* エレンドゥア [#tbaa8d37]
#author("2022-09-19T01:59:43+09:00;2021-10-23T00:03:20+09:00","","")
- アルノール9代目の王エレンドゥル(Elendur)については、[[エレンドゥル(ヴァランドゥルの息子)]]を参照してください。
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* エレンドゥル [#tbaa8d37]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Elendur|
|~その他の呼び名||
|~異訳|エレンドゥア|
|~種族|[[人間]]([[ドゥーネダイン]])|
|~性別|男|
|~生没年|[[第二紀]]3299年~[[第三紀]]2年|
|~親|[[イシルドゥア]](父)|
|~兄弟|[[アラタン]]、[[キアヨン]]、[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥアの息子)]](弟)|
|~生没年|[[第二紀]]3299年~[[第三紀]]2年(享年144)|
|~親|[[イシルドゥル]](父)|
|~兄弟|[[アラタン]]、[[キルヨン]]、[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥルの息子)]](弟)|
|~配偶者|不明|
|~子|なし|

** 解説 [#Explanation]

[[イシルドゥア]]の長男で、[[アラタン]]、[[キアヨン]]、[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥアの息子)]]の兄。祖父の[[エレンディル]]に非常によく似ていたと言われる。
[[イシルドゥル]]の長男で、[[アラタン]]、[[キルヨン]]、[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥルの息子)]]の兄。
イシルドゥルから最も寵愛を受け、全幅の信頼を寄せられていた。

エレンドゥアは、エレンディルやイシルドゥア、兄弟や[[忠実なる者]]達と共に、[[ヌーメノール]]の没落を逃れて[[中つ国]]へと漂着。その後に起こった[[最後の同盟]]の戦いでは、ほぼ終始イシルドゥアと行動を共にして戦った。
最後の同盟の戦いの後、エレンドゥアは兄弟やイシルドゥアと共に[[アルノール]]へと向かう途中、[[あやめ野]]で[[オーク]]の攻撃を受ける。その時、エレンドゥアは自分は最後まで戦う代わりに、イシルドゥアに[[一つの指輪]]を持って脱出することを促した。その結果イシルドゥアは指輪の力を使って透明になり逃げたが、結局イシルドゥアもエレンドゥアも死んだ。
エレンドゥルは、エレンディルやイシルドゥル、兄弟や[[節士派>節士]]と共に、[[ヌーメノールの没落>世界の変わる日]]を逃れて[[中つ国]]へと漂着。その後に起こった[[最後の同盟]]の戦いでは、最後の[[滅びの山]]での挑戦を除いて終始イシルドゥルと行動を共にして戦った。

>「[[イシルドゥア]]の息子のうち上三人は皆[[最後の同盟]]で戦ったが、次男のアラタンと三男のキアヨンは[[モルドール]]侵攻にも[[バラド=ドゥーア]]包囲網にも加わっていなかった。[[サウロン]]が[[ギル=ガラド]]とエレンディルから逃れて[[キリス・ウンゴル]]から抜け出し、[[ドゥーネダイン]]に復讐しようとする場合に備えて、イシルドゥアが[[ミナス・イシル]]の砦に配置したからである。しかしイシルドゥアの世継ぎで愛し子のエレンドゥアは([[オロドルイン]]山頂での戦いを除き)戦いの間中父と行動を共にし、全幅の信頼を得ていた。年代記によれば、イシルドゥアの長男は[[第二紀]]3299年に生まれたという(イシルドゥア自身は3209年に生まれた)。」
戦いの後、エレンドゥルは兄弟やイシルドゥルと共に[[アルノール]]へと向かう途中、[[あやめ野]]で[[オーク]]の攻撃を受ける。その時、エレンドゥルは自分は最後まで戦う代わりに、イシルドゥルに[[一つの指輪]]を持って脱出することを促した。その結果イシルドゥルは指輪の力を使って透明になり逃げたが、結局イシルドゥルもエレンドゥルも死んだ。
エレンドゥルの遺体の下からは従者の[[エステルモ]]が救出され、彼を通してイシルドゥルとエレンドゥルの最期の状況が後世に伝わった。

>「かくて王となるべき定めでありながら、エレンドゥアは命を落とした。彼を知る者が皆予言したとおり、力も知恵も、威厳ありながら傲慢さとは無縁な気性も、王に相応しいものだったのに。エレンディルの子孫の中でも最も偉大で美しく、誰よりも祖父に似ていた。
(イシルドゥアがあやめ野で殺されてから数千年後)、[[エルロンド]]のようにエレンドゥアを記憶にとどめるものは、彼と体つきも気性もうりふたつの[[エレスサール王>アラゴルン二世]]に驚いたものだった。一つの指輪と[[サウロン]]が滅びた[[指輪戦争]]で勝者となったエレスサール王は、ドゥーネダインの記録によればエレンドゥアの弟[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥアの息子)]]から数えて38代目の子孫である。(サウロンの配下に殺された)エレンドゥアの復讐が遂げられるまで、かくも長き年月がかかったのだった。」(([[終わらざりし物語]]「[[あやめ野]]の惨劇」より))
>かくしていずれ王になるはずであり、かれを知る人すべてが予言していたように、強さと叡智に、またよけいな自尊心のない威厳において、もっとも偉大で、[[エレンディル]]の子孫の中でもっとも美しく、祖父に一番似ていたエレンドゥルもここに倒れたのである。((『[[終わらざりし物語]]』「あやめ野の凶事」))

[[アラゴルン二世]]は心身ともにエレンドゥルに生き写しであったという。

** コメント [#Comment]

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