#author("2018-05-30T22:36:58+09:00","","")
#author("2019-12-30T18:22:32+09:00;2017-10-05T03:11:04+09:00","","")
* イブン [#s2d6f40a]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Ibun|
|~種族|[[小ドワーフ]]|
|~性別|男|
|~生没年|未詳([[第一紀]])|
|~親|[[ミーム]]|
|~兄弟|[[キーム]]|
|~配偶者|なし|
|~子|なし|

** 解説 [#Explanation]

[[小ドワーフ]]の[[ミーム]]の息子で、[[キーム]]の兄弟。
ミームが[[トゥーリン]]率いる[[ガウアワイス]]を[[バル=エン=ダンウェズ]]に案内した後、共にそこで生活していたが、父と外に出た時に二人して[[オーク]]に捕らえられた((『[[The Children of Húrin]]』によると、イブンは人質に取られ、ミームを脅迫するために利用された。))。
その後どうなったかは不明だが、[[ナルゴスロンド]]の廃墟に入り込んだミームは'''わが同族の最後の者'''と名乗っているため、どこかで命を落としたようである。

**[[Iron Crown Enterprises]]による設定 [#j751ca92]

[[オーク]]に捕らわれたその後の運命について語られている。

[[バル=エン=ダンウェズ]]で[[ガウアワイス]]とオークが戦っている中、イブンは父[[ミーム]]と共に安全な場所に潜んで事が収まるのを待とうとした。だが、ミームは混乱に乗じて[[ベレグ>ベレグ(ドリアス)]]を殺そうとして失敗し、逃亡した。オークたちが引き上げた後、イブンもわずかな家財をまとめて、荒廃した住居を去った。
その後数年間、遠い昔に離別した母方の親族の行方を探して、荒野を放浪した。やがて[[ナルゴスロンド]]の廃墟の噂を聞き付けたイブンはそこへ忍び込み、財宝の中に隠れていたミームと再会した。[[龍]]が戻ってくるのを案じたイブンは、自分と一緒に洞窟から出ようと、七日間にわたって父親を説得したが、ミームは頑として応じなかった。そこでイブンは[[エルフ]]の財宝の中から自分の取り分を見繕うと、長年一緒に暮らした父に別れを告げて廃墟を後にした。
後に[[カルドラン]]となる[[エリアドール]]南部で母方の一族に合流したイブンは、財宝を元に[[小ドワーフ]]の居住地の長となった。

エルフへの憎しみを捨てられず、身を滅ぼすことになったミームよりも、まだ幾らかの思慮分別がある人物であったと記録されている。

** コメント [#Comment]

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