#author("2022-08-28T20:08:13+09:00;2017-06-13T02:30:23+09:00","","")
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* ところざわ村にいたる道 [#s0c8a1a6]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Stock Road|
|~異訳|切株村にいたる道|
|~その他の呼び名|切株村に出る道((邦訳『[[新版]] [[指輪物語]]』固有名詞便覧([[豊水谷]]の項)))|

** 解説 [#Explanation]

[[第三紀]]3021年9月21日に[[ホビット村]]を出発した[[フロド・バギンズ]]と[[サムワイズ・ギャムジー]]が、[[末つ森]]へ向かう時に通った道。道中で二人はかつてフロドが[[ナズグール]]から身を隠した木や、朽ちかけた[[樫]]の大木を通り過ぎた。

*** くり窪への道 [#yc8de9f8]

この道はその経路や、上記の特徴的な木の登場から、[[大いなる年]]の3018年9月23日から24日にかけて[[フロド・バギンズ]]、[[サムワイズ・ギャムジー]]、[[ペレグリン・トゥック]]の三人が[[袋小路屋敷]]から[[くり窪]]に向かう時に利用した、[[緑山丘陵]]の北側を東西に横断する道と推測される。

>すぐに三人は狭い道に出ましたが、その道はうねうねと起伏して上り下りし、その先は前方の闇の中に消えていました。これは[[森間村]]と[[ところざわ村]]、それに[[バックルベリの渡し場]]に出る道です。道は[[豊水谷]]を通る本道から分かれて上り道となり、[[緑山丘陵]]の麓に沿って、[[東四が一の庄>四が一の庄#East]]の辺境、[[末つ森]]に伸びていました。((『[[旅の仲間>指輪物語/旅の仲間]]』「三人寄れば」))

馬車には向かない道で、[[末つ森]]へ行く者も少ないため、あまり利用されない道であるという。道は途中で北側に折れ、そこでは[[森間村]]へ向かう小道が分岐している(三人はこちらの小道を進んだ)。その後、道は[[エール村]]の低地を通り、[[沢地の国]]の北の外縁を回って、[[ところざわ村]]の北で[[ブランディワイン橋]]から南へ伸びる土手道に合流する。

>「[[渡し場>バックルベリの渡し場]]は[[森間村]]の東だ。しかし道はずっと左に曲がっている――あそこでずっと北の方に曲がってるのが見えるだろう。[[沢地>沢地の国]]の北のはずれを回って、[[ブランディワイン橋]]から出ている土手道に[[ところざわ村]]の上手でぶつかっている。」((『旅の仲間』「茸畑への近道」[[末つ森]]の高台から東を眺めた[[フロド>フロド・バギンズ]]の言葉))

この道で24日に三人は[[ナズグール]]に二度遭遇した。一度目は分岐点の手前の道で、この時フロドは道の傍に生える木の裏に隠れながらナズグールを目撃した。二度目の遭遇は森間村へ向かう小道で、この時は[[ギルドール>ギルドール(フィンロド王家)]]率いる[[上のエルフ]]の一団が通りかかったことでナズグールは退散した。
『[[終わらざりし物語]]』によると、この時のナズグールは[[ハムール]]である。

*** 地図上での道 [#ifb01855]

[[ホビット庄の地図>http://arda.saloon.jp/map4.html]]にもそれらしき道が描かれているが、名称は書かれていない。また、地図に描かれた道と『[[指輪物語]]』本文中での描写には以下の相違がある。

:タック村との繋がり|地図上で道は西の[[タック村]]まで伸びているが、本文中でそのことは触れられていない。
:タックバラとの繋がり|地図上で道は西の[[タックバラ]]まで伸びているが、本文中でそのことは触れられていない。

:東街道との繋がり|原書初版(1954年)の地図では[[ホビット村]]の南で[[東街道]]からこの道が分岐しており、本文中の描写と一致する。だが原書第二版(1966年)の地図では東街道と繋がる部分の道は取り消された。

:土手道との繋がり|上記の引用にあるように、本文中で道は[[ところざわ村]]の上手で土手道と合流するが、地図中ではところざわ村の中で合流するように描かれている。

** コメント [#Comment]

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