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RAINBOW SIX 体験版をプレイしよう!

RAINBOW SIX の体験版をダウンロードして試してみたという人は結構いるようである。しかしこのゲームは戦闘での判定がかなりシビアなため(一発食らっても死の危険がある)、難しいゲームと思われがちで、そのため製品版を買うのを敬遠される傾向が大きい。これは不幸なことである。まず第一に、これほど面白いゲームを敬遠するということにおいて、第二に、このゲームは決して難しいゲームではないということにおいて。
そこでここには、RAINBOW SIXの体験版をプレイする人、またこのゲームを始めてプレイする人のために、このゲームのプレイ方法やこつなどについて掲載する。

取り敢えずは体験版をダウンロードしてみよう。体験版はRED STORM ENTERTAINMENTからダウンすることが出来る。体験版ではMISSION 1 "STEEL WIND"をプレイすることが出来る。

まずゲームを起動してSINGLE PLAYERを選択し、NEW CAMPAIGNで新しいプレイデータを作成しよう。このときに ROOKIE、VETERAN、ELITE のどのレヴェルにするのかを選択する。ROOKIE(新兵)が一番簡単で、ELITE(エリート)が一番難しい。1シナリオしかプレイできない体験版で ROOKIE だと少々物足りないので、ここでは VETERAN を選択してみよう(勿論貴方がチャレンジャーなら ELITE でも構わない)。

INTEL この任務では、"FREE EUROPE"を名乗るグループに大使館が占拠され、人質が取られた。その人質を救出するのが任務である(人質はROOKIEだと1人、VETERAN以上だと2人)。そのあたりの詳しい情報、背景説明などが BRIEFING と INTEL の画面に表示される。この辺の日本語訳は、日本語簡易マニュアルに付属している。取り敢えず先へ進もう。画面上の右矢印をクリックすると次の画面に進む。
そしてティームメンバーを選択する画面になる。これから先はメンバーを選び(ROSTER SELECTION)、装備を選び(KIT)、ティーム編成を決め(TEAM ASSIGNMENT)、突入計画を決定する(PLAN)ことになるのだが、いきなり最初からそんなものを作れといわれても何が何だか分からないだろう。だからこの画面も先に進むを選択すると "USE DEFAULT PLAN?"と言ってくるのでそれに YES と答えよう。こうすれば最初から決められた計画を使用することが出来る。取り敢えず慣れるまでこの作戦計画を使用してみよう。あとは"EXECUTE MISSION"で実行に移る。作戦開始開始直前

ティームは最大8人を4つのグループに分けることが出来るが、この作戦計画では2、3、3と3つのグループに分けられている。プレイヤーはそのグループのうちの1つのリーダーとなるのだ。ゲームを開始すると目の前をメンバーがたったっと進んでいくのが見えるだろう。自分が操作する以外のグループは、作戦計画に従って自動的に行動するようになっている。では自分のグループも動かしてみよう。

ディフォルトのキーバインドでは、カーソルキーの上下で前進、後退、左右でサイドステップ、マウスで見ている方向(と照準)を移動させる。だから普通はマウスを左右に動かして進みたい方向を見て、カーソルキーで前進することになる。またマウスの右ボタンを押しながらカーソルキーを押すことによって走ることが出来、シフトキーを押しながらカーソルキーですり足による移動が出来る。自分が動いたらティームのメンバーがついてくるのも分かるだろう。またマウスの左ボタンは武器の使用になっているので、間違って発砲しないように。

別のティームを操作したいときには、PAGE UP 或いは PAGE DOWN キーを押すと操作するティームを操作することが出来る。そうすると直前まで操作していたティームは、コンピューターによる自動行動に戻る。

マップ画面ゲーム画面 さて、ところでどこへ行けばよいのだろう? このゲームでは他の3Dシューティングのように、気の向くままに進んで気の向くままに敵を倒すというわけにはいかない。そのために作戦計画があるのだ。画面下に表示されているマップを見ると、自分とティームメンバーの位置が表示されている。そして自分から先の方に延びている線が、作戦計画による次の移動目標地点を表しているのだ。このマップは [ キーと ] キーで拡大縮小させることが出来、M キーを押すことによって全マップ表示画面に切り替えることが出来る。ゲーム画面に戻りたければ M をもう一度押そう。ちなみにマップを見ているときでもゲームはリアルタイムに進んでいるので注意しよう。
マップでは自分と味方は水色、人質は白、敵は赤で示される。マップ上には味方と人質の位置は常に表示されるが、敵は死角に入っていたりするとマップには現れない。だが MISSION 1 では、すでに大使館の中に監視装置が取り付けられているという設定なので、マップ上で全てのテロリストの位置を確認することが出来る。だから注意してマップを見よう。

ドアを開ける梯子を上る さて、ティームによっては梯子を登らなければならないはずだ。梯子を上り下りするには、梯子の前でテンキーの 0 を押すと梯子に捕まることが出来、そこで 0 を押したままカーソルキーの上下を押すことによって上り下りできる。0 キーを離すと梯子から飛び降りる。梯子に捕まっているときは武器の扱いが一切出来ないので注意。0 キーは他にも、ドアを開ける、セキュリティを解除する、爆薬を解除する、盗聴装置を設置するなどのミッションに欠かせない行動を起こすときにも使われる。それらの動作を行うときには全て 0 は押しっぱなしで処理には時間がかかり、その間 0 を離すと最初からやり直しになる。

話を戻そう。作戦計画通りに歩いていると扉の前まで辿り着くはずだ。扉を開ける前に画面右下のステータス表示画面に注目してみよう。ティームの色別に分けられたステータス表示画面が、ENGAGING から WAIT-A に変わることと思う。これは『命令 A(Alfa) を待って待機中』と云う意味なのである。今までに無線で他のティームから"In position"という声が聞こえなかっただろうか? これも『位置に着いた』ということで、命令を待って待機中になっているということなのである。
さてこの命令『ゴー・コード(GO CODE)』は、ティームに命令あるまでその場に待機させるものである。
GO CODEはA(Alfa)、B(Bravo)、C(Charlie)、D(Delta)の4種類が定義されている。古キーの Q、W、E、R がそれぞれの GO CODE を発令するキーになっており、それを押すと"Alfa GO!"という命令と共にティームは行動を再会する。
注意することは、例えば現在 WAIT-A になっているティームに A 以外の GO CODE を与えても行動を起こさないということ、またティームのステータスが WAIT-A となる前に"Alfa GO!"として、それからティームが WAIT-A の状態になったら、もう一度 A の GO CODE を与えてやらねばならないこと、WAIT-A のティームが複数ある時に"Alfa GO"とすると、WAIT-A のティーム全てが行動を開始すると云うこと、である。
この GO CODEを使うと、待機している間に操作を人間に切り替えたり、ティームに時間差で行動を起こさせたり、同時に同じ行動を取らせたりということが出来るのだ。詳しくは作戦立案の時に説明するとして、今は取り敢えず他のティームが A の GO CODE を待って待機しているということだけ分かればよい。
この GO CODE はプレイヤーが操作するティームにも適用される。プレイヤーの操作するティームは別にいくらでも作戦計画以外の行動がとれるのだが、画面下のマップ表示はあくまで作戦計画に忠実で、作戦計画に WAIT-A があると、その地点で GO CODE が発令されないと新たな移動先指示は表示されないのである。

さて、全てのティームが突入位置に着いたら、GO CODE を発令…する前に武器の使い方を確認しておこう。マウスの左クリックで発砲、DELETE キーでマガズィン交換、テンキーの . で武器のセーフティ/セミオート/3点バースト/フルオートの切り替えになっている。マガズィン交換はかなり時間のかかる行動で、敵の前で弾切れになったらそれは死を意味する。だから今使用しているマガズィンの残りはこまめにチェックしておこう。発射弾数の変更はあまり使わない。プロフェッショナルならセミオートにして ONE SHOT ONE KILL がそれらしいと思われがちだが、一発発射しただけでは威力の低い拳銃弾では確実に相手を倒せるとは限らないのである(勿論はずれる危険もある)。だから銃はフルオート、せめてバースト(トリガーを1回引くと3発発射する)にしておくのが良い。銃弾は(実戦でも)相手が倒れるまで撃ち込むのが基本だ。『頭に一発、胸に一発』などという事は言っていられない。
フルキーの 1、2、3、4 で武器の変更が出来る。1 でメインアーム、2 で拳銃などのサイドアーム、 3 と 4 で手榴弾などのその他の装備品を使用できる。またこのマップではほとんど使用の機会はないが、CONTROL キーを押すことによってスナイパーモードに入る。こうすると照準付近が拡大表示され、遠くの目標を狙いやすくなる。

ではいよいよ突入だ。ドアを開けるには何種類かの方法がある。テンキーの 0 を押し続ける方法。これはドアに鍵がかかっていると、その鍵を破るのに時間がかかってしまう。ドア破壊用の爆薬を仕掛けるという方法もあるが、勿論その爆薬を持っていて、それを仕掛けないとならない。ショットガンでぶち破るという方法もあるし、弾を結構消費するがその他の銃でもぶち破ることが出来る。手榴弾で破壊するという非常に強引な方法もあるが、これは止めておいた方がよい。
Q キーを押して"Alfa GO!"を発令すると、別々の場所で待機していたティームが一気に突入する。自分のティームも突入することになるのだが、目の前の扉には鍵がかかっている。作戦計画によってはティームメンバーがショットガンなりでぶち破ってくれるが、そうでなければ自分で開けなければならない。鍵をこじ開けるのには時間がかかるので、他のティームに突入命令を出す前に鍵だけ開けておくという手段もある。

突入2突入1 あとは内部での戦闘だ。MISSION 1 の場合は内部での戦闘は特に何も考える必要はない。迅速に行動して敵を撃つのだ。マップをよく見て誤撃をしないように注意しよう。勿論、全てが作戦計画通りに進むとは限らない。無線からティームメンバーの悲痛な叫びが聞こえてくることもあるだろうし、自分が倒れてしまうこともあるだろう。自分の操作しているプレイヤーが死ぬか無力化させられると、別のキャラクターを操作するように切り替わる。画面右下のステータス表示で、KIA (Kill In Action) と表示されているのは全滅してしまったティームだ。そうなったらそのティームが実行する予定だった行動を、別のティームが行わなければならない。

エスコート救出 さて、敵を排除して人質のところに到達することが出来ただろうか? 人質をつれていくには、交戦規則(ROE)を ESCORT にしなければならない。作戦計画に設定されていれば自動的に変更されているが、そうでなければ INSERT を押して自分で変更しよう。何回か押すと ESCORT になるので、そうすれば人質が立ち上がってティームの後をついてくる。後は人質を脱出ゾーンまで誘導してやればよい。建物内の全テロリストが死亡して脅威が無くなるか、全ての人質が脱出ゾーンに誘導されると任務完了となる。プレイヤーの操作している以外のティームが人質を救出して、いきなり終わるように見えることもあるだろうが。逆にティームが全滅するか、人質が死亡すると任務は失敗となる。

作戦終了 さて、戦闘はどうだっただろうか? 恐らく任務は成功しても、ティームから何人かの犠牲者が出たと思う。何せ非常にシビアなのだ。体験版の場合は後のことを考えなくても良いので、どんなにティームが損害を出そうと人質さえ救出できてしまえばよいが、製品版でキャンペーンとなると話は違う。死んだ隊員は勿論その後のミッションには参加できないので、どんどん戦力が下がってしまうからだ。そのためたとえ任務が成功したとしても、より少ない損害になるように何度もやり直すことになるだろう。そうやって経験を積んでいくのだ。

さてここで『レティクル』というものについて説明しておこう。ゲームをプレイしていると、時々照準表示の円が大きくなり、また小さくなるということが起こっているのに気がつくだろう。この円は、発砲したときに弾はこの円の中のどこかに着弾するということを示している。つまり弾丸は同じ方向に撃っても、必ず同じ場所に着弾するとは限らないのだ。ではどういうときにこのレティクルが大きくなるのか? 例えば走っているときよりも歩いているときの方がレティクルは小さく、さらに歩いているときよりも止まっているときの方がレティクルは小さい。そして咄嗟に銃の方向を変えたとき、負傷したとき、何らかの衝撃を受けたとき、銃を撃って反動により銃口がぶれたときなどである。
ステータスバー では画面下のステータス画面について復習してみよう。
一番左はマップ表示。[ キーと ] キーで拡大縮小させることが出来、M キーで全画面マップ表示とのトグルになる。マップには作戦計画による次の移動ポイント、味方、人質、敵が表示される。\ キーを押すと、マップの中心になるキャラクターが変わる。

その右、30 RDS というのは現在のマガズィンの残り弾数、4 CLP はマガズィンの残り数である。その隣の弾の絵は、銃のセレクターがセーフティ/セミオート/3点バースト/フルオートのどれになっているかを示す(画像ではフルオートになっている)。その右は、プレイヤーが操作しているキャラクターが現在手に持っている武器(或いは装備品)のグラフィックである。
その下の HK MP5 A2 とか Flashbang は、プレイヤーが操作しているキャラクターの装備品が示されている。フルキーの 1 から 4 を押すことで装備を変更でき、左上が 1 、右上が 2 、左下が 3 、右下が 4 に対応している(画像では3種類しか装備されていない)。

プレイヤーキャラクターの顔の下には現在プレイヤーが操作しているティーム名、ROE (交戦規則)と SPEED (移動速度)が示されている。ROE は ENGAGE (前進し、敵を発見したら交戦)、ADVANCE (前進を優先し、進路上の敵のみ排除する)、CLEAR (周囲を制圧する)、ESCORT (人質を誘導する)がある。なお CLEAR を広すぎる場所で適応すると、ENGAGE と同じ動作になる。ROE は INSERT キーで変更できる。
SPEED は BLITZ (一番移動及び反応速度が速いが誤射の危険が高い)、NORMAL (通常)、SAFELY(誤射の危険は低いが反応速度も遅い)、の3種類がある。SPEED は BACKSPACE キーで変更できる。SPEED はプレイヤーがティームを操作している場合は、常にプレイヤーの移動速度にティームがついてくるのであまり意味を持たない。

その下の HOLD が点灯しているときは、ティームに待機を命じてプレイヤーキャラクターが単独で動いているときである。これは HOME キーで切り替えることが出来る。
右にはティームメンバーの名前、服装、心電図が表示される。心電図表示は緑の時は正常、黄色の時は負傷(射撃命中率が落ちる)、オレンジの時は無力化(重傷で倒れて戦闘不能)、赤の時は死亡である。

一番右は各ティームの状況を示す。文字は ENGAGING や CLEARING だとそれぞれの ROE に従って行動中、WAIT-A で A の GO CODE を待って待機中、KIA だとそのティームは全滅している。
緑色の小さな四角は、そのティームのメンバーの状態を示す。例えば四角が 3 つあり、緑が 2 つ、黄色が 1 つだったとすると、そのティームは 2 人が正常の状態で、1 人が負傷しているという意味である(色の意味は心電図と同じ)。操作するティームを変更するときは PAGE UP 或いは PAGE DOWN のキーで行う。

慣れてきたら自分で作戦計画を作ってみよう。ティームに参加するメンバー、装備、ティーム編成を決定する。作戦計画では WAYPOINT を各所に置いていくことになる。コンピューターが操作するキャラクターは、この WAYPOINT を順番に辿っていくのである。そして WAYPOINT の間では、ROE と SPEED を設定することが出来る。ウェイポイントを選択して WAIT GO CODE を設定すると、その場所で GO CODE が出るまで待機させることが出来る。WAYPOINT を部屋の前に置くと、ドアを破壊する、部屋に閃光手榴弾を投げ込む、部屋に破片手榴弾を投げ込むという行動を設定することが出来る。この行動を WAIT GO CODE と組み合わせることで、GO CODE が出たら部屋に閃光手榴弾を投げ込むというように、アクションを組み合わせることも可能だ。これらをあわせると、例えば BLUE ティームが GO CODE A が出たら部屋に閃光手榴弾を投げ込む。GOLD ティームは部屋の前で GO CODE B を待たせて待機し、それから部屋に突入するように設定しておく。すると BLUE ティームが部屋に閃光手榴弾を投げ込み、それが炸裂すると同時に GO CODE B を出して GOLD ティームを突入させるということもできるのである。

どうだろうか。このゲームはシビアであるがシンプルに出来ており、決して複雑なものではない。他の 3D シューティングゲームよりアクション性も低く、「アクションゲームは苦手」という人でも楽しむことが出来る。それでは体験版を楽しんで欲しい。そうしたら製品版を購入して世界を救う戦いを始めるのだ。

ディフォルトキーバインド一覧(ゲーム画面)
移動 前進
後退
左に平行移動
右に平行移動
END かがむ
SHIFT すり足
マウス 方向の変更 上下左右
左クリック 射撃
右クリックしたまま移動キー 走る
アクション KEYPAD 0 アクション
マウス左ボタン 武器の発射
DELETE マガズィン交換
KEYPAD . 火力レート変更
1 武器 1 に設定
2 武器 2 に設定
3 武器 3 に設定
4 武器 4 に設定
ティーム Page Up プレイするティームリーダーの変更(戻る)
Page Down プレイするティームリーダーの変更(進む)
HOME 待機をティームに指示
Insert ROE モードの変更
Backspace ROE スピードの変更
S ステータスレポート
Q GO-CODE Alfa を指示
W GO-CODE Bravo を指示
E GO-CODE Charlie を指示
R GO-CODE Delta を指示
視点関係 Ctrl スナイパーモードのトグル
N ナイトヴィジョンのトグル
F1 視点切り替え
= メイン画面拡大
- メイン画面縮小
M フルスクリーンマップ・トグル
] マップ拡大
[ マップ縮小
\ マップ上に次のメンバーを表示
コミュニケーション " チャットモード切り替え
Enter ティームチャット切り替え
Space 無線メッセージ送信
オプション A 自動照準トグル
F2 スクリーンショット
F3 ターゲットレティクル・トグル
F12 サーバーコントロールダイアログ表示

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