実上手中に納めた。

辺境国の本拠は[[ヒムリング]]山頂の砦にあり、[[マエズロス]]が住まった。ヒムリングの東、[[大ゲリオン]]と[[小ゲリオン]]に挟まれた丘陵の切れ目は[[マグロール]]が守備したため、[[マグロールの山間]]と呼ばれた。ヒムリングの西にある[[アグロン]]の山道は[[ケレゴルム]]と[[クルフィン]]が強力な武力で守護し、その後背[[ヒムラド]]を領有した。マグロールの山間より東の[[レリア]]山周辺の土地は[[カランシル]]が守護して[[サルゲリオン]]を領有し、[[青の山脈]]の[[ドワーフ]]との交易で莫大な富を獲得した。これより南の緑の森には後に[[エストラド]]と呼ばれる地に[[アムロド]]と[[アムラス]]が住んだ。

しかし[[ダゴール・ブラゴッラハ]]の合戦で守りは突破され、ヒムリングの丘に拠るマエズロスを除いて兄弟たちは領国を失った。[[ニアナイス・アルノイディアド]]の大敗によってマエズロスもヒムリングを逐われると、[[フェアノールの息子たち]]は[[青の山脈]]の山麓に逃れて[[緑のエルフ]]たちに交じり森の暮らしを送るようになった。
しかし[[ダゴール・ブラゴッラハ]]の合戦で守りは突破され、ヒムリングの丘に拠るマエズロスを除いて兄弟たちは領国を失った。[[ニルナエス・アルノエディアド]]の大敗によってマエズロスもヒムリングを逐われると、[[フェアノールの息子たち]]は[[青の山脈]]の山麓に逃れて[[緑のエルフ]]たちに交じり森の暮らしを送るようになった。

** コメント [#Comment]

#pcomment(,,,,,,reply)